ボッカチオ'70
ボッカチオ'70 | |
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Boccaccio '70 | |
監督 |
マリオ・モニチェリ フェデリコ・フェリーニ ルキノ・ヴィスコンティ ヴィットリオ・デ・シーカ |
脚本 |
ジョヴァンニ・アルピーノ イタロ・カルヴィーノ マリオ・モニチェリ スーゾ・チェッキ・ダミーコ フェデリコ・フェリーニ エンニオ・フライアーノ ゴッフレド・パリーゼ トゥリオ・ピネリ ブルネロ・ロンディ ルキノ・ヴィスコンティ チェザーレ・ザヴァッティーニ |
製作 |
カルロ・ポンティ トニーノ・チェルヴィ |
出演者 |
マリサ・ソリナス アニタ・エクバーグ ロミー・シュナイダー ソフィア・ローレン |
音楽 |
ピエロ・ウミリアーニ ニーノ・ロータ アルマンド・トロヴァヨーリ |
撮影 |
アルマンド・ナンヌッツィ オテッロ・マルテッリ ジュゼッペ・ロトゥンノ |
編集 |
アドリアーナ・ノヴェッリ レオ・カトッツォ マリオ・セランドレイ |
配給 |
チネリッツ 20世紀フォックス MGM日本支社 |
公開 |
1962年2月23日 1962年6月26日 1962年6月29日 1962年8月29日 |
上映時間 | 208分(完全版) |
製作国 |
イタリア フランス |
言語 |
イタリア語 ドイツ語 |
『ボッカチオ'70』(ボッカチオ ななじゅう、イタリア語: Boccaccio '70, 「1970年のボッカチオ」の意)は、1962年(昭和37年)製作・公開、イタリア・フランス合作のオムニバス映画である。仏語題は Boccace 70 (ボカース・ソワサントディス)である。参加監督は、マリオ・モニチェリ、フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティ、ヴィットリオ・デ・シーカの4人である。デ・シーカ監督の『自転車泥棒』で知られるチェザーレ・ザヴァッティーニの発案による艶笑コメディ、いわゆる「イタリア式コメディ」である。
概要
4篇からなるこのアンソロジーは、それぞれを1人の映画監督が演出し、どの作品もが現代のモラルと愛の異なる側面についてを扱い、『デカメロン』で知られる14世紀の詩人ボッカチオのスタイルをとった。
オリジナルな4篇は以下の通り。
- 第1話 レンツォとルチアーナ Renzo e Luciana 監督・脚本マリオ・モニチェリ、共同脚本ジョヴァンニ・アルピーノ、イタロ・カルヴィーノ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ、撮影アルマンド・ナンヌッツィ、音楽ピエロ・ウミリアーニ、主演マリサ・ソリナス、ジェルマーノ・ジリオーリ
- 第2話 アントニオ博士の誘惑 Le tentazioni del dottor Antonio 監督・脚本フェデリコ・フェリーニ、共同脚本エンニオ・フライアーノ、ゴッフレド・パリーゼ、トゥリオ・ピネリ、ブルネロ・ロンディ、撮影オテッロ・マルテッリ、音楽ニーノ・ロータ、主演ペッピーノ・デ・フィリッポ、アニタ・エクバーグ
- 第3話 仕事中 Il lavoro 監督・脚本ルキノ・ヴィスコンティ、共同脚本スーゾ・チェッキ・ダミーコ、撮影ジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽ニーノ・ロータ、主演ロミー・シュナイダー、トーマス・ミリアン、パオロ・ストッパ
- 第4話 くじ引き La riffa 監督ヴィットリオ・デ・シーカ、脚本チェザーレ・ザヴァッティーニ、撮影オテッロ・マルテッリ、音楽アルマンド・トロヴァヨーリ、主演ソフィア・ローレン
ほとんどの国で150分前後の「3話構成」で公開され、モニチェリ監督による第1話は、イタリアの配給会社チネリッツの社内に存在するだけであった。モニチェリに連帯、配給側の政策に抗議し、ほかの3人の監督たちも第15回カンヌ国際映画祭の作品プレゼンテーションへの不参加を表明した。
のちに日本で発売されたビデオ版、1998年の劇場公開版では4篇そろった完全版であった。
ポストモダン作家として知られるイタロ・カルヴィーノが、問題の第1話の脚本の共同執筆に参加している。当時カルヴィーノはローマに在住しており、数年後パリに隠遁した。発案者のザヴァッティーニは、単独で第4話の脚本を執筆した。
関連事項
註
外部リンク
- Boccaccio '70 - IMDb(英語)
- Boccaccio'70 : Renzo e Luciana - BiFi (フランス語)(第1話)
- Boccaccio'70 : Le Tentazioni del dottor Antonio - BiFi (フランス語)(第2話)
- Boccaccio'70 : Il Lavoro - BiFi (フランス語)(第3話)
- Boccaccio'70 : La Riffa - BiFi (フランス語)(第4話)
- ボッカチオ'70 - キネマ旬報映画データベース