金幣社

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金幣社(きんぺいしゃ)とは、第二次世界大戦後に神社を等級化した制度である。

岐阜県独自の制度であり、正式な名称は県神社庁長参向指定神社。金幣は金色の幣帛のことである。

概要

  • 1946年(昭和21年)2月2日に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の神道指令により神社の国家管理が廃止されると同時に近代社格制度が廃止された。これにより神社の大小に関わらず負担金が一律になったため、不公平が発生してしまった。そのため 1952年(昭和27年)に岐阜県神社庁が献幣使参向の神社を指定したのが始まりである。
  • 岐阜県では金幣社、銀幣社、白幣社、無格社がある。金幣社は岐阜県神社庁長が参向して金色の幣帛(金幣)を奉る神社、銀幣社は岐阜県神社庁支部長が参向して銀色の幣帛(銀幣)を奉る神社、白幣社は岐阜県神社庁部会長が参向して白色の幣帛(白幣)を奉る神社である。
  • 2021年(令和3年)時点、岐阜県神社庁が管轄する神社は約3200社あり、金弊社はそのうち約90社である[1]

主な金幣社

主な銀幣社

など

主な白幣社

  • 白鬚神社(各務原市)
  • 白鬚神社(加茂郡八百津町
  • 熊野神社(加茂郡八百津町)
  • 日枝神社(高山市上宝町)
  • 位山八幡神社(下呂市) など

脚注

外部リンク