ルコウソウ

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ルコウソウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ナス目 Solanales
: ヒルガオ科 Convolvulaceae
: サツマイモ属 Ipomoea
: ルコウソウ I. quamoclit
学名
Ipomoea quamoclit
L.
シノニム
Quamoclit pennata
和名
ルコウソウ
英名
Cypress Vine

ルコウソウ(縷紅草、学名:Ipomoea quamoclit)は、ヒルガオ科サツマイモ属の非耐寒性つる性多年草である。

特徴[編集]

原産は熱帯アメリカであり、アサガオなどと同じように冬になり気温が下がると枯れてしまうため、園芸では春蒔きの一年草として扱われる。

葉は細く、羽状で、花は星型で直径2cmほどである。花色は白色、赤色、ピンク色などが一般的である。

花言葉は〔常に愛らしい〕。

近縁種[編集]

近縁な種として、マルバルコウQuamoclit coccinea (L.) Moench)や、ルコウソウとマルバルコウの交配種に当たるハゴロモルコウソウQuamoclit x sloteri House.)などがある。ルコウソウと異なる点は花の色がオレンジ色に近いことと、葉の形状である。

また葉は、同属のマルバアサガオに似る。

ルコウソウ(白花)

栽培方法[編集]

一般的にはアサガオの栽培に準じて行えば失敗は少ない。種の発芽温度は20 -25°C程度なので、十分に温度が保てない場合は十分に気温が上がる季節に蒔くのが良い。短日処理をしていない場合、開花は秋になってからになるので、寒冷地では開花前に霜が降りて枯れてしまうことがある。冬でも20度程度を保てば枯れずに開花する。