原団地

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原団地
原団地
原団地 地図
原団地の位置(福岡市内)
原団地
原団地
原団地の位置(福岡県内)
原団地
原団地
原団地の位置(日本内)
原団地
原団地
北緯33度34分15.3秒 東経130度20分32.1秒 / 北緯33.570917度 東経130.342250度 / 33.570917; 130.342250
日本の旗 日本
都道府県 福岡県
市町村 福岡市
早良区
面積
 • 合計 18.26 ha
人口
(2022年(令和4年)7月末現在)
 • 合計 3,448人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
814-0023
市外局番 092

原団地(はらだんち)は、福岡県福岡市早良区町名。原団地は、現行の行政地名でもあり[1]、また住宅団地の名称でもある。面積は約18.26ヘクタール[2]。2022年7月末現在の人口は3,448人[3]郵便番号は814-0023。

地理

福岡市の都心部とされる中央区天神等の西南西約6キロメートル、早良区のやや北部に位置する。北で市道鳥飼姪の浜線を挟んで室見と、東及び南でと、西で金屑川を介して南庄と隣接する。町域内は主に都市再生機構(UR)の住宅地(賃貸の共同住宅)として土地利用がなされており、団地の中心部にスーパーマーケットや商店街、郵便局等の利便施設も立地している。

河川

原団地の西側に金屑川室見川水系の二級河川)が横断している[4]。河川沿いには遊歩道や公園が整備されている。

都市計画

都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[6]において、原団地は大規模な住宅団地などの中層住宅などで形成される「中高層住宅ゾーン」に位置付けられ、良好な住環境の保全・形成や大規模団地などの老朽化に対する適切な対応などがまちづくりの視点とされている。用途地域は、町域の北側に通る鳥飼姪の浜線の道路境界線より概ね50メートルの範囲及び原683号線の南側は第一種住居地域に、これら以外の範囲は第一種中高層住居専用地域に指定されている。

語源

地名の「原団地」の「原」については、室町期より見える村名としての「原村」に由来し、1889年(明治22年)から大字名の「原」となり、その一部が1967年(昭和42年)に「原団地」となった[7]

歴史

人口

原団地の人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[3]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。

交通

道路

主な幹線道路は次の通り。

市道

福岡市が管理する市道の主要なものは次のとおりである。

  • 鳥飼姪の浜線[注釈 2]
  • 原南庄線
  • 原683号線

鉄道

町内に鉄道は通っていないが、福岡市交通局が運営する地下鉄福岡市地下鉄空港線が北方に通っており、最寄りの駅は次の通り。

  • 藤崎駅(道程で約1.0から1.9キロメートル)
  • 室見駅(道程で約1.1から1.7キロメートル)

バス

バスについては、西日本鉄道株式会社が運営するバスが運行しており、町内ではないが、最寄りの停留所は次の通り。

  • 原団地(原通り沿い、原三丁目、道程で約0.5から0.8キロメートル)
  • 原一丁目(原通り沿い、原一丁目)
  • 弥生二丁目(原通り沿い、原一丁目及び藤崎二丁目)
  • 室見三丁目(鳥飼姪の浜線沿い、南庄一丁目及び室見四丁目)

施設

公共・公益施設

公園・緑道

学校

町内の学校は次の通り。

町内に小・中学校は存在しないが、校区については、小学校区、中学校区についてそれぞれ次の学校の校区に属する[10]

商業施設

原団地の整備時に計画的に配置された商業施設群が町内にあり、小規模な店舗のほかにスーパーマーケットもある。

また、原団地の南端で接する市道原683号線の南側(四丁目)にも小規模な店舗が連なる。

脚注

注釈

  1. ^ 大原橋の下流側にかかる人道橋は「大原側道橋」である。橋梁の種別:人道橋、路線名:原団地665号線、所管課:福岡市早良区地域整備部維持管理課)[5]
  2. ^ 筑肥線の一部区間が旧国鉄時代に廃止されのちに整備された道路。端部が福岡市地下鉄空港線付近にある。
  3. ^ 所在地:原団地10番3号北緯33度34分16.85秒 東経130度20分32.26秒 / 北緯33.5713472度 東経130.3422944度 / 33.5713472; 130.3422944、業務内容:郵便窓口、貯金窓口、ATM、保険窓口
  4. ^ 所在地:原団地10番2号北緯33度34分17.7秒 東経130度20分32.3秒 / 北緯33.571583度 東経130.342306度 / 33.571583; 130.342306
  5. ^ 所在地:原団地3番13号北緯33度34分27.3秒 東経130度20分35.8秒 / 北緯33.574250度 東経130.343278度 / 33.574250; 130.343278、運転開始年月:1991年(平成3年)4月、目的:雨水排除用のポンプ場、口径:1200mm、600mm、ポンプ能力:180+40立方メートル毎分、現有台数:2+2、計画台数:2+2、現況能力:440立方メートル毎分、雨水放流先:金屑川[8]
  6. ^ 所在地:原団地12番
  7. ^ 所在地:原団地32番
  8. ^ 所在地:原団地35番
  9. ^ 所在地:原団地51番
  10. ^ 所在地:原団地52番
  11. ^ 所在地:原団地57番
  12. ^ 所在地:原団地74番
  13. ^ 所在地:原団地81番
  14. ^ 所在地:原団地85番
  15. ^ 所在地:原団地27番北緯33度34分26.9秒 東経130度20分37.4秒 / 北緯33.574139度 東経130.343722度 / 33.574139; 130.343722
  16. ^ 面積:4,236m2。南庄側の「金屑川公園」とは金屑川上の桜花橋で結ばれ、一体的な空間となっている。因みに南庄側の公園の概要は次の通り[9]。所在地:南庄三丁目5、公園種別:街区公園、面積:3,820m2、開園年度:1974。
  17. ^ 所在地:原団地1番1号北緯33度34分12.1秒 東経130度20分32.9秒 / 北緯33.570028度 東経130.342472度 / 33.570028; 130.342472
  18. ^ 所在地:原三丁目8番10号北緯33度34分15.2秒 東経130度20分39.2秒 / 北緯33.570889度 東経130.344222度 / 33.570889; 130.344222
  19. ^ 所在地:原一丁目36番1号北緯33度34分14.7秒 東経130度20分54.8秒 / 北緯33.570750度 東経130.348556度 / 33.570750; 130.348556
  20. ^ 所在地:原団地10番5号から11号まで北緯33度34分15.8秒 東経130度20分33.56秒 / 北緯33.571056度 東経130.3426556度 / 33.571056; 130.3426556
  21. ^ 所在地:原団地10番12号北緯33度34分14.4秒 東経130度20分33.3秒 / 北緯33.570667度 東経130.342583度 / 33.570667; 130.342583

出典

  1. ^ 福岡市. “福岡市区の設置等に関する条例”. 2022年8月26日閲覧。→別表第1
  2. ^ 福岡市統計調査課. “平成27年(2015年)国勢調査の結果”. 福岡市. 2022年8月24日閲覧。
  3. ^ a b 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2022年8月26日閲覧。
  4. ^ 福岡市河川計画課. “福岡市の河川概要”. 福岡市. 2022年8月24日閲覧。より「河川図」参照
  5. ^ 福岡市財政局財産有効活用部財産活用課公有財産係. “固定資産台帳の公表”. 2022年8月17日閲覧。→固定資産台帳データの「固定資産台帳(令和2年度末時点)※Excel形式
  6. ^ 福岡市都市計画課. “福岡市都市計画マスタープラン”. 福岡市. 2022年8月24日閲覧。
  7. ^ 「角川日本地名大辞典」編集委員会 竹内理三『角川日本地名大辞典』 40 福岡県(初版)、角川書店、1988年3月8日、1101頁。ISBN 4-04-001400-6 
  8. ^ 福岡市道路下水道局計画部下水道企画課. “下水道事業の概要”. 2022年8月26日閲覧。→3 下水道の現状と推移(33ページ)
  9. ^ 公園等検索”. 公益財団法人福岡市緑のまりづくり協会. 2022年8月27日閲覧。
  10. ^ 福岡市教育委員会. “福岡市通学区域”. 福岡市. 2022年8月26日閲覧。

関連項目