東滝川駅

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東滝川駅
駅舎(2017年8月)
ひがしたきかわ
Higashi-Takikawa
A21 滝川 (7.2 km)
(6.5 km) 赤平 T23
地図
所在地 北海道滝川市東滝川
北緯43度34分25.82秒 東経141度58分49.39秒 / 北緯43.5738389度 東経141.9803861度 / 43.5738389; 141.9803861 (東滝川駅)
駅番号 T22
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 根室本線
キロ程 7.2 km(滝川起点)
電報略号 ヒワ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
6人/日
-2014-
開業年月日 1913年大正2年)11月10日[1]
備考 無人駅
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東滝川駅(ひがしたきかわえき)は、北海道滝川市東滝川にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線である。駅番号T22電報略号ヒワ

歴史

1977年の東滝川駅と周囲約750m範囲。右が富良野方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

旧駅名「幌倉」は現在のポロクラ川を意味するアイヌ語が大地名化したことに由来する旧地名である[6]。由来については諸説あるが、アイヌ語研究者の山田秀三は「はっきりしない[6]」とした上で永田方正『北海道蝦夷語地名解(永田地名解)』の「機弓を置く大川」説を引用し、「クラ」は「ku-rar(弓を・置く)とでも読んだものか」と推察している[6]。この説を採る場合「ポロクラㇻ(poro-ku-rar)」(大きい・弓を・置く〔・川〕)に由来する、ということになる。

このほか国鉄による『駅名の起源』などで「ポロクラ」を「大きな岩崖」とする解釈もあるが[3]、山田は「クラを岩崖と呼んだ地名を見たことが無い」として疑問視している[6]

現在の駅名は滝川市街の東にあることによる名称である[3]

駅構造

相対式ホーム2面2線をもつ地上駅。現在は無人駅となっている。ホームの移動は跨線橋を使う。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 根室本線 上り 滝川方面
2 下り 富良野東鹿越方面

利用状況

乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1992年(平成04年) (11.0) [7] 1日平均乗降客数22人
2015年(平成27年) 「10名以下」 [JR北 1]
2016年(平成28年) 5.6 [JR北 2]
2017年(平成29年) 5.2 [JR北 3]
2018年(平成30年) 4.8 [JR北 4]
2019年(令和元年) 3.8 [JR北 5]
2020年(令和02年) 3.0 [JR北 6]
2021年(令和03年) 2.6 [JR北 7]

駅周辺

駅前には当地出身の作曲家仁木他喜雄顕彰碑童謡めんこい仔馬」の歌詞が書かれている)が設置されている。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線
快速(下りは「狩勝」)
通過
普通
滝川駅 (A21) - *一ノ坂信号場 - 東滝川駅 (T22) - *幌岡信号場 - 赤平駅 (T23)
*打消線は廃止信号場

脚注

出典

  1. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、873頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 滝川市史 下巻 1981年3月発行 p654
  3. ^ a b c 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、116頁。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ “日本国有鉄道公示第45号”. 官報. (1982年5月28日) 
  5. ^ “「通報」●根室本線東滝川駅ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1982年5月28日) 
  6. ^ a b c d 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 66. ISBN 978-4-88323-114-0 
  7. ^ 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、109頁。ISBN 4-09-395401-1 
  8. ^ 東滝川 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月4日閲覧。

JR北海道

  1. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道株式会社. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
  2. ^ 駅別乗車人員(2016)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道株式会社. p. 2 (2017年12月8日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
  3. ^ "根室線(滝川・富良野間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月18日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  4. ^ 根室線(滝川・富良野間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  5. ^ 根室線(滝川・富良野間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。

関連項目

外部リンク