旭化成ホームズ

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旭化成ホームズ株式会社
Asahi Kasei Homes
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
160-8345
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル
設立 1972年11月
業種 建設業
法人番号 3011101001453 ウィキデータを編集
事業内容 新築請負不動産関連リフォーム
代表者 池田英輔(代表取締役社長
資本金 32億5千万円
従業員数 5,970人
決算期 3月31日
主要株主 旭化成株式会社(100%)
主要子会社 旭化成不動産レジデンス株式会社
旭化成リフォーム株式会社 他
外部リンク http://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/
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旭化成ホームズ(あさひかせいホームズ)は、旭化成グループの住宅事業を担う事業会社。主力商品として戸建住宅ヘーベルハウスドイツ語 Hebel Haus)がある。プレハブ建築協会 正会員。

ヘーベルハウスの特徴

建材

ヘーベル

ヘーベルハウスの最大の特徴は、その名称の由来でもある建材「ヘーベル」を外壁屋根に使用していることである。 ALC(Autoclaved Lightweight Concrete)と呼ばれる軽量気泡コンクリートで、ドイツヨーゼフ・ヘーベル社と技術提携して旭化成ホームズが日本に初めて導入した。 「軽量さ」[1]木材と同等の「調湿力」[2]、「耐火性能」[3]などを主な優れた性能としている。

ヘーベルは、スウェーデンからクウェートまで世界約20カ国で生産・使用され、超高層ビル公共施設文化財を保護する宝物殿、日本の代表的なところでは東京都庁横浜ランドマークタワー、唐招堤寺新宝蔵殿に使用されている。

ネオマフォーム

断熱材には旭化成建材のネオマフォームとよばれる断熱材を用い、繊維系断熱材と比較し劣化の少ない耐久型断熱構法であることと優位点としている[4]

躯体

主要構造には鉄骨を使用、極低降伏点鋼を用いた制震構造を標準仕様とし、耐震性能は最高等級の「耐震等級3」を有している。

間取りなど

住人とペットとが快適に暮らせるような設計・工夫を住まいに取り込むことをコンセプトとした設備仕様「プラスわん・プラスにゃん」を開発。ペットが室内を自由に出入りできるペットドアや、吹き抜けを利用したキャットウォーク、猫が楽しめるニャングルジムなど遊び心を家づくりに取り入れている、としている。

主な商品

  • キュービック
  • 新大地
  • ネクサス
  • エルレガーロ
  • フレックス
  • PAO(パオ)
  • そらから
  • かぜのとう
  • COCO(こ・こ)
  • KUGO(くうご)

おもな分譲住宅地

  • N.Y.T.アトラスタワー西新宿住戸分譲 〈東京都新宿区〉
  • ヘーベル&スウェディッシュタウン西国立 〈東京都立川市〉
  • ヘーベルタウン豊田・多摩平〈東京都日野市〉
  • ヘーベルタウン町田(宅地)〈東京都町田市〉
  • ヘーベルタウン中浦和 〈埼玉県さいたま市桜区〉
  • エバープレイスガーデン武蔵藤沢(宅地) 〈埼玉県入間市〉
  • おゆみ野ガーデンズ 〈千葉県千葉市緑区〉
  • グリーンコンフォート印西牧の原 グリーンゲートタウン 〈千葉県印西市〉
  • 千葉ニュータウン「大塚3丁目」 〈千葉県印西市〉
  • 野毛山住宅アトラス野毛山〈神奈川県横浜市〉
  • ヘーベルタウン上大岡〈神奈川県横浜市〉
  • ヘーベルタウン稲沢(条件付宅地) 〈愛知県稲沢市〉
  • ヘーベルタウン豊中旭ヶ丘(建築条件付宅地) 〈大阪府豊中市〉
  • 泉北みいけ台ガーデンズ 〈大阪府堺市〉
  • 旭化成六甲山手(建築条件付宅地) 〈神戸市灘区〉
  • ラビュー学園南 小束台宅地分譲〈神戸市垂水区〉
  • 芦屋海岸通 セントラルプレイス(財団法人住宅生産振興財団他と)〈兵庫県芦屋市〉
  • ヘーベルタウン守山吉身 〈滋賀県守山市〉
  • 旭化成折尾さつき台 〈北九州市八幡西区さつき台〉
  • ジョイナス舞松原 〈福岡市東区舞松原〉 (九州八重洲(株))
  • 福岡県苅田分譲開発地〈福岡県苅田町〉
  • ヘーベルタウン大高〈?〉

関連会社

  • 旭化成不動産レジデンス株式会社
  • 旭化成リフォーム株式会社
  • 旭化成住工株式会社
  • 旭化成インテリア株式会社
  • 旭化成設計株式会社
  • 旭化成エーティーホーム株式会社
  • 旭化成モーゲージ株式会社

広報活動

  • コーポレートキャラクターは、「ヘーベル君」「エコゾウさん」「ラム君[5]」。
    • 「ハ〜イ!!」と発声するヘーベル君の声は佐藤奈々子が担当している(2009年(平成21年)より冒頭から)。
    • 現在[いつ?]ヘーベル君はテレビコマーシャルに採用されていないが、ホームページ上には画像が掲載されている。
    • 東日本大震災直後から、福島第一原発事故におけるベントの操作と、「ハ〜イ!!」と言いながら自身の屋根を帽子にみたてて脱ぐ仕草とを絡めたアスキーアートが、SNS上で広まった(特にACジャパンあいさつの魔法。と組み合わせて)。旭化成ホームズの広報は「僕は原発じゃないからやめて!!」と、アスキーアートの使用を控えて欲しい旨と公式声明を発表した。[要出典]
  • 営業エリアは、関東8都県・東海4県・近畿6府県・山陽3県・福岡県・佐賀県。これ以外の地域ではCMは放送されず、ACジャパンに差し替えられた(テレビ朝日系列フジテレビ系列の一部の番組の場合)。なお、日本テレビ系列の番組では差し替えせず、営業エリア外の地域でもCMが放送されていた。また、フジテレビ系列でも営業エリア外の北海道文化放送では、『なるほど!ザ・ワールド』では同じ旭化成グループの旭化成建材の「ヘーベルライト」のCMに差し替えて放送していたが、旭化成名義で提供している『リアルスコープ』では、そのままヘーベルハウスのCMが放送されている。

脚注

  1. ^ フジテレビの『ザ・ベストハウス123』の「スゴいコンクリートBEST3」第3位:水に浮くコンクリート「ALC ヘーベル」(2007年(平成19年)7月18日放送分)[信頼性要検証] としてその性能が紹介された。
  2. ^ 湿気を嫌うお茶海苔の保存倉庫の外壁材として使用されている。
  3. ^ 住宅性能表示制度における最高等級の「耐火等級4」を有している。
  4. ^ ネオマフォームは(財)省エネルギーセンターによる「省エネ大賞」を2001年(平成13年)に受賞、また、2003年(平成15年)には「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」を受賞している。
  5. ^ ロングライフプログラム及び三階建てFREX G3

関連項目

外部リンク