シークレット・ドクトリン

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シークレット・ドクトリン』(The Secret Doctrine)は、ブラヴァツキー夫人の著作。日本語では「秘密教義」とも表記する。彼女が実在を主張する古代文献『ジャーンの書』の逐語訳に注釈を加えるという形をとっている。世界の各聖典からの引用も含まれている。1888年に2分冊で刊行されたが未完。のちにアニー・ベサントにより第3巻が刊行された。2種類の版が存在する。一方はポイント=ローマ派の出版した2巻本で、初版の復刻である。もう一方はアディヤール派によって再構成された通称アディヤール版で、ブラヴァツキー夫人の未発表原稿を含んだ膨大な大冊となっている。

第1巻では宇宙の創世が、第2巻ではレムリアアトランティスを舞台とした第四根幹人種の歴史といった人類の起源と進化について記述している。本書に叙述された人類史、人種発生の物語はルドルフ・シュタイナーの『アカシャ年代記より』とランツ・フォン・リーベンフェルスの『神聖動物学』に影響を与えた。

参考文献[編集]

  • 大田俊寛 『現代オカルトの根源 - 霊性進化論の光と闇』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2013年ISBN 978-4-480-06725-8
  • ヘレナ・P・ブラヴァツキー 『シークレット・ドクトリン(宇宙発生論 上)』 田中恵美子/ジェフ・クラーク訳、神智学協会ニッポン・ロッジ、竜王文庫〈神智学叢書〉、1989年ISBN 4-89741-317-6
    第1巻の前半の翻訳。全6冊予定だが、2009年12月現在1巻のみ刊行で、絶版の状態が続いている。
  • ヘレナ・P・ブラヴァツキー 『シークレット・ドクトリンを読む』 東條真人編訳、出帆新社〈トランス・ヒマラヤ密教叢書〉、2001年ISBN 4-915497-72-0
    全体の抄訳。
  • 横山茂雄 『聖別された肉体 - オカルト人種論とナチズム』 書肆風の薔薇〈ロサ・ミスティカ叢書〉、1990年ISBN 4-89176-236-5

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