ヨルガオ

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ヨルガオ
Ipomoea alba1.jpg
ヨルガオ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: ナス目 Solanales
: ヒルガオ科 Convolvulaceae
: サツマイモ属 Ipomoea
: ヨルガオ I. alba
学名
Ipomoea alba L.
シノニム
  • Calonyction aculeatum (L.) House
  • Convolvulus aculeatus L.
  • Ipomoea aculeata (L.) Kuntze
  • Ipomoea bona-nox L.[1]
和名
ヨルガオ(夜顔)
英名
moon flower, good-night flower[2]

ヨルガオ(夜顔;学名: Ipomoea albaシノニム: I. aculeata (L.) KuntzeI. bona-noxCalonyction aculeatum)は、ヒルガオ科サツマイモ属の植物の一種。ヤカイソウ(夜会草)とも呼ぶ[2]

カール・フォン・リンネの『植物の種英語版』(1753年) で記載された植物の一つである[3]

分布[編集]

熱帯北アメリカ原産で汎熱帯性[2]

特徴[編集]

つる性の草本[2]。原産地においては多年草であるが、日本では春まきの一年草として扱う。

茎は長さ5-6メートルで乳液を含む[2]

花は腋生集散花序で1-5花、花冠は白色、ロート形で径10-15センチメートル、大輪[2]、夕方から咲き始め翌朝にしぼむ。芳香があり、花柄は長く5-7輪が着生する[2]

果実は蒴果で卵状長円形、突頭、果柄は膨大[2]。種子は楕円形で長さ0.8-1センチメートル、黒褐色の光沢が見られる[2]

その他[編集]

ヨルガオのことを「ユウガオ」という人も多いが、標準和名のユウガオ(学名: Lagenaria siceraria var. hispida)はウリ科の野菜(かんぴょうの原料となる)で互いに花が似てはいるが別の種である。

日本には明治の始め頃に渡来し、観賞用として栽培された。4-5月頃に種をまく(発芽には約20度程度必要なので、一般にはゴールデンウィークを目安に蒔くのが望ましい)と、7月から10月頃(暖地では11月頃まで)に開花する。

園芸種としては「白花夕顔」や「赤花夕顔」などがあり白花夕顔は直径15センチメートル程の大輪咲きである。上手に開花させるためには水切れしないように朝晩に水を与えて、しおれないように注意しなければならない。

赤花夕顔は和名「ハリアサガオ」といい、茎に多くの突起があることにちなむ。直径5センチメートルほどで極小輪で花の中心が淡い紅紫色に染まる。どちらも芳香があるので人気が高い。

日本の古典、「源氏物語」で出てくる夕顔はウリ科の植物であり、夜顔と混同されて記載された文章やイラストがあるが、夜顔は日本には明治の始め頃に渡来し、観賞用として栽培されたもので別物である。

若葉は煮て食用とすることが可能である[2]。種子は下剤となる[2]

脚注[編集]

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  1. ^ POWO (2019). Plants of the World Online. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:129128-2 Retrieved 7 October 2021.
  2. ^ a b c d e f g h i j k 熱帯植物研究会 編 編「ヨルガオ Ipomoea alba L.」 『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、430頁。ISBN 4-924395-03-X 
  3. ^ Linnaeus, Carolus (1753) (ラテン語). Species Plantarum. Holmia[Stockholm]: Laurentius Salvius. p. 161. https://www.biodiversitylibrary.org/page/358180 

関連項目[1][編集]

  1. ^ “Rechnergestütztes Instandhaltungsmanagement”. Zeitschrift für wirtschaftlichen Fabrikbetrieb 84 (11): 659–659. (1989-11-01). doi:10.1515/zwf-1989-841129. ISSN 2511-0896. http://dx.doi.org/10.1515/zwf-1989-841129.