ハフポスト
URL | http://www.huffingtonpost.com/ |
---|---|
言語 | 英語、日本語ほか10言語 |
運営者 | TheHuffingtonPost.com, Inc. |
設立者 | アリアナ・ハフィントン |
収益 | 広告収入ほか |
開始 | 2005年5月9日 |
現在の状態 | 運営継続中 |
ハフィントン・ポスト(英語:The Huffington Post)は、アメリカ合衆国のリベラル系インターネット新聞である。様々なコラムニストが執筆する論説ブログおよび各種オンラインメディアからのニュースアグリゲーターで、政治、メディア、ビジネス、エンターテイメント、生活、スタイル、自然環境、世界のニュース、お笑いなど広い分野を扱う。略称はハフポスト (HUFFPOST) 、ハフポである。
本家アメリカ版のほかにイギリス版、カナダ版、フランス版、スペイン版、イタリア版、日本版[1]、マグリブ版が展開され、2013年9月にドイツ版、2014年2月にブラジル版と韓国版、2014年11月にギリシャ版、2014年12月にインド版がそれぞれ開設された。
歴史
- 2005年5月9日、保守系ニュースサイトである『ドラッジ・レポート』に対抗するリベラルな意見発表の場として、編集長のアリアナ・ハフィントンが開設した[2]。
- 2008年に初の地方版であるHuffPostシカゴ、2009年6月にHuffPostニューヨーク、同年9月15日にHuffPostデンバー[3]を開設。
- 2011年2月7日、AOLがThe Huffington Postを3億1500万ドルで買収に合意[4]したと、AOLとThe Huffington Postが発表した。
- 2013年4月23日、朝日新聞社と提携して合弁会社ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパンを設立。5月7日に、編集長に松浦茂樹を置き日本語版を開設した[5][6]。
- 2014年9月8日、松浦茂樹が日本版編集長を退任、後任に元朝日新聞記者の高橋浩祐が就任した。[7]。
論調
事実報道は各種ニュースサイトからのアグリゲーターが主で、それに対しオリジナルなコメントや意見を提供している。報道姿勢はリベラルで、保守的なニュースアグリゲーター及びオピニオンブログの『ドラッジ・レポート』と対比される。事実報道と意見報道の両論併記が特徴。
執筆者
編集長のアリアナ・ハフィントン、ハリー・シーラー、ジョン・コニャーズ、ロージー・オドネルなど中心的執筆者に加え、政治家、有名人、学者、政治評論家3000人以上のブロガーらが、過去にバラク・オバマ、ヒラリー・クリントン、ジョン・ケリー、脚本家のヘザー・ロビンソン、マイケル・ムーア、アレック・ボールドウィン、ノーマン・メイラー、ニール・ヤング、エドワード・ケネディなどが寄稿しており、コメント欄では活発に議論されている。
批判・論争
- 2008年、ナンシー・レーガン元大統領夫人がカリフォルニアの自宅で転倒した際に批判的な読者投稿コメントが一般公開されていた状態を、FOXニュースのキャスタービル・オライリーは「編集長であるアリアナ・ハフィントンはヘイトスピーチと意見発表を混同している。速やかなコメント削除が出来たにもかかわらず対応しなかった。」[8][9]と批判すると、アリアナ・ハフィントンは「ヘイトスピーチは許されるものではなく、コメントはブログ管理者が気付き次第直ちに削除された」[10]とコメントしている。
- 後に解雇されるWBAL-TV技術レポーターJohn Sandersにより改竄された、ジョン・ギブソンのYouTube動画へのリンクを掲載[11]する事案が発生する。
- 代替医療の支持者やワクチン反対論者による記事を掲載するも、数人の科学者やニュースソースから批判[12][13][14]されている。
- ハフィントン・ポストのコメント欄は検閲制である。
受賞
- 2006年と2007年、ウェビー賞の「最も優れた政治ブログ賞」を受賞する。
- 2007年、ハフィントン・ポスト寄稿者のJanet Bennett Kellyが、ロサンゼルス報道クラブ「南カリフォルニア・ジャーナリズム賞」をオンラインコメント部門[15](for political commentary published on the site)[16]受賞する。
- 2008年、オブザーバー紙「最も力のあるブログ50」[17]に選出される。
- 2009年、タイム誌によるベストブログ25[18]に選出される。
- 2009年、創設者アリアナ・ハフィントンがフォーブス誌「メディア界の最も影響力のある女性」[19]に選出される。
- 2009年、アリアナ・ハフィントンがガーディアン紙「メディア界の100人」42位[20]に選出される。
脚注
- ^ 本日オープン「ハフィントンポスト日本語版」、編集長「テーマは団塊ジュニア世代」
- ^ 吉田渉 (2013年2月21日). “ハフィントン・ポスト 成功の鍵は”. NHKニュース (日本放送協会). オリジナルの2013年2月21日時点におけるアーカイブ。 2013年2月21日閲覧。
- ^ The debut of Huffington Post Denver
- ^ “AOL Agrees To Acquire The Huffington Post”. Huffington Post (2011年2月7日). 2011年10月2日閲覧。
- ^ ハフポスト日本版、運営会社を設立 朝日新聞社(2013年4月24日)
- ^ 未来メディアプロジェクト | 朝日新聞社インフォメーション
- ^ ハフポスト日本版の新編集長にジャーナリスト高橋浩祐氏 9月8日就任
- ^ O'Reilly, Bill (2008年2月21日). “Hate Speech and the 'Net”. BillOReilly.com. 2008年5月4日閲覧。
- ^ “Bill O’Reilly: Arianna Huffington Is a Bad, Bad Girl Who Needs to Be Punished”. New York Magazine. (2008年2月22日) 2008年9月6日閲覧。
- ^ Bill O'Reilly Needs to Enroll in "Understanding the Internet 101"
- ^ WBAL-TV fires reporter over prank
- ^ simon Owens: Science bloggers challenge credibility of Huffington Post “wellness” editor
- ^ Steven Novella: The Huffington Post’s War On Science
- ^ Parikh, Rahul K. (2009年5月15日). “The Huffington Post is crazy about your health”. Salon. 2009年9月2日閲覧。
- ^ 49th Southern California Journalism Award Winners
- ^ Huffington Post page for Bennet Kelley
- ^ “The world's 50 most powerful blogs”. Observer (2008年3月9日). 2008年9月23日閲覧。
- ^ “The Huffington Post - 25 Best Blogs 2009”. TIME 2009年9月2日閲覧。
- ^ Kiri Blakeley (2009年7月14日). “In Pictures: The Most Influential Women In Media - No. 12: Arianna Huffington”. Forbes.com. 2012年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月2日閲覧。
- ^ Close. “Arianna Huffington | MediaGuardian 100 2009 | Media | guardian.co.uk”. Guardian. 2009年9月2日閲覧。
外部リンク
- The Huffington Post
- ハフィントン・ポスト(日本語)
- ハフィントンポスト日本版 (@HuffPostJapan) - X(旧Twitter)
- HuffPost Japan (HuffPostJapan) - Facebook