ツタノハルコウ

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ツタノハルコウ
ツタノハルコウの花
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: ナス目 Solanales
: ヒルガオ科 Convolvulaceae
亜科 : ヒルガオ亜科 Convolvuloideae
: サツマイモ連 Ipomoeeae
: サツマイモ属 Ipomoea
: ツタノハルコウ I. hederifolia
学名
Ipomoea hederifolia L.

ツタノハルコウ学名Ipomoea hederifolia[1])はヒルガオ科サツマイモ属つる性一年生草本帰化植物

特徴[編集]

葉は3つまたは5つに深裂する点で、よく似たマルバルコウソウと区別できる。葉形は変化が多い。夏から秋にかけて葉腋に花序を出し、直径3 cmほどの五角形で朱色の花をつける。果実は直径8 mmほどで熟すると褐色になる。種子の表面は黒褐色と褐色のまだら模様で銀白色の綿毛に覆われる[2][3]

分布と生育環境[編集]

熱帯アメリカ原産で、オーストラリアをはじめ世界の熱帯~暖帯に帰化。神奈川県座間市で1998年に確認され、日本国内各地でも見られる[2][3][4][5][6]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 米倉浩司; 梶田忠 (2003年). “ツタノハルコウ”. BG Plants 和名-学名インデックス (YList). 2024年2月8日閲覧。
  • 植村, 修二 ほか『日本帰化植物写真図鑑:Plant invader 500種』 2巻、全国農村教育協会、東京都台東区、2010年。ISBN 9784881371855 
  • 神奈川県植物誌調査会 編『神奈川県植物誌:2018』(PDF)(電子版)神奈川県植物誌調査会、2018年。ISBN 9784991053726https://flora-kanagawa2.sakura.ne.jp/attach/eFloraofKanagawa2018v1.pdf  
  • 三重県都市計画道路 鈴鹿亀山道路 環境影響評価準備書』(PDF)(レポート)三重県、2019年、4-85頁https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/001021244.pdf 
  • 鈴鹿市環境部環境政策課 編『鈴鹿市の自然 鈴鹿市自然環境調査報告書:2008』鈴鹿市環境部環境政策課、2008年。 
  • 村瀬, ますみ、温井, 俊勝「和歌山県のツタノハルコウ」『紀州生物』第33号、和歌山県生物同好会、2004年、19頁、ISSN 0287-4970 

外部リンク[編集]