コンテンツにスキップ

サツマイモ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サツマイモ属
アサガオ
アサガオ Ipomoea nil
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク上群 superasterids
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids /
真正キク類I euasterids I
: ナス目 Solanales
: ヒルガオ科 Convolvulaceae
亜科 : ヒルガオ亜科 Convolvuloideae
: Ipomoeeae
: サツマイモ属 Ipomoea
学名
IpomoeaL.
タイプ種
Ipomoea pes-tigridis L.
シノニム
  • Acmostemon Pilg.
  • Batatas Choisy
  • Calboa Cav.
  • Calonyction Choisy
  • Exogonium Choisy
  • Mina Cerv.
  • Pentacrostigma K. Afzel.
  • Pharbitis Choisy
  • Quamoclit Mill.
  • Quamoclit Moench
和名
サツマイモ属
英名
morningglory
亜属
  • I. subg. Eriospermum
  • I. subg. Ipomoea
  • I. subg. Quamoclit
Ipomoea setosa

サツマイモ属(サツマイモぞく、学名Ipomoea )は、ヒルガオ科

重要な作物であるサツマイモ野菜として利用するヨウサイのほか、園芸植物アサガオヨルガオルコウソウなどを含む[1]

特徴

[編集]

つる性のものが多いが、コダチアサガオなどのように低木になるもの、塊茎をもつものや多肉植物もある。葉は丸いものから鋸歯縁のもの、掌状に分裂するものなどがあり、花は葉腋に単生、または頭状に集散花序などを作るものもある。花冠は大きく漏斗形や鐘形などで、花色は主に赤、紫、白などで、稀に橙や淡黄色もあり、喉部より先には5本の色の淡い帯状領域が縦に走り、その中に2条脈がある。子房は3室6胚珠のものと、2または4室で4胚珠のものがある。花柱は1個で、柱頭は頭状となるものや、2個の球状になるものがある[1][2][3]

利用

[編集]

美しく色づく大型の花をもつ種が多く、いくつかの種が観賞用に栽培される。

サツマイモやヨウサイのように茎葉を食用にするものもあるが、有害なものもある。例えばアサガオは配糖体のファルビチンを含み[4]、食べると激しい腹痛下痢を起こす(下剤としても使われるが、強力であるため使用には注意を要する[5])。

分布

[編集]

世界の熱帯亜熱帯に約500[1][2]〜600[3]種が分布し、日本の南部に数種が自生するほか、新大陸産の種が帰化している[1]。2025年現在、POWOでは642種を認めている[6]

主な種

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d (米倉 2021, p. 330)
  2. ^ a b (Brickell 1996, p. 555)
  3. ^ a b (日本インドア・グリーン協会 2020, p. 260)
  4. ^ アサガオ|「食品衛生の窓」”. www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp. 東京都保健医療局. 2025年12月15日閲覧。
  5. ^ アサガオ”. 一般社団法人 長野市薬剤師会. 2025年12月15日閲覧。
  6. ^ Ipomoea L.” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2025年12月15日閲覧。

参考文献

[編集]
  • Brickell, Christopher, ed. (1996), “Ipomoea”, RHS A-Z encyclopedia of garden plants, United Kingdom: Dorling Kindersley, p. 555, ISBN 0751303038 
  • 日本インドア・グリーン協会「サツマイモ属」『熱帯植物図鑑』誠文堂新光社、東京都文京区、2020年。ISBN 9784416918852 
  • 米倉浩司 著「サツマイモ属」、大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司 編『フィールド版改訂新版 日本の野生植物』 2巻、平凡社、2021年、330–331頁。ISBN 9784582535396 

外部リンク

[編集]