中村武彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Hgthuk (会話 | 投稿記録) による 2015年12月9日 (水) 21:54個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

中村 武彦(なかむら たけひこ)は、Blue United CorporationのPresident & CEO。

経歴

東京都町田市出身。幼少時代の10年間をアメリカで過ごした帰国子女青山学院大学法学部を卒業。青山学院大学時代は、体育会サッカー部に所属し、NEC入社。海外事業本部・北米事業部を経て『スポーツナビゲーション』編集部に勤務。2002年日韓ワールドカップ業務に関わる。

2002年、渡米し、マサチューセッツ州立大学・経営学部・スポーツマネジメント修士課程に入学。

2005年、8ヶ月に渡るインターンを経て、米国のプロサッカーリーグ、メジャーリーグサッカー(MLS)国際部に、MLSコミッショナー代理のアイベン・ガジダス(現アーセナルFCCEO)より、初めての日本人として雇用される[1]Jリーグクラブ初となる米国ツアー、「横浜F・マリノスワールドチャレンジ[2]」を実施。スーパーリーガや、インターリーガをはじめ、数々の欧州ビッグクラブ、代表チーム、及びメキシコ代表のUSツアーのプロジェクトマネジャーを務める。2006年FCバルセロナUSツアーでは7万人以上の観客を集め、テキサス州観客動員記録を塗り替える[3]

2007年、国際部アジア市場統括責任者に昇進する。

2008年には、世界初、環太平洋クラブによるチャンピオンシップ「パンパシフィックチャンピオンシップ」の開催責任者として活動。この大会は彼の大学院時代の論文が元となっている[4][5]。第1回は、ハワイにて開催。日本からは、ヤマザキナビスコカップのチャンピオン、ガンバ大阪が参加し、優勝。ハワイにおけるサッカー大会の観客動員記録を塗り替える。第2回は、ロサンゼルスにて開催。日本からは、大分トリニータが参加。優勝チームは、デビッド・ベッカム選手が所属するロサンゼルス・ギャラクシー。同年、初めてMLS日本オフィシャルモバイルサイトを開設する[6]

2009年、アジア・北米での功績が認められ、FCバルセロナにヘッドハンティングされ、国際部アジア・北米・オセアニア地域ディレクターに就任。アジア・北米ツアープロジェクト、新規事業案件に従事。欧州クラブ初となるニューヨークオフィス立ち上げに携わる。

2010年、日米にまたがるスポーツマーケティング会社、LeadOff Sports Marketing社のゼネラルマネジャーに就任。メジャーリーグサッカーなどのアジア事業顧問に就任[7][8]

2011年ESPN社及びハワイ観光局などと、ハワイにパンパシフィックチャンピオンシップの復刻版となる「ハワイアンアイランズインビイテーショナル[9]」を再度立上げ、同大会のChief Soccer Officerに就任。Jリーグの特命PR部のキューレーター・ブロガーにも就任[10]。この年よりレアル・マドリードMBAコースの招待講師にも就任[11]

2012年2013年マンチェスター・シティFCや、アレッサンドロ・デル・ピエロ選手など欧州サッカーと日本を繋げるなどの活躍も続け[12]国際サッカー連盟FIFA)公認のマッチエージェント資格も取得[13]

2014年、日本人として初めてマドリッドにある「ISDE Instituto Superior de Derecho y Economia(ISDE)」の国際スポーツ法グローバルエグゼクティブマスター課程を修了。

2015年、母校マサチューセッツ州立大学・経営学部・スポーツマネジメント修士課程より「Alumni-on-the-Rise Award」を受賞[14]、メジャーリーグサッカー・ニューヨーク・レッドブルズのトレーニングウェアへ初めてヤンマーのロゴ掲出などを含むクラブ史上最大のパートナーシップ契約交渉に携わる[15]コロンビア大学とISDEによるスポーツマネジメントとスポーツ法学のコンパニオンプログラムの招待講師を務める[16][17]。LeadOff Sports Marketing社を退職し、Blue United Corporation社を設立。

日本サッカーと米国サッカーの「架け橋になること」を根本姿勢に、日本人サッカー選手(西村卓朗原田慎太郎平野孝山田卓也吉武剛星出悠松下幸平廣山望山田晃平田中輝和小林大悟柏瀬暁加地亮、井村雄大など)のメジャーリーグサッカー・MLS、ユナイテッドサッカーリーグ・USL(MLSの下部独立リーグ)、ノースアメリカンサッカーリーグ・NASL(en)(MLSの下部独立リーグ)への移籍[18]及び、MLSの選手(Dejan Jakovic)のJリーグへの移籍なども支援。また、テレビなどメディア出演や、執筆活動もおこなっており、ベースボールマガジン社の『サッカーマガジンZONE』などがある。

脚注

外部リンク