武蔵野女子大学短期大学部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Oyyo37 (会話 | 投稿記録) による 2022年10月31日 (月) 13:28個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (角括弧の終了違反の修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

武蔵野女子大学短期大学部
大学設置 1950年
創立 1924年
廃止 2006年
学校種別 私立
設置者 学校法人武蔵野大学
本部所在地 東京都西東京市新町1-1-20
学部 文科
  国文専攻[1]
  英文専攻[1]
生活創造デザイン学科
  ライフデザイン専攻
  住環境デザイン専攻
幼児教育科[2]
研究科 幼児教育専攻
テンプレートを表示

武蔵野女子大学短期大学部(むさしのじょしだいがくたんきだいがくぶ、英語: Musashino Women's University Junior College)は、東京都西東京市新町1-1-20に本部を置いていた日本私立大学である。1950年に設置され、2006年に廃止された。大学の略称は武女短。学生募集は2002年度まで[3]2003年度より武蔵野大学への全面改組により短期大学は学生募集を停止し、2006年6月14日正式廃止[4]

概要

1950年、武蔵野女子短期大学として設置された。学科体制は、最多で 3 学科(ほか専攻科1専攻)を擁し、1学年定員が1,000人[5]とかなりの規模を擁していた時期もあったが、文科の廃止により規模が大幅に縮小され最終的には370人程度に減員された[6]

武蔵野女子大学短期大学部に設けられていた学科の一つに生活創造デザイン学科がある。これは、旧来の生活学科をリニューアルする形で設けたもので、大雑把に言えばライフデザイン専攻では食物や服飾に関する専門教育、住環境デザイン専攻では名称の通り生活空間やインテリアに関する科目が主たるものとなっていた。幼児教育科では、幼稚園教員の養成を執り行っていた。

カナダオーストラリア韓国での語学研修や、インドネシアでの文化研修が行われていた。

武蔵野女子大学短期大学部の前身である武蔵野女子学院創設者は仏教学者の高楠順次郎で、浄土真宗本願寺派が母体となっている。

沿革

  • 1924年 - 武蔵野女子学院が創立される。
  • 1950年 - 武蔵野女子短期大学(むさしのじょしたんきだいがく)開学:当初は北多摩郡田無町のち田無市にあった[7]
    • 文科
      • 国文専攻
      • 英文専攻
    • 家政科
  • 1954年7月1日 - 武蔵野女子学院短期大学(むさしのじょしがくいんたんきだいがく)に名称変更。
  • 1965年 - 武蔵野女子大学短期大学部に名称変更。保谷市に移転。
  • 1982年 - 専攻科幼児教育専攻を設置
  • 1977年 - 幼児教育科増設される:学生数64[8](後に幼児教育学科に呼称変更される)
  • 2000年 - 生活学科を生活創造デザイン学科に改組。専攻課程を設ける。
    • ライフデザイン専攻
    • 住環境デザイン専攻
  • 2002年 - 学生募集最終。
  • 2006年6月14日 - 正式廃止[4]

基礎データ

所在地

教育・研究

組織

学科

  • 文科
    • 国文専攻
    • 英文専攻
  • 生活創造デザイン学科(旧:生活学科)
    • ライフデザイン専攻
    • 住環境デザイン専攻
  • 幼児教育学科[2]

専攻科

  • 幼児教育専攻:修業年限は昼間部1年制となっていた。

別科

  • なし

取得資格について

資格
  • 保育士:幼児教育学科を卒業後、専攻科に進学かつ修了する必要があった。
  • 司書:文科および生活学科(生活創造デザイン学科両専攻含む)学生を対象としていた。
教職課程
  • 幼稚園教諭二種免許状:幼児教育学科
  • 中学校教諭二種免許状も設けられていた。教科は以下の通りである。
  • 司書教諭:司書資格及び中学校教諭二種の教科の履修を必須とする。
  • 1954年度あたりまでは、高等学校教諭免許状が設けられており、文科国文専攻で「国語」、英文専攻で「英語」、家政科で「家庭」となっていた[9]

大学関係者と組織

大学関係者一覧

歴代学長

出身者

施設

キャンパス

  • 「紅雲台」と称した日本家屋や「紫柴軒」という名称の茶室が設置された。

対外関係

関係校

系列校

卒業後の進路

就職

編入学・進学実績

脚注

  1. ^ a b 1999年度入学生をもって学生募集最終。2003年6月1日廃止。
  2. ^ a b 学生募集は2002年度まで。2004年8月2日廃止。
  3. ^ 文科国文専攻・英文専攻は1999年度まで。
  4. ^ a b 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』269頁より。
  5. ^ 文科が廃止される前の1998年度時点では、文科国文専攻で300、英文専攻で250、生活学科で400、幼児教育科で50となっていた。
  6. ^ 生活創造デザイン学科ライフデザイン専攻で232、住環境デザイン学科で100、幼児教育科で50となっていた。
  7. ^ 昭和30年度版『全国学校総覧』1376頁より。
  8. ^ 昭和53年度版『全国学校総覧』43頁より。
  9. ^ 教員養成課程認定大学短期大学一覧』(1955年)59頁「武蔵野女子学院短期大学」の欄より。

参考文献

関連項目

外部リンク