アメリカ合衆国通商代表部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アメリカ通商代表部から転送)
通商代表章

アメリカ合衆国通商代表部(アメリカがっしゅうこくつうしょうだいひょうぶ、: Office of the United States Trade Representative; USTR)は、アメリカ合衆国大統領府内に設けられた機関。長官に相当する通商代表は、閣僚級ポストで大統領に直属する。特命全権大使の資格を持ち、外交交渉権限を与えられている。

毎年3月末頃に「外国貿易障壁報告書」(National Trade Estimate Report on Foreign Trade Barriers; 通称「NTEレポート」)を議会に提出している。

グレン・S・フクシマによると、通商代表部は官僚機構というより、法律事務所や経営コンサルタント事務所に近いという。アメリカ合衆国財務省日米構造協議を立案して、通商代表部に実現に向けて協力を依頼したとも述べた。自著『日米経済摩擦の政治学』(朝日新聞社)に書かれている。なお、事務所はスイスジュネーヴベルギーブリュッセルにある。

歴代の通商代表一覧[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]