千鳥 (大田区)

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日本 > 東京都 > 大田区 > 千鳥
千鳥
千鳥郵便局(2009年11月)
千鳥郵便局(2009年11月)
千鳥の位置(東京23区内)
千鳥
千鳥
千鳥の位置
北緯35度34分11.6秒 東経139度41分39.1秒 / 北緯35.569889度 東経139.694194度 / 35.569889; 139.694194
日本の旗 日本
都道府県 東京都
特別区 大田区
地域 大森地域
人口
2017年(平成29年)12月1日現在)[1]
 • 合計 10,096人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
146-0083[2]
市外局番 03[3]
ナンバープレート 品川

千鳥(ちどり)は、東京都大田区町名。現行行政地名は千鳥一丁目から千鳥三丁目。郵便番号は146-0083[2]

地理

大田区の南西部に位置する。地域北部は久が原南久が原にそれぞれ接する。町域東部は第二京浜国道1号線)を境に池上に接する。南部から西部は概ね環八通りを境に下丸子矢口にそれぞれ接する(地名はいずれも大田区)。

町域内を東西に池上通りが通っている。また町域内を東急池上線線路が通っており、千鳥町駅が設置されている。駅周辺や幹線道路沿いに商店やビルなどが見られるほかは、主に住宅地として利用される。

歴史

1968年までは、多くが調布千鳥町(ちょうふちどりちょう)と呼ばれていた区域である。町域内の千鳥町駅もそれに因んでいる。

新田球場と同潤会住宅

千鳥二丁目内で現在短冊状になっている街区には、1926年大正15年)から1934年昭和9年)まで慶應義塾大学の総合運動施設(新田運動場)があった。1万5千人収容の野球場(新田球場)を備え、東京六大学野球の試合が行われた。運動場が横浜市日吉に移転すると、その跡地に住宅街を整備した財団法人同潤会が、1939年(昭和14年)に「調布千鳥町住宅」として分譲し、現在に至る[4][5]

また、千鳥町駅は1926年(大正15年)の開業から1935年(昭和10年)末まで駅名が「慶大グラウンド前駅」であった。

沿革

  • 1878年(明治11年) - 「郡区町村編制法」の施行により、東京府荏原郡峰村となる。
  • 1889年(明治22年) - 町村制の施行により上沼部村・下沼部村・鵜ノ木村と合併して調布村となり、当地は大字峰字千鳥久保(「千鳥窪」、「千鳥凹」とも表記)、横須賀となる。
  • 1928年(昭和3年)4月1日 - 調布村が町制が施行し、東調布町大字峰字千鳥久保、横須賀となる。
  • 1932年(昭和7年)10月1日 - 東京市に編入され、大森区の所属となる。これにより東調布町大字嶺は、調布嶺町と飛び地である調布千鳥町となる。
  • 1947年(昭和22年)3月15日 - 大森区が蒲田区を合併して大田区となる。
  • 1968年(昭和43年) - 住居表示を実施。調布鵜ノ木町・池上徳持町・久ヶ原町・矢口町の各町の一部を併せて現行の千鳥となる。

世帯数と人口

2017年(平成29年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
千鳥一丁目 1,762世帯 3,147人
千鳥二丁目 2,060世帯 3,560人
千鳥三丁目 1,759世帯 3,389人
5,581世帯 10,096人

小・中学校の学区

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]

丁目 番地 小学校 中学校
千鳥一丁目 1番の一部
2番の一部
大田区立久原小学校 大田区立大森第十中学校
その他 大田区立千鳥小学校 大田区立大森第七中学校
千鳥二丁目 全域
千鳥三丁目 1〜2番
3番の一部
4〜25番
その他 大田区立東調布第三小学校

交通

鉄道

町域北部に東急池上線千鳥町駅がある。また、西部からは東急多摩川線下丸子駅が、南部からはその隣の武蔵新田駅が利用できる。

バス

町域東端の第二京浜に次の路線の停留所がある。いずれも停留所名は「千鳥二丁目」と「池上八丁目」である。

施設

脚注

  1. ^ a b 世帯と人口”. 大田区 (2017年12月4日). 2017年12月15日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年12月15日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月15日閲覧。
  4. ^ 大田区の景観/18色の景観づくり/09:鵜の木 大田区
  5. ^ 三田評論 2014年1月号 慶應義塾大学出版会
  6. ^ 通学区域”. 大田区 (2016年5月30日). 2017年12月15日閲覧。

外部リンク