東方力丸

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東方力丸(とうほう りきまる、1974年3月3日 - )は、日本路上パフォーマーで、俳優、声優としても活躍している。鹿児島県鹿児島市生まれ、神奈川県茅ヶ崎市育ち。所属事務所は株式会社ダブ。

漫読家」(まんどくか)を名乗り、漫画朗読するパフォーマンスをし、生計を立てている。この名称は東京MXテレビの取材を受けた際に命名された。毎週土曜日は、小田急電鉄京王電鉄下北沢駅前を中心に、毎週日曜日の昼は井の頭公園にて、1回100円で客からのリクエストに応じ、漫画本をアニメ風に大きな声を張り上げ朗読するというパフォーマンスをしている。

略歴・人物

学生時代はいじめを受けていた。高校卒業後はアルバイトとして就職するも1年ほどで退職し、その後引きこもりになるが、それも1年ほどで抜け出している。本人はいじめの影響で性格が内向的になったと述懐している[1]

その後は、声優俳優を志望するも、養成所へ通うなどの具体的なアクションは起こさずに、再びアルバイト生活を送る。そんな中、元々漫画やアニメが好きだったことから、前述の路上パフォーマンスを思いつき、2001年頃から「漫読家」として活動し始める。これらの活動が徐々に口コミなどで広まり、フジテレビ系列ドキュメンタリー番組ザ・ノンフィクション』をはじめテレビ番組の取材を受けるようになる。現在では、在京キー局の人気番組にも度々出演したり、各種イベントに招かれる機会も増えている。また、伊藤博樹らその他のアキバ系パフォーマーにも影響を与えている。

漫画の蛭子能収からは自作の漫画を読む許可を得ている。

エピソード・備考

当初は「漫読家」として生計を立てられず、眼鏡は壊れたものを無理矢理テープで補修し使い続けるほど困窮し、それをネタにもしていたが、現在は買い直した様子。また、毎月末になると家賃や光熱費の支払いが滞る事が多かった。その為、日雇いの解体工など、慣れない肉体労働に従事し、それらの収入を支払いに充てていた。勤務先では不良連中によくからかわれ、「漫読家」で生計を立てている旨を打ち明けると、「何やってんの?」などと不良どもに嘲笑されるほどであった[1]

パフォーマンス後は、必ず周辺の清掃を行ってから帰路に着くようにしている。これは、彼の路上パフォーマンスが東京都の「ヘブンアーティスト」として公認されていない為、近隣からの苦情などによってパフォーマンスが出来なくなってしまうと死活問題になる事も理由だが、彼曰く、「いつも路上で漫画を読ませて貰っている事への感謝の気持ち」もあるとしている[1]

2006年4月放送の『ズバリ言うわよ!』(TBS)に、「ニート代表」(ニートの定義には当てはまらないはずだが)として出演したが、東方だけではなく、他の自称「ニート」に対して「この番組の出演者が、実際に“ニート”であったか疑問だ」といったやらせ視聴者から指摘されている[2]

主な出演

テレビ

ほか

インターネットテレビ

 桃吐マキル第34回小学館新人コミック大賞入選作品『森繁ダイナミック』タイアップ企画

[3]

映画

アニメ

CM

イベント

ほか

脚注

  1. ^ a b c フジテレビザ・ノンフィクション』より
  2. ^ 視聴者の意見(2006年4月分)”. BPO. 2010年8月16日閲覧。
  3. ^ 下北沢のキリスト 東方力丸を探せ!”. WWSチャンネル. 2011年6月6日閲覧。

外部リンク