津田大介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。The Rock Bands (会話 | 投稿記録) による 2012年5月27日 (日) 16:53個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

津田 大介
生誕 津田 大介
(つだ だいすけ)

(1973-11-15) 1973年11月15日(50歳)
日本の旗 日本東京都
国籍 日本の旗 日本
民族 日本人
教育 早稲田大学社会科学部卒業
職業 ジャーナリスト
活動期間 2002年 -
代表経歴 インターネットユーザー協会の設立と運営など
肩書き 関西大学総合情報学部特任教授
配偶者 あり
公式サイト 音楽配信メモ
テンプレートを表示

津田 大介(つだ だいすけ、1973年11月15日 - )は、日本ジャーナリストメディアアクティビスト東京都北区出身。

来歴

東京都立北園高等学校早稲田大学社会科学部卒業。

大学在学中よりライターとして活動。2002年、個人運営のニュースサイト「音楽配信メモ」を立ち上げる。コメンテーターとしても活動している。既婚。

WinMXWinnyといったファイル共有ソフトラグナロクオンラインの不正ソフト・BOTプログラム・エミュレータサーバなどの記事を度々掲載し、読者の違法行為を助長させると問題視されていたネットランナーにおいて、関連ソフトの使用方法などを詳細に記事にしていた。

2006年から2008年まで文化審議会著作権分科会において複数の小委員会で専門委員を務めた[1]。TBSのラジオ番組で、2008年ギャラクシー賞大賞も受賞した文化系トークラジオ Lifeにもパーソナリティとして出演している。2007年小寺信良コラムニスト、AV・音響機器評論家)・白田秀彰法政大学社会学准教授)らと共同でインターネット先進ユーザーの会(MIAU、現インターネットユーザー協会)を設立した。現在、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。

審議会や各種のシンポジウムを取材する際にノートPCを使用しTwitterで参加者の発言をリアルタイムに実況する手法を日本においていち早く採り入れ、Twitter実況のことを意味する「Tsudaる」というインターネットスラングの語源となっている[2]

自ら作曲活動等を行うことでも知られ、大学時代は早稲田大学多重録音芸術研究会に所属し、Roland W-30で作曲していた。バンド名は「PUPPET(パペット)」や「シンクビートバスターズ」。主な演奏楽器はベース及びシンセサイザー

2010年4月、早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師に就任。

2011年9月、有料メールマガジン『メディアの現場』の配信を開始。以降、毎週水曜日発行。

2012年4月、関西大学総合情報学部特任教授(任期:2012年4月~2013年3月予定)に就任。「ネットジャーナリズム論」「ネットジャーナリズム実習」を担当。

発言

Googleが提供するストリートビューサービスに対して、「プライバシーの侵害」との批判が2ちゃんねるを中心に沸きあがった際、津田は「大体ネットでうだうだ言ってるやつは『日本人的な空気嫁(=読め)的同調圧力』とか『出る杭は打たれる』的価値観で作られる談合社会に対してネガティブな人が多いのに、ストリートビュー否定するときには典型的な『日本人的な感覚』を理由にしてる感じがするんだよね[3]」と発言した。

主な著書

  • 『だからWinMXはやめられない』(インプレス・2003年)
  • 『ググる - 検索エンジンGoogleを使ってネット上の情報を検索すること』(毎日コミュニケーションズ・2004年)
  • 『だれが「音楽」を殺すのか?』(翔泳社・2004年)
  • 『仕事で差がつくすごいグーグル術』(青春出版社・2006年)
  • 『CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ』(翔泳社・2007年)小寺信良との共著
  • 『Twitter社会論 - 新たなリアルタイム・ウェブの潮流』(洋泉社・2009年)
  • 『未来型サバイバル音楽論 - USTREAM、twitterは何を変えたのか』(中公新書ラクレ・2010年)牧村憲一との共著
  • 『情報の呼吸法』(朝日出版社・2012年)
  • 『動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか』(中公新書ラクレ・2012年)

出演

関連項目

脚注

外部リンク