イスラム集団

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イスラム集団(ガマーア・イスラーミーヤ、アル=ガマーア・アル=イスラーミーヤ、英読:Al-Gama'a al-Islamiyya、英訳:Islamic Group、略称:GI又はIG)はエジプトイスラム主義組織。現在は最高指導者はアースィム・アブドルマーギド(Assem Abdel-Maged)。

概要[編集]

1970年代にナージフ・イブラーヒーム (Najie Ibrahim) らムスリム同胞団の穏健路線に飽き足らない者達により学生組織として結成された。1980年代からの精神的指導者はオマル・アブドッラフマーン (Omar Abdel-Rahman) で彼は結成初期にイスラム集団とジハード団との結びつきを強めた。イスラム集団は70年代より活動を開始したが、特に1990年代からアフガニスタン紛争帰りの活動家が、コプト教会教徒やイスラーム過激派に対する反対者やアメリカ合衆国権益などへのテロを行いエジプト政府の打倒を掲げて激しい武装闘争を繰り広げた。1992年以降はエジプト国内の観光客を攻撃しており、1997年11月ルクソールで58人の外国人観光客を殺害したルクソール事件が知られる。また、1995年6月のエジプト大統領ホスニー・ムバーラクの暗殺未遂事件にも関与しているとされる。

殺害した観光客の死体の損壊まで行ったルクソール事件は国際社会のみならず国内のムスリム大衆やイスラム主義者達からも厳しい非難を浴び、穏健派と強硬派に分派した。ナージフ・イブラーヒーム (Najie Ibrahim) も含む穏健派は1999年に武装闘争の中止を宣言し近年は過去のテロ行為について陳謝まで行っており、イスラエルとの和解もシャリーアに反しないとの立場をとっている。強硬派はウサーマ・ビン・ラーディンらが結成したユダヤ・十字軍に対する聖戦のための国際イスラム戦線に参加している。

2011年、「建設発展党」をつくろうとしている[1]

脚注[編集]

  1. ^ “イスラム団 政党結成へ エジプト”. (2011年6月22日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011062202000039.html 2011年6月22日閲覧。