オサダ
HYPER ★ CENTER OSADA | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒843-8550 佐賀県武雄市武雄町大字武雄3950-1 |
設立 | 1972年(昭和47年)4月 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 1300001004571 |
事業内容 | ディスカウントストアの運営 |
外部リンク | www.osada.co.jp |
株式会社オサダは、かつて佐賀県に本社を置き、地場大手のディスカウントストアを運営していた企業である。
概要[編集]
1990年代に大型店「ハイパーセンターオサダ」を九州北部を中心に大量出店し、地場大手に成長したが、店舗が巨大化し、出店費用などで負債が大きくなったため、2000年に民事再生法の適用を申請した。
以後数年間再建を続けたが、2004年に経営再建を断念。事実上経営破綻し、長崎県の時津店以外の店舗をすべて閉店、売却した。小戸(福岡市西区)、大塔(長崎県佐世保市)の2店舗はコーナンに売却している。また、空港店(福岡県糟屋郡志免町)の退去した建物は同社がリース入居したが、不振のため異例の短期間で撤退している。
2010年10月には一度閉店していた伊万里店を再オープンした。2013年2月には倒産後も継続して営業していた唯一の店舗、時津店を閉店。伊万里店1店舗体制となる。
2014年2月には伊万里店も閉店。1つのFC店舗、株式会社ドゥイングの運営店舗のみが残存している。
沿革[編集]
- 1963年(昭和38年)5月 - 創業
- 1972年(昭和47年)4月 - 株式会社リビングチェンオサダとして法人設立[1]。
- 1976年(昭和51年) - 武雄市甘九物流センター開設[1]。
- 1981年(昭和56年) - 本格的ディスカウントストア甘九店開店[1]。
- 1982年(昭和57年) - 本部・物流センターを武雄市武雄町に移設[1]。
- 1987年(昭和62年) - 台湾に海外事務所開設[1]。
- 1988年(昭和63年) - 沖縄県糸満市にFC1号店を開店[1]、韓国に事務所開設[1]。
- 1993年(平成5年) - 株式会社オサダに社名変更[1]。
- 2000年(平成12年)7月17日 - 佐賀地裁武雄支部に民事再生法の適用を申請。負債総額は約355億円
- 2004年(平成16年)
- 2008年(平成20年)6月2日 - ザ・スーパーカンパニーが事実上倒産。同社は今後所有2物件(武雄・松浦)の不動産収入で満額弁済する方針。
- 2010年(平成22年)10月1日 - 閉店した伊万里店を「ハイパーセンターオサダ伊万里店」として再オープン(倒産後の新規店舗は初)
- 2013年(平成25年)2月19日 - 時津店閉店、16年の歴史に幕を閉じる。
- 2014年(平成26年)2月 - 伊万里店閉店。
営業中の店舗[編集]
直営店舗[編集]
2022年8月現在、営業していない。
FC店舗[編集]
- 多良木店(熊本県球磨郡多良木町)
- オサダの経営破綻前から一貫してオサダとして運営されている。
株式会社ドゥイングの運営店舗[編集]
- 福江店(長崎県五島市上大津町)
- 2013年開店。旧・五島店。
- 新上五島店(長崎県南松浦郡新上五島町)
過去に存在した店舗[編集]
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
- ×は現在建物が解体された店舗。
- 「rocco」(ロッコ)は、ザ・スーパーカンパニーが「オサダ」及び「オサダ食品館」として営業していた店舗の名称変更を行ったもの。旧店舗のイメージを払拭することが店名変更の狙いであったという[2]。
- 「HyC」はハイパーセンター。
福岡県[編集]
- HyC小戸店(福岡市西区)→コーナンめいのはま店(その後コーナンは1階の旧駐車場部分(一部はTSUTAYAも入居・現在は閉店し、コーナンの売り場を拡張。)に移転し、売場だった2階はSAKODAホームファニシングス小戸公園前店になっている)
- 食品部分は、ザ・スーパーカンパニーオサダ食品館だったものの、2006年の2月1日にroccoに店名変更。東京都の『つきぢ田村』で修業した板前監修の和洋総菜を扱った「職人のおかず処 六鼓亭(ろっこてい)」を新設した[3]。
- その後、閉店し生鮮市場ハイマート姪浜店となり、現在はダイソーとなっている。(ハイマート自体はfoodwayとして隣接地の駐車場に移転した)
- 下山門店(福岡市西区)→ドラッグストアコスモス
- 井尻店×(旧ユニード、春日市)→コジマNEW福岡春日店 → コジマ×ビックカメラ福岡春日店
- HyC空港店(糟屋郡志免町)→コーナン福岡空港店(1年経たずに閉店)→トライアル福岡空港店
- 小倉西港店(北九州市小倉北区)→トライアル西港店
- 筑後店(筑後市)→トライアル筑後店
- 飯塚店(飯塚市)→トライアル上三緒店
- 直方店(直方市)→トライアル直方店
- 大牟田店(大牟田市)→新鮮市場サカイ本店
- HyC宗像店(宗像市)→パチンコ店 当初はほぼ建物をそのまま利用していたものの、増改築によって当時の面影は少なくなっている。
- FC相生店×(北九州市八幡西区)→鮮ど市場相生店→フレッシュ8相生店→ゆめマート相生店→ダイレックス相生店 ゆめマート時代まで建物は現存していたが、その後閉店に当たり、更地になった後にダイレックスが新しく店舗を建設し開店。
佐賀県[編集]
- HyC武雄本店(武雄市)→ザ・スーパーカンパニーオサダ→トライアル武雄店
- 福富店(杵島郡福富町<現:白石町>)→生鮮市場ハイマート福富店→セブンイレブン 福富インター店
- HyC東与賀店
- HyC伊万里店(佐賀県伊万里市) 2010年10月1日開店 - 2014年2月28日閉店
- 1993年開業。ザ・スーパーカンパニーオサダ→rocco へ転換した後、閉店していたが再出店。時津店閉店後は当社唯一の店舗であり、業績は良かったが、借入金返済のために閉店することとなった[4]→2014年7月11日、ミスターマックス伊万里店開店
長崎県[編集]
- 2004年の本社倒産時、当初は小戸店や大塔店と同様にコーナンの店舗となる方針だったものの、オサダ自体が営業を継続。倒産から伊万里店が再開店を行うまでは当社の唯一の店舗だった。
- 2013年2月の閉店後、暫くの間建物は現存していたものの、2015年の9月頃より解体工事が開始され、2016年5月頃より跡地が住宅地「ユーエムヒルズひなみ野」として使用されている。
- HyC松浦店(松浦市)→ザ・スーパーカンパニーオサダ→ハイマートスーパーセンター松浦店
- 佐々店(北松浦郡佐々町)→ザ・スーパーカンパニーオサダ→閉店
- HyC大塔店(佐世保市、ハイパーセンター大塔)→コーナン大塔店
- 食品部分は、ザ・スーパーカンパニーオサダ食品館→rocco→生鮮市場ハイマート大塔店となっていたが2010年10月31日に閉店、そのままコーナン大塔店へ吸収された。
- 大村店(大村市)→オサダ激安ランド宝島。2棟からなっていたが、現在、片方はダイソー、もう片方はマンションとなっている。
- 壱岐店(現壱岐市)
- 旧・ドゥイングオサダ福江店(五島市籠淵町)→2020年4月に五島店に移転統合する形で閉店。2022年現在はゲオ福江店。
- ハイパーセンターオサダ対馬店(長崎県対馬市)
- 直営店だったが、ザ・スーパーカンパニーに譲渡され、rocco対馬店となる。同社の倒産後、再びオサダとなる。2022年時点で閉店済みである。
熊本県[編集]
- オサダを経営破綻に追い込んだ原因の一つとされている。
大分県[編集]
- 南関のグレートランドに代わってイオン三光ショッピングセンター(現:イオンモール三光)内に開店。しかし開店直前にすでにオサダが経営破綻していたため、わずか1年ほどで撤退。
鹿児島県[編集]
- 「スーパーセンターニシムタ中川店」への店名変更は、同市伊集院町猪鹿倉への「スーパーセンターニシムタ伊集院店」新規出店による。
沖縄県[編集]
- 糸満店×(糸満市)(糸満市西崎6丁目1)
山口県[編集]
- 徳山店×(周南市)(周南市夜市)→ナフコツーワンスタイル徳山店→閉店
脚注・出典[編集]
- ^ a b c d e f g h 『1999年版 日本スーパー名鑑』株式会社商業界、1998年11月20日。
- ^ “福岡市西区小戸と佐賀県伊万里市の2店舗を名称変更 ザ・スーパーカンパニー 店舗名は「rocco(ロッコ)」”. ふくおか経済Web (2006年2月7日). 2022年4月26日閲覧。
- ^ “福岡市西区小戸と佐賀県伊万里市の2店舗を名称変更 ザ・スーパーカンパニー 店舗名は「rocco(ロッコ)」”. ふくおか経済Web (2006年2月7日). 2022年4月26日閲覧。
- ^ オサダ伊万里、閉店へ 唯一の店舗、月末に - 佐賀新聞 2014年3月2日閲覧