房室結節

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赤線:刺激伝導系。房室結節は心房と心室の間にある。

房室結節(ぼうしつけっせつ、田原結節、田原-アショフ結節、アショフ-田原結節、 atrioventricular node: AV node)は刺激伝導系の一部。田原淳ルードヴィッヒ・アショフの研究室で発見した。右心房の下方で心室中隔近くにある。伝導速度が遅いため、心房心室の収縮に時間差を持たせることができる。正常な状態では心房からの興奮をヒス束に伝えるが、洞房結節の作るリズム(70回/分)が途絶えた場合、房室結節の持つ自動能が、調律の機能をある程度補完する。しかし、その時に作り出すリズムは40回/分程度と遅く、徐脈となる。

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