自由を守る会
自由を守る会 | |
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代表 | 上田令子 |
幹事長 | 渡辺大三 |
成立年月日 | 2014年11月21日 |
前身政党 | みんなの党(一部) |
本部所在地 |
〒134-0091 日本東京都江戸川区船堀2丁目11番18号[1] |
東京都議会議席数 |
2 / 127 (2%) |
市区町村議席数 |
5 / 29,768 (0%) |
政治的思想・立場 |
自由主義[2] 行財政改革[2] 議会改革[2] |
公式サイト | 自由を守る会 |
自由を守る会(じゆうをまもるかい)は、日本の政治団体、地域政党。
党史
[編集]2014年11月19日にみんなの党が両院総会で28日付で解党することを決めた[3]ことを受け、同党所属の上田令子東京都議会議員が11月21日に地域政党「自由を守る会」の設立を届け出た。2015年3月には京都党などと共同で地域政党サミットを設立[4]。同年の第18回統一地方選挙では7名に推薦を、3名に支持を出し、うち推薦候補4名が当選した[5]。
上田は東京都議会ではみんなの党出身の音喜多駿、両角穣と会派「かがやけTokyo」に所属しており、同会派は2017年1月23日に都民ファーストの会に合流し、3人は同年の東京都議選では都民ファーストの会から立候補することが内定した[6]。これを受け自由を守る会は同日に代表を武蔵野市議会議員の竹内聖織に交代[7]。さらに4月3日には「発展的解消」として解党を発表した[8]。
都議選後の10月5日に上田、音喜多は都民ファーストの会の党運営を批判し離党届を提出[9]。翌6日に上田は自由を守る会の再設立を届出、代表に復帰。この際、上田は同会の解散は都民ファーストの会幹部の要求によるものであったと述べた[10]。
上田、音喜多は都議会では会派「かがやけTokyo」を再結成していたが、2018年10月以降、翌年の統一地方選への候補者擁立や音喜多の週刊誌報道への対応などを巡り対立が激化し、11月13日に音喜多が会派を離脱[11][12]。12月20日に上田は一人会派の「かがやけTokyo」を「自由を守る会」に変更し、地域政党と名称を統一した[13]。
2019年の統一地方選挙では3名の公認候補と7名の推薦候補(無所属)を擁立したほか、みんなの党(政治団体)(旧みんなの党代表の渡辺喜美が設立した政治団体)と候補者の相互推薦を行った(計3名の候補を推薦)[14]。公認候補と相互推薦候補は全員落選したが、無所属の推薦候補4名が当選した。
2021年東京都議会議員選挙では代表の上田が再選。
2023年4月の第20回統一地方選挙では、現職4人のほか、墨田区議会議員選挙では党政策担当幹事を務める井上和雄元衆議院議員も立候補した。投開票の結果、井上は落選したが現職4人は全員再選した[15]。
前区長の辞職に伴う2023年12月10日投開票の江東区長選挙では、元江東区議の三戸安弥を党推薦で擁立した[16]が、候補者5人中3位で落選した[17][18]。
2024年7月7日投開票の東京都議会議員補欠選挙において江東区選挙区に無所属で立候補した前述の三戸を推薦し、三戸は当選した[19]。三戸は上田と会派「自由を守る会」を結成し、都議会では一人会派(無所属)状態から脱した。
政策
[編集]以下の5点を基本政策として掲げている[2]。
- 行財政改革 - 財政健全化、事業検証、天下り撤廃など
- 教育改革&子ども・子育て支援 - あらゆる暴力からの子どもの人権保護、公教育の在り方の検証など
- 過不足ない福祉の実現! - 社会保障の精査、真の困った人々への選択と集中
- 安全安心のまちづくり - 就労支援、復職支援、働きながら子育てできる環境整備など
- 議員・議会改革 - 地方議会が首長の追認機関に甘んじている現状を正し、住民利益について議論できる本来の二元代表制を取り戻す
所属
[編集]役員・議員
[編集]2024年7月9日現在
役職 | 氏名 | 所属・主な肩書 |
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代表 | 上田令子 | 東京都議会議員 |
幹事長 | 渡辺大三 | 小金井市議会議員 |
幹事・国際局局長 | 井上ノエミ | 墨田区議会議員 |
政策担当幹事・会計監査 | 高木章成 | 小金井市議会議員 |
議員 | 三戸安弥 | 東京都議会議員 |
高浜直樹 | 文京区議会議員 | |
白川愛 | 目黒区議会議員 | |
特別顧問 | 渡辺喜美 | 前参議院議員 |
井上和雄 | 元衆議院議員 | |
顧問 | 村橋孝嶺 | 地域主権型道州制国民協議会理事長 |
江口克彦 | 元参議院議員 | |
松本武洋 | 元埼玉県和光市長 | |
坂巻良一 | 元川崎市職員 |
歴代の主な役員表
[編集]代表 | 幹事長 | 副幹事長 | 事務局長 | 就任年月 | |
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上田令子 | 鈴木一郎 | 渡辺大三 | 2014年12月[20] | ||
(空席) | 2015年5月 | ||||
竹内聖織 | (空席) | 2017年1月23日[21] | |||
(一時解党) | 2017年4月3日 | ||||
上田令子 | (空席) | 渡辺大三 | 2017年10月6日 | ||
渡辺大三 | 三次由梨香 | 新井克尚 | 秦智紀 | 2018年3月29日[22] | |
竹内聖織 | 2018年9月5日[23] | ||||
(空席) | 2019年5月 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 政治資金収支報告書-自由を守る会 (PDF, 196KB) - 東京都選挙管理委員会(政治資金収支報告書の公表(令和元年分定期公表) 令和2年11月17日公表:その他の政治団体(し))
- ^ a b c d “基本政策”. 自由を守る会. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “みんな解党 渡辺氏は新党、浅尾氏ら民主合流検討”. 日本経済新聞. (2014年11月19日) 2020年12月31日閲覧。
- ^ “便乗“維新の会”どこへ? 正念場迎える地域政党 選挙用「互助会」批判に危機感からネットワーク化も”. 産経新聞. (2015年3月31日) 2020年12月31日閲覧。
- ^ “統一地方選挙を終えて(上田令子代表がコメントを出しました)”. 自由を守る会. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “小池系、4人を1次公認 自民幹事長「受けて立つ」”. 時事ドットコム. (2017年1月23日) 2020年12月31日閲覧。
- ^ “代表就任あいさつ”. 自由を守る会. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “解党のお知らせ”. 自由を守る会. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “「ブラックボックスそのもの」音喜多駿、上田令子両都議が都民ファースト離党”. 産経新聞. (2017年10月5日) 2020年12月31日閲覧。
- ^ “上田令子代表 平成30年 年頭所感”. 自由を守る会. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “音喜多駿都議「かがやけTokyo」解消へ”. 産経新聞. (2018年10月29日) 2020年12月31日閲覧。
- ^ “音喜多都議:新会派を結成 維新議員と合流 /東京”. 毎日新聞. (2018年11月14日) 2020年12月31日閲覧。
- ^ “かがやけTokyo:「自由を守る会」に変更 都議会・会派名 /東京”. 毎日新聞 (2018年12月21日). 2020年12月31日閲覧。
- ^ “自由を守る会の統一地方選2019始まりました!”. 自由を守る会. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “【当選報告】東京の地域政党自由を守る会現職全員当選致しました”. 自由を守る会. 2023年4月24日閲覧。
- ^ “江東区議の三戸安弥さん 区長選に立候補表明”. 東京新聞. (2023年11月29日) 2023年12月13日閲覧。
- ^ “東京 江東区長選挙 大久保朋果氏当選 自・公・国・都ファ推薦”. NHK NEWS WEB. (2023年12月11日) 2023年12月13日閲覧。
- ^ “出直し東京・江東区長選は小池百合子知事応援の大久保朋果氏が初当選 自民「相乗り」で敗北回避”. 日刊スポーツ. (2023年12月11日) 2023年12月13日閲覧。
- ^ 江東区|東京都議会議員補欠選挙2024 立候補者紹介・選挙速報(7月7日投票) - NHK選挙WEB
- ^ 自由を守る会結党宣言&第一回選挙塾開講!
- ^ “役員人事について”. 自由を守る会. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “役員人事について”. 自由を守る会. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “役員人事について”. 自由を守る会. 2020年12月31日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 自由を守る会 - 公式サイト
- 自由を守る会 (@freedom_ea1121) - X(旧Twitter)
- 自由を守る会 (freedom.ea1121) - Facebook