原木 (市川市)

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原木(ばらき)は千葉県市川市の地名である。旧東葛飾郡原木村。2010年12月現在は、住居表示が実施されている[1]原木一丁目から四丁目と、住居表示が実施されていない原木が置かれている。郵便番号は272-0004。2010年2月1日現在の人口は9692人(常住人口調査による。市川市調べ。)

地理

市川市東南部に位置する。北で船橋市本郷町、北から東にかけて二俣及びその飛地、南東で二俣新町、南で高谷新町、西で高谷、北西で船橋市本中山と隣接する。南側は「西浜地区」とも呼ばれ、21世紀になってから区画整理がされ、工場や倉庫、企業が立ち並ぶようになった。

二丁目も区画整理することが考えられている[2]

河川

歴史

江戸時代は天領として行徳領の一部に組み込まれ、幕府に献上するの生産が盛んであったが、度々水害の被害にあい、特に寛政3年(1791年)におきた津波(史料上の表記では津波と称されているが、実際は高潮江戸川の氾濫と見られている)では百人以上の村人が犠牲となった。

明治22年(1889年)、周辺の13カ村と合併し、以降は行徳町の大字となる。

地名の由来

地名の由来は荒地(ばらち)の意味や単にとげのある木の生える地の両方から来ていたと言われる。

交通

鉄道

東京地下鉄東西線及び JR東日本京葉線が通るが駅は置かれていない。域外の原木中山駅二俣新町駅西船橋駅が利用できる。

バス

道路

通関業務

当地にはかつて東京エアカーゴシティターミナルが所在し、成田国際空港経由で輸出入する貨物のうち、急を要しないものについては同所で通関が行われていた[3]。しかし、1996年(平成8年)3月に規制緩和が行われ、一般の貨物が成田空港で通関できるようになった結果、同所の取り扱いシェアは急激に低下し[3]、同社は2003年(平成15年)9月をもって解散された[4]

その名残として、千葉県は本来横浜税関の管轄であるが、市川市原木は2010年現在も東京税関の管轄となっていて、当地に東京航空貨物出張所が所在する[5]

脚注