常勝思考

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常勝思考
人生に敗北などないのだ。
INVINCIBLE THINKING
著者 大川隆法
発行日 1989年10月30日 (初版)
発行元 幸福の科学出版 (原著)
ジャンル 宗教書 聖典 経典
日本の旗 日本(原著)、ほか168ヶ国以上で発行
言語 日本の旗日本語(原著)
形態 上製本
ページ数 251ページ(改訂新版)
前作 『成功の法』(旧題:『現代成功哲学』)
次作 『仕事と愛』(旧題:『常勝思考パート2』)
『常勝の法』
公式サイト 「常勝思考」公式
コード

ISBN 978-4-87688-264-9(日本語)
ISBN 978-1-59056-051-8(英語版イギリス
ISBN 978-1-942125-25-9(英語版アメリカ)
ISBN 978-81-7992-683-3(英語版インド
ISBN 978-3-89901-932-2ドイツ語版)
ISBN 978-4-86395-501-1フランス語版)
ISBN 978-5-9573-2509-3ロシア語版)
ISBN 978-954-319-138-3ブルガリア語版)
ISBN 978-89-7669-145-3韓国語版)
ISBN 978-85-316-1007-3ポルトガル語版)
ISBN 978-81-8495-038-0ヒンディー語版)
ISBN 978-81-8495-095-3マラティー語版)
ISBN 978-81-8495-068-7グジャラティー語版)
ISBN 978-81-8495-093-9タミル語版)
ISBN 978-81-8495-211-7テルグ語版)
ISBN 978-81-8495-399-2カンナダ語版)
ISBN 978-955-665-157-7シンハラ語版)
ISBN 978-9937-1-0208-7ネパール語版)
ISBN 978-616-91383-0-3タイ語版)
ISBN 978-614-01-0654-3アラビア語版)
ISBN 978-605-02-0183-3トルコ語版)
ISBN 978-99962-955-9-1モンゴル語版)
ISBN 978-7-80228-770-9(中国語簡体字
ISBN 978-986-06528-9-5(中国語版繁体字台湾 台湾語版)

ISBN 978-957-32-6277-0(中国語繁体字香港 広東語版)
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常勝思考』(じょうしょうしこう、: INVINCIBLE THINKING )とは、幸福の科学グループ 創始者 兼総裁大川隆法思想・人生訓、及びそれを著した書籍

概要

常勝思考』( Invincible Thinking )とは、幸福の科学グループ 創始者 兼総裁大川隆法の思想・人生訓、及びそれを著した、幸福の科学の経典である。副題は「人生に敗北などないのだ。」。

宗教書というより、人生論・ビジネス書・自己啓発書としての色彩を強く放つ書[1]

人生に出くわすあらゆるものから教訓を学び取り、人格向上の糧・次の勝利への布石とすることによって、真に人生に勝利していくという考え方。

順境の時期にも、逆境の時期にも、縁起の理法で将来の良き種をまき、反省光明転回の考えを両輪とする[2]

人生に真に勝利するためのパワーを内蔵した思考方法で、この理論は、性別・年齢・国籍を超えて全ての人びとにあてはまる理論であり、「読破した者は、堂々たる勝利の大道が目の前に拓ける(ひらける)」と説く[3]幸福の科学の基本教義である四正道「愛・知・反省・発展」の内、「反省」から「発展」への架橋をなす理論である[4]

「常勝」と言うと「勝ち続けること」だと捉えられていることが多いが、この思想は、「敗北や失敗から「教訓」を生み出す。学び尽くす。」ことが主軸であり、その教訓を糧に努力することで人生に勝利していこうとするものである。そして、その勝利によって「教訓を生み出した過去の敗北や失敗の体験は、勝利を生み出した大切な経験」となり、「人生の宝への礎(いしずえ)」として捉えることになるのである。つまり、敗北を敗北のままとせずに、生み出した教訓からの勝利によって、成功した人生への一里塚となしてゆくのである[5]

本書の内容で、ドナルド・トランプの著書『トランプ自伝』を紹介し、失敗をバネにして成功している事例を示し、30年後のトランプ大統領の誕生を予言する箇所がある[6]

解説・評価

1989年の初版発行以来ロングセラーを続けており、1989年1990年と新版1995年にはベストセラーにも登場している。(トーハン・日販 調べ)

幸福の科学に入会していた河内宏之が代表を務める受験指導の「QUALIER」では、向学への情熱を指導するのに、この常勝思考の思想を生かしている[7]

2006年、日本の刑務所及び少年刑務所などで、更生のためのテキストとして使用されたことがある。これにより、出所後の更生施設でも読書課題としても使用されていた[8]

2008年、幸福の科学が進出したアフリカ ウガンダ国では、中等学校の副読本として採用され、広く読まれている[9]

2012年、心理カウンセラー向けのテキストとして、須河内かすみが評価し、その応用展開の論文が発表され、民生委員等の方々向けの講習で利用された[10]

講義録データ・書籍出版

『常勝思考』の元は、次の特別セミナーの講義で説かれた。

教団幸福の科学」が宗教法人化以前の1989年に、「ウィークデー・セミナー『常勝思考』」と名打った4回の連続セミナーが、東京都千代田区社会文化会館に於いて行われ(6月2日、6月28日、7月5日、7月20日)、4回の講義録が収録された。この講義録を単行本用に編集し、下記の「書籍情報」の書籍が発刊された。また、この記録は、下記の幸福の科学系メディア(音声ソフト・映像ソフト)でも頒布された。

書籍情報

  • 単行本 上製本
常勝思考』―人生に敗北などないのだ (SUPER CONTACT)
出版社:幸福の科学出版、1989年10月30日発刊
ISBN 4-906282-31-8ISBN 978-4-906282-31-9
常勝思考』(新版)人生に敗北などないのだ、(改訂版)
出版社:幸福の科学出版、1995年11月20日発刊
ISBN 4-87688-264-9ISBN 978-4-87688-264-9

音声ソフト・映像ソフト情報

  • カセット『常勝思考』4巻セット、幸福の科学出版、1989年9月発行、型番:T 052、ISBN 4-906282-49-0
  • カセット『常勝思考 1』第1巻、幸福の科学出版、1995年10月、型番:T 不明、ISBN 4-87688-728-4
  • カセット『常勝思考 2』第2巻、幸福の科学出版、1995年10月、ISBN 4-87688-727-6
  • カセット『常勝思考 3』第3巻、幸福の科学出版、1995年10月、ISBN 4-87688-726-8
  • カセット『常勝思考 4』第4巻、幸福の科学出版、1995年10月、ISBN 4-87688-725-X
  • VHSビデオ『常勝思考 1 常勝の原点』幸福の科学出版、1992年1月1日、型番:K 037、ISBN 4-87688-921-X
  • VHSビデオ『常勝思考 2 光明転回の理論』幸福の科学出版、1992年1月1日、型番:K 038、ISBN 4-87688-920-1
  • VHSビデオ『常勝思考 3 人生と勝利』幸福の科学出版、1992年1月1日、型番:K 039、ISBN 4-87688-919-8
  • VHSビデオ『常勝思考 4 常勝思考のパワー』幸福の科学出版、1992年1月1日、型番:K 040、ISBN 4-87688-918-X
  • DVD版 『常勝思考 1 常勝の原点』幸福の科学、2004年3月23日、型番:K 1050
  • DVD版 『常勝思考 2 光明転回の理論』幸福の科学、2004年3月23日、型番:K 1051
  • DVD版 『常勝思考 3 人生と勝利』幸福の科学、2004年3月23日、型番:K 1052
  • DVD版 『常勝思考 4 常勝思考のパワー』幸福の科学、2004年3月23日、型番:K 1053

海外出版

An Essential Guide for a Lifetime of Growth, Success, and Triumph』ISBN 978-1-942125-25-9

  • 2021年12月、台湾語版(中国語繁体字)の改訂版が 台灣幸福科學出版(景芸)(IRH Press Taiwan Co., Ltd.) より発刊。『常勝思考』ISBN 978-986-06528-9-5

脚注

  1. ^ 沼田健哉 著『宗教と科学のネオパラダイム』創元社
  2. ^ 「常勝思考」改訂 まえがき より
  3. ^ 「常勝思考」初版 まえがき より
  4. ^ 『常勝思考』あとがき より
  5. ^ 『常勝思考』第一章 常勝の原点 より
  6. ^ 『常勝思考』(新版)pp91-92、初版では「批判をバネにする逆発送」pp81-82
  7. ^ 河内宏之 著『勇気が10倍湧いてくる言葉』PHP研究所、p142
  8. ^ 『「常勝思考」をベースにしたキャリア・カウンセリングの効果についての一考察(下) 』須河内かすみ著 人間幸福学研究
  9. ^ 上野庸平『ルポ アフリカに進出する日本の新宗教』花伝社、P159
  10. ^ 『「常勝思考」をベースにしたキャリア・カウンセリングの効果についての一考察(上)』須河内かすみ著 人間幸福学研究
  11. ^ 書籍『常勝思考』_人民中国
  12. ^ 書籍『常勝思考』-書籍-東北サイト日本語
  13. ^ 中国語版 『常勝思考」』発刊発表会 インターネットアーカイブ保存データ
  14. ^ 2008年9月4日 - 9月10日『新京報』図書ベスト(北京図書大廈、王府井書店、中関村図書大廈、三聯書店など、市内主要書店やネット書店のデータから統計)北京便り'08/09 - 中国・本の情報館~東方書店~(日本語)

参考文献

  • 河内宏之 著『勇気が10倍湧いてくる言葉』PHP研究所、2010年12月発行、ISBN 978-4-56979324-5
  • 沼田健哉 著『宗教と科学のネオパラダイム』創元社、1995年1月20日発行、ISBN 4-422-14019-1
  • 現代セラニティ研究会『「幸福の科学」現象を追う』現代セラニティ研究会 取材、東健一郎 編集・構成、毎日新聞社、1992年7月10日発行、ISBN 4-620-30878-1
  • 須河内かすみ『「常勝思考」をベースにしたキャリア・カウンセリングの効果についての一考察(上)』人間幸福学研究 3(3), 90-127, 2011-07 、人間幸福学研究会発刊、2011年7月31日
  • 須河内かすみ『「常勝思考」をベースにしたキャリア・カウンセリングの効果についての一考察(下)』人間幸福学研究 3(4), 68-92, 2011-09 、人間幸福学研究会発刊、2011年9月27日
  • 沼田健哉 著『幸福の科学の研究』桃山学院大学社会学論集、1990.12 p.p81 - 112

外部リンク