ペット・ショップ・ボーイズ
ペット・ショップ・ボーイズ Pet Shop Boys | |
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2006年、ボストンにて | |
基本情報 | |
出身地 | イングランド ロンドン |
ジャンル |
シンセポップ エレクトロ・ポップ ハウス |
活動期間 | 1981年 - 現在 |
レーベル |
パーロフォン/EMI EMI-USA アトランティック サイア サンクチュアリ ライノ |
共同作業者 | エレクトロニック、他はプロデュースを参照 |
公式サイト | オフィシャルサイト(英語) |
メンバー |
ニール・テナント(vo) クリス・ロウ(key) |
ペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)は、イギリスのポピュラー音楽デュオ。
メンバー
- ボーカル
- キーボード
プロフィール
1981年に、ミュージシャンで雑誌の記者であったニール・テナント(Neil Tennant)と学生だったクリス・ロウ(Chris Lowe)の2人が出会って結成された。楽器屋で同じキーボードに2人同時に手を出したことより 運命的なものを強く感じたとのこと。ユニット名は、共通の友人がペットショップで働いていたことに由来。1985年の「West End girls」やブレンダ・リーのカヴァー(当時、ウィリー・ネルソンのカヴァーという報道もあったが、オリジナルのシンガーは1972年のブレンダ・リーで、エルヴィス・プレスリーやB.B.キングなど多くのアーティストがカヴァーしている曲)である1987年の「Always on my mind」の世界的大ヒットで日本でも知られるようになった。ちなみにこの曲は、彼らのUKにおける唯一のクリスマスNo.1ソング。その後も現在に至るまで数々のヒット曲を提供し続けている。基本的なメロディーラインは、クリスが作成している。多くの作品がダンスミュージックとしても高く評価されている他、前衛映画の製作も務めるなど、多彩な才能を持っていることでも有名である。
歌詞を含め、様々な社会的事象を風刺した楽曲を作ることも得意である。ニール自身の体験が基になっている宗教的な曲「It's a sin」などは、その代表作である。また、1991年のソヴィエト連邦崩壊にインスピレーションを受け、社会主義リアリズム的な表現を取り入れた ...と見せかけたミュージックヴィデオの「Go West」が高い評価を得ている(実際には1970年代にまだ同性愛に寛容でなかったニューヨークを拠点としたメンバーのうち2名のゲイを含むグループ、ヴィレッジ・ピープルが、ゲイのメッカであるサンフランシスコへの憧れを歌った曲のカヴァー)。他にもU2の「Where the streets have no name」をHi-NRG調にした上で、他の曲(ボーイズ・タウン・ギャングがカヴァーした「君の瞳に恋してる」)とメドレーにするなど、その奇想天外な発想で注目を集めることが多い。
なお、このカヴァーを聴いたU2が激怒し、両者の関係が最悪な時期があったが、その後和解したという。
2003年には、ベスト盤「PopArt」を発表。その中の1曲「Flamboyant」のミュージック・ビデオには「欽ちゃんの仮装大賞」など日本の映像が使われ、話題を呼んだ。
また、ヴォーカルのニール・テナントは、自らゲイであることをカミングアウトしている。ゲイをコンセプトにしたグループ「ヴィレッジ・ピープル」の曲をカヴァーしたり、ライヴのパフォーマンスはゲイ的な表現も目立つ。これには、元ブロンスキ・ビート、コミュナーズで、ゲイと公言しているジミー・ソマーヴィルが、イギリスのマスコミに「彼らはゲイのくせにそれを言わずにいい子振りやがって!」と発言し、それがマスコミを通じ流布したことがあり、カミングアウトせざるを得なかったと言われている。
他のプロジェクト
ディスコグラフィ
- 代表的なシングル曲
- West End Girls(1985年)
- It's A Sin(1987年)
- Always On My Mind(1987年) - エルヴィス・プレスリーのヒット曲のカバー
- Domino dancing(1988年)
- It's Alright(1989年) - Sterling Voidのヒット曲のカバー
- Go West(1993年)- ヴィレッジ・ピープル(Village People)のヒット曲のカバー
- New York City Boy(1999年)
- Home And Dry(2002年)-「ボルヴィック」CMソング(2009年)
- I'm With Stupid(2006年)
日本公演
- 1989年 - MCMLXXXIX Tour
- 1991年 - Performance Tour
- 3月11日 代々木体育館(東京)、12日 大阪城ホール、14日 横浜、15日 武道館
- 2000年 - Summer Tour 2000
- 6月14日 横浜、16日・17日 東京、19日・20日 大阪、21日 福岡
- 2002年 - Fuji Rock Festival 02
- 7月27日新潟 Green stage
- 2007年 - SUMMERSONIC 07
その他
90年のアルバム「ビヘイヴィアー:薔薇の旋律」に収録された"This Must Be the Place I Waited Years to Leave"(邦題『僕がずっと離れたかった場所』)は、映画「007 リビング・デイライツ」のために書かれ、主題歌となる予定だったが、「ビヘイヴィアー:薔薇の旋律」の解説によれば、「かなり社会的な内容で曲調も合わなかったから断った」という。
プロデュース
- エイス・ワンダー
- カイリー・ミノーグ
- ダスティ・スプリングフィールド - What Have I Done To Deserve This?(邦題:「とどかぬ想い」)
- ボーイ・ジョージ - The Crying Game(映画クライング・ゲーム主題歌)
- ライザ・ミネリ - ルージング・マイ・マインド
- マドンナ
- レディー・ガガ
関連項目
外部リンク
- オフィシャルサイト(英語)
- オフィシャルサイト(EMIミュージック・ジャパン)
- ペット・ショップ・ボーイズ (@petshopboys) - X(旧Twitter)
- ワーナーミュージック・ジャパン - ペット・ショップ・ボーイズ