クロード=ミシェル・シェーンベルク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

クロード=ミシェル・シェーンベルク(Claude-Michel Schönberg、1944年7月6日 - )は、フランスヴァンヌ出身の音楽プロデューサー、俳優、歌手、作曲家。ポピュラーソングおよびミュージカルなどを手がけ、作詞家アラン・ブーブリル英語版との共作でよく知られている。

代表作[編集]

代表作には以下のものがある。

経歴[編集]

シェーンベルクは当初、音楽プロデューサー兼歌手としてデビューしたが、ミュージカルでもあるフランス初のロック・オペラの『フランス革命英語版』の曲の大部分を1973年に作曲し、その年その舞台でルイ16世の役を演じた。

1974年にはポピュラーソング "Le Premier Pas"(愛のはじまり)の作詞作曲を手がけた。この曲は100万枚以上のヒットとなり、フランスでその年の売上1位を記録した。この曲のプロデュースはフランク・プゥルセルによる。

その後、自作自演のアルバムを1枚製作したが、1978年ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』をミュージカル化することをアラン・ブーブリルと計画し、その時からミュージカルに専念することを決めた。ミュージカル『レ・ミゼラブル』はパリのパレ・ド・スポールで1980年に上演され、1985年にはロンドンで、1987年にはブロードウェイで上演され、絶賛を浴びた。ブロードウェイ公演はトニー賞の12部門にノミネートされ、ミュージカル作品賞およびオリジナル楽曲賞を含む8部門を受賞した。

1989年にシェーンベルクとブーブリルのコンビは、レア・サロンガジョナサン・プライスを起用した『ミス・サイゴン』でロンドンを席巻した。その後行われたブロードウェイ公演では、1991年4月11日にチケット売り上げが2400億ドルに達し、新記録となった[1]。この年のトニー賞ではミュージカル作品賞およびオリジナル楽曲賞を含む10部門にノミネートされた。

1997年にシェーンベルクとブーブリルのコンビは新しいミュージカル『マルタン・ゲール英語版』をロンドンのプリンス・エドワード・シアター英語版で上演し、この年のローレンス・オリヴィエ賞を受賞した。イギリスとアメリカでツアー公演を行っている。

2001年、シェーンベルクは初のバレエ『嵐が丘』(Wuthering Heights)を作曲し[2]2002年9月にイギリスのノーザン・バレエ・シアターで上演された。

シェーンベルクとブーブリルは2006年、女海賊グレース・オマリー英語版の冒険を描いたミュージカル『パイレート・クイーン英語版』を発表した。2006年4月5日にブロードウェイ上演に先立つ8週間のトライアウトをシカゴのキャデラック・パレス・シアターで終えたが、上演前にさらにヒルトン・シアターでのプレビューに向けて修正を迫られた。そして2007年4月5日に上演にこぎ着けた。『ミス・サイゴン』で作詞に加わっていたリチャード・モルトビー・ジュニア (Richard Maltby, Jr.) が脚本と歌詞の修正に加わった。またキャスティングは、グラシエラ・ダニエル (Graciela Daniele) が行った。

しかし内容の野蛮さとチケット売り上げの低さから、『パイレート・クイーン』の上演は2007年6月17日に打ち切られた。公演回数は85回でプレビュー公演は32回、結局1800万ドルの赤字で、商業的にはブロードウェイ史上最悪の失敗となった。オリジナル・キャストによる録音は2007年7月3日にリリースされた。

2005年10月8日に、『レ・ミゼラブル』の20周年記念公演がロンドンで行われた。ブロードウェイでの上演は2003年5月18日に終了していていたが、その上演期間の長さは『キャッツ』『オペラ座の怪人』に続いて第3位の記録を保持している。シェーンベルクは現在、ブロードウェイのブロードハースト・シアター英語版で6ヶ月間の上演予定の『レ・ミゼラブル』の監督を行っている(後に延長が決まった)。

『パイレート・クイーン』に続くシェーンベルクとブーブリルの共作『マルグリット』では、作曲にはミシェル・ルグラン、作詞にはブーブリルとハーバート・クレッツマー英語版を起用している。『マルグリット』は小デュマの『椿姫』を下敷きにしており、第二次世界大戦ドイツ占領下のパリを舞台として、上流階級のドイツ将校の妻が半分ほどの年齢の音楽家と恋に落ちる、というストーリーである。初演は2008年5月6日にロンドンのロイヤル・ヘイマーケット・シアター英語版で行われ、11月1日まで上演が続いた[3]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ニュースサイトの記事
  2. ^ ノーザン・バレエ・シアターでの紹介ページ
  3. ^ ニューヨーク・タイムズの記事

外部リンク[編集]