暦仁
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暦仁(りゃくにん)は、日本の元号の一つ。嘉禎の後、延応の前。1238年の期間を指す。この時代の天皇は四条天皇。鎌倉幕府将軍は藤原頼経、執権は北条泰時。 日本の元号の中では最も日数が短い。
改元
撰進者は藤原経範であるが、『百錬抄』によれば、世間では「暦仁=略人」すなわち、この世から人々が略される(=死んで消えてしまう)とする風評が発生したために再び改元を実施したとある(ただし、詔書では「変災」を理由としている)[1]。
出典
「隋書」(音楽志下)の「皇明馭レ暦、仁深二海県一」より。
暦仁期におきた出来事
西暦との対照表
※ 茶色は小の月を示す。
暦仁元年(戊戌) | 一月 | 二月 | 閏二月 | 三月 | 四月 | 五月 | 六月 | 七月 | 八月 | 九月 | 十月 | 十一月 | 十二月 |
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ユリウス暦 | 1238/1/18 | 2/16 | 3/18 | 4/16 | 5/16 | 6/14 | 7/13 | 8/12 | 9/10 | 10/10 | 11/8 | 12/8 | 1239/1/7 |
暦仁二年(己亥) | 一月 | 二月 | 三月 | 四月 | 五月 | 六月 | 七月 | 八月 | 九月 | 十月 | 十一月 | 十二月 | |
ユリウス暦 | 1239/2/6 | 3/7 | 4/6 | 5/5 | 6/4 | 7/3 | 8/1 | 8/31 | 9/29 | 10/29 | 11/27 | 12/27 |
脚注
- ^ 北爪真佐夫「元号と武家」(初出:『札幌学院大学人文学会紀要』第68号(2000年9月)/所収:北爪『文士と御家人』(青史出版、2002年) ISBN 978-4-921145-13-2)。
関連項目
注1:前の数字は番号。南北朝時代の「南」は南朝、「北」は北朝の元号を指す。慣例に従い南朝を正統とする。 注2:後の数字は元年と末年。源氏政権の「寿永」は元年でなく使用開始年を記し、「正平」は南北統一の年と再分裂の年、「観応」は復活の年、「明徳」は統一の年も記す。 注3:月日を含む換算では赤背景の西暦に1を加算する。 | |||||||||||||
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