飛地

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飛地(とびち、飛び地)は、一つの領土都道府県市町村などの区域、町や大字(おおあざ)などの一部分で、大部分ないし中心地を持つ部分とは隔てられた場所にある土地のことである。自らの土地の一部が「他所に飛んでいる」と見られこう呼ばれる。

地図上黄・赤色は東ティモール。大部分を占める黄色の場所とは離れた赤色の場所が飛地にあたる。

目次

[編集] 概説

イタリアの一部(地図中央)がスイスに囲まれた場所に「飛んでいる」

ある形態を飛地と見なすか見なさないかが、微妙な状況も多々見られる。多くの場合、それは陸地が水面によって分断されている場合である。たとえば、行政区画のごく一部が河川で分断されていて橋などで連絡していない場合飛地として扱うかは意見の分かれるところである。日本では島を含めないが、国土の飛地では島を含める場合もある。

ある行政区画が、同じ陸地に2つ以上の部分に分かれて存在している場合、その両方が海または同一の湖沼に面していても飛地と呼ぶのが普通である。しかし、トルコイスタンブルなどのように、それらが海峡を介して非常に近接している場合には、飛地と呼ばないことがある。また、飛地が植民地である場合には、領土という観点では飛地であっても、飛地と呼ばないのが普通である。

日本では、住居表示の実施、土地区画整理等に伴う行政区画の変更、市町村合併などにより、飛地は次第に解消される場合もあるが、合併交渉の破綻により細分化される事例もある。

[編集] 飛地ができる要因

封建制下においては、同一の君主の所領が各所に分散していることは珍しくなかった。国民国家形成の際に旧来の領邦の境界を引き継ぐこともあり、その際に領土や行政区画に飛地が残ったという事例がヨーロッパ・インド・日本に多いようである。

その他の要因としては以下のようなものがある。

[編集] 国家の飛地

[編集] 過去に飛地だった地域

[編集] 行政区画の飛地

以下に挙げる飛地はあくまで代表的な例であり、これ以外の小さな飛地は多数存在する。

[編集] アメリカ合衆国

[編集] パレスチナ

[編集] 大韓民国

  • 京畿道安山市大阜島
    • 周囲は京畿道始興市華城市仁川広域市甕津郡。もともとは京畿道甕津郡の所属であったが、1995年に甕津郡が仁川広域市に編入された際に生活圏の関係で仁川広域市への編入ではなく京畿道への所属を選択したため(安山市への編入は1994年12月26日)。なお、安山市の中心部に行くには始興市など他の都市を通らなければ行くことができない。
  • 仁川広域市江華郡
    • 橋でつながっている先は京畿道金浦市。もともとは京畿道所属であったが、1995年に仁川広域市へに編入されたため飛地になった。
  • 大邱広域市達城郡多斯邑、河濱面
    • 1981年7月1日慶尚北道達城郡月背邑、城西邑が大邱直轄市(現・広域市)に編入されたため。1995年に達城郡は大邱広域市に編入されたが多斯邑、河濱面の飛地状態は解消していない。
  • 全羅北道完州郡伊西面

[編集] 中華人民共和国

[編集] ドイツ

[編集] 日本

[編集] 市町村合併(平成の大合併)による飛地事例

いずれも非隣接自治体同士が合併したための飛地である。飛地になる予定も含む。

[編集] 既合併・既編入
[編集] 見た目は飛び地ではないものの、実質的な飛び地

[編集] 合併によるその他の飛地

  • 北海道檜山振興局管轄区域
    • かつて檜山支庁に属していた熊石町が、渡島支庁八雲町と2005年10月1日に合併。これに伴い、檜山支庁の管轄区域は2つに分断(離島を除く)された。組織変更により檜山支庁管轄域はそのまま檜山振興局に引き継がれている。

[編集] 合併以外の事情により発生した飛地

[編集] 過去に飛地だった地域

[編集] 合併により解消された飛地
[編集] 合併以外の事情により解消した飛地

[編集] 県単位の飛地

[編集] 郡部単位の飛地

日本における郡部単位の飛地を参照。

[編集] フランス

[編集] ボスニア・ヘルツェゴビナ

[編集] 過去に飛地だった地域

[編集] 脚注

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  1. ^ これら4箇所の飛地は、市域確定時に該当する土地の所有者が住んでいた市に帰属したため。朝日放送ムーブ!「ムーブ!の疑問」より
  2. ^ ただし、現在でも浅子町・小佐々町から佐世保市中心部へ最短距離で移動するためには、佐々町を経由しなければならない事情は変わらない。

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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