水色直結線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Amur-Heilongjiang (会話 | 投稿記録) による 2020年2月14日 (金) 23:09個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

水色直結線
基本情報
大韓民国の旗 大韓民国
起点 ソウル特別市恩平区水色洞(水色駅)
終点 京畿道高陽市徳陽区玄川洞
駅数 2
開業 2014年6月30日
所有者 韓国鉄道施設公団
運営者 韓国鉄道公社
路線諸元
路線距離 2.9km
軌間 1,435mm
線路数 複線
電化方式 交流25kV・60Hz
最高速度 150km/h
テンプレートを表示
路線図
BHF-L vBHF-R STR tSTR
-0.8| 0.0| 8.1 水色
ABZgl vABZg+r-STR STR tSTR+l tSTRr
STR vÜSTl DST tSTR
水色車両事業所
STR vÜSTul STR tSTR
0.0| 0.782| 8.882 水色直結線分岐
vSHI1+l-STR+l vSTRr-STR STR tSTRe
vSTR tv-STRa@g KRWgl KRWg+r
vSTR tv-STRl
hSTRa
tSTR+GRZq hSTR+GRZq
ソウル特別市/高陽市
vSTR RA+l
vCONTf RA htSTRe hSTR
(↓京義線)
RAr hKRWg+l hKRWr
2.2| 3.0| 13.583 水色直結線分岐
hSTR
仁川国際空港鉄道
WASSERq hKRZW+GRZq WASSERq
漢江 高陽市/ソウル特別市
htSTRa
tpBHF
麻谷ナル
tpBHF FLUG
| | 金浦空港
tSTR+GRZq
ソウル特別市/仁川広域市
tSTRe
pBHF
| | 桂陽
uhSTRq mKRZh
uhSTRq
( 仁川2号線 )
HUBrf
(21.1)| 21.9| 30.0 黔岩
LSTR
tSTRa
tKBHFe FLUG
(46.6)| (47.4)| (55.5) 仁川空港1ターミナル
tSTRe
tSTRa
tKBHFe FLUG
仁川空港2ターミナル
水色直結線
各種表記
ハングル 수색직결선
漢字 水色直結線
発音 スセクチッキョルソン
日本語読み: すいしきちょっけつせん
英語 Susaek Direct Line
テンプレートを表示

水色直結線(スセクちょっけつせん)は、大韓民国ソウル特別市京義線水色駅から仁川広域市仁川国際空港鉄道黔岩駅[注釈 1]の区間を結ぶ、韓国鉄道公社(KORAIL)の鉄道路線

KTX仁川国際空港鉄道に乗り入れるために建設された連絡線である。2018年3月25日のKTX乗り入れ休止(同年9月に正式廃止)後は、旅客営業では使用されていない。

路線データ

下記数字は韓国鉄道施設公団のデータ[1]に基づく。

概要

京義線水色駅西方(京義線ソウル起点8.882km)と、空港鉄道のデジタルメディアシティ駅 - 金浦空港駅間にある接続点(空港鉄道ソウル起点13.583km地点)を結ぶ京義線の支線である。

KORAILの営業距離上では、ソウル起点8.1km地点(水色駅)から3.0km[2]の連絡線を経て空港鉄道に接続し、45.8km[3]の空港鉄道区間を経て仁川国際空港1ターミナル駅に至る[注釈 2]

空港鉄道ソウル駅 - 金浦空港駅間が竣工し、空港鉄道の車両を搬入するために水色車両事業所から空港鉄道への単線連絡線を建設したのが始まりである。しかしこの線路は、水色車両事業所と星信セメント城北工場を結ぶ貨物鉄道線路を流用して建設されたため、線路規格が低かった。その後、仁川国際空港にKTXを乗り入れる計画が進行し、実際にKTX-山川による空港鉄道での試運転時には使用されたが、この低規格な連絡線に営業運転でKTXを投入するのは困難と判断され、新たに京義線 - 仁川国際空港鉄道間接続線を整備することとなった。

なお、水色駅構内の分岐点では、直結線が1・2番ホームの京義本線(一般列車)の線路ではなく、3-6番ホームの京義・中央線(広域電鉄)の線路と接続しているため、KTX進入時には平面交差で分岐する形となり、踏切も通過する。のちに2018年平昌オリンピック平昌パラリンピックに伴う改良で、龍山線を経由する列車は直接京義・中央線用ホームへ乗り入れ可能となった。

沿革

駅一覧

駅名 駅間キロ (km) 累計キロ (km)
等級
駅種別 接続路線 所在地
日本語 ハングル 英語
京義線 京釜線/京釜高速線 湖南線/湖南高速線へ直通
水色駅[8] 수색역 Susaek 0.7 -0.7 1級 管理駅 韓国鉄道公社京義・中央線 (K317) ソウル特別市
恩平区
水色直結線分岐 수색직결선분기   0.0 0.0 分岐点 韓国鉄道公社:水色直結線
KTX (ソウル・龍山方面)
水色直結線分岐 수색직결선분기   2.2 2.2 韓国鉄道公社:水色直結線
KTX (仁川国際空港2ターミナル方面)
京畿道
高陽市
徳陽区
仁川国際空港鉄道へ直通
黔岩駅 검암역 Geomam 18.9 21.1 簡易配置駅 空港鉄道仁川国際空港鉄道 (A07)
仁川交通公社仁川2号線 (I207)
仁川広域市
中区
仁川国際空港1ターミナル駅 인천공항1터미널역 Incheon Int'l Airport Terminal 1 -56.9 空港鉄道:仁川国際空港鉄道 (A10)
仁川国際空港2ターミナル駅 인천공항2터미널역 Incheon Int'l Airport Terminal 2 -5.8 -62.7 空港鉄道:仁川国際空港鉄道 (A11)

脚注

  1. ^ 세부사업내용 (인천공항철도 활성화)
  2. ^ 코레일 영업거리표
  3. ^ 영업거리현황
  4. ^ “空港鉄道KTX連携事業遅延”. 亜洲経済. (2013年11月29日). http://japan.ajunews.com/view/20131129232552361 
  5. ^ 国土交通部告示 第2014-339号 "鉄道施設使用開始" 2014年6月11日
  6. ^ “서울∼인천공항 KTX 운행중단…승객 적어 폐지도 검토” (朝鮮語). 聯合ニュース. (2018年3月21日). http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2018/03/21/0200000000AKR20180321086300003.HTML 
  7. ^ “仁川空港発着のKTX、8月末で廃止”. NNA.ASIA. (2018年8月3日). https://www.nna.jp/news/show/1796088 
  8. ^ KTX水色駅に停車しない

注釈

  1. ^ なおこの路線の終点は空港鉄道ソウル起点13.583km地点(デジタルメディアシティ駅 - 金浦空港駅間)のため、終点駅ではない
  2. ^ ただし実際には分岐点 - 仁川国際空港間は44.4kmであり、営業キロとは1.4kmの差がある。

関連項目