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浦項工科大学校

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浦項工科大学校
포항공과대학교
ポステク・プラザ
ポステク・プラザ
ポステク・プラザ
大学設置/創立 1986年
学校種別 私立
設置者 学校法人浦項工科大学校
本部所在地 大韓民国慶尚北道浦項市
キャンパス 浦項 (慶尚北道浦項市)
学部 数学科
物理学科
化学科
生命科学科
新素材工学科
機械工学科
産業経営工学科
電子電気工学科
コンピューター工学科
科学工学科
人文社会科学部
ウェブサイト 浦項工科大学校公式サイト
浦項工科大学校
各種表記
ハングル 포항공과대학교
漢字 浦項工科大學校
片仮名
(現地語読み仮名)
ポハンゴンカデハッキョ
英語表記: Pohang University of Science and Technology
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浦項工科大学校英称: Pohang University of Science and Technology)は、大韓民国慶尚北道浦項市に本部を置く大韓民国私立大学である。1986年に設置された。大学の略称はPOSTECH(ポステク)。

名称の「工科大学校」とは、工学系統の学科のみ設置されている単科大学という意味ではなく、「工学」と「科学」を合わせたものである。理系の学生のうち、上位1%以内の優秀な学生が入学する大学として知られている。

当初はポスコ附属製鉄学院が運営していたが、現在は学校法人浦項工科大学校が運営する。理事長は鄭俊陽(チョン・ジュニャン)。

2011年4月現在、学部生は1605人、大学院生は1725人、教員は257人、研究員は775人である。

歴史

1985年1月浦項製鉄(現・ポスコ)の会長朴泰俊米国カリフォルニア工科大学 (CALTECH) を訪問した。その時「韓国にもCALTECHのような大学を建てよう」と決意し、カリフォルニア大学バークレー校上級研究員やメリーランド大学カレッジパーク校教授を務めた物理学者金浩吉三顧の礼で総長に迎えた。

1985年9月、起工式を行い、米国、英国ドイツフランスに在住する韓国系の教授を対象に説明会を行った。これによって海外から多くの有能な教授の獲得に成功した。

1986年、初めての新入生募集にあたっては、支援資格を学力考査(現・大学修学能力試験)280点(上位2.4%)(340点満点)以上と制限した。この戦略が奏効し、1回新入生入学の時からソウル大と並ぶ入学成績を誇った。

1989年、韓国初の生命科学科を新設。1994年には大学の名称を「浦項工科大学」から「浦項工科大学校」に変更し、英語表記も「Pohang Institute of Science and Technology」から「Pohang University of Science and Technology」に変更した。

1994年12月7日、韓国で唯一の放射光加速器が完成。

1998年アジア・ウィーク (Asiaweek) 誌は浦項工科大学校を「アジア最高の科学技術大学」と評価した。

2005年9月9日、世界で唯一の鉄鋼を専門とする大学院を開設。

施設

キャンパスは、浦項市南区孝子洞山31番地に位置している。合計50万6,000坪に及ぶ敷地に位置する大学施設は、1986年に19棟・延べ面積5万7452㎡(1万5482坪)で開校以来、教育・研究施設の拡充のため、毎年、施設を追加建設した。その結果、2006年現在で105棟・38万5624㎡(11万6651坪)が建立され、開校当時比7.5倍に増加した。

は、男子学生用が20棟、女子学生用が3棟、その他が1棟ある。

青岩学術情報館は、2003年に完工した大学図書館であり、名称は朴泰俊のからとったものである。正面はガラス張りで、2階は参考資料、3階は書籍、4階は雑誌論文、5階はセミナールームなど、6階は売店や休憩室、屋上庭園である。5階の閲覧室は24時間、2~4階の閲覧室は午後10時まで利用可能。2007年からは図書館によるブログTwitterが始まり、情報発信をしている。

組織

学部

浦項工科大学校には、現在10の学科がある。学部は毎年300名の学生を選抜している。学部生の数が大学院生の数より少ない。

大学院

関連項目