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セージ

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セージ
セージ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: アキギリ属 Salvia
: セージ S. officinalis
学名
Salvia officinalis
和名
ヤクヨウサルビア(薬用サルビア)
英名
common sage
セージ
セージ(Spices, sage, ground)
100 gあたりの栄養価
エネルギー 1,317 kJ (315 kcal)
60.73 g
糖類 1.71 g
食物繊維 40.3 g
12.75 g
飽和脂肪酸 7.03 g
一価不飽和 1.87 g
多価不飽和 1.76 g
10.63 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(37%)
295 µg
(32%)
3485 µg
1895 µg
チアミン (B1)
(66%)
0.754 mg
リボフラビン (B2)
(28%)
0.336 mg
ナイアシン (B3)
(38%)
5.72 mg
ビタミンB6
(207%)
2.69 mg
葉酸 (B9)
(69%)
274 µg
ビタミンB12
(0%)
0 µg
コリン
(9%)
43.6 mg
ビタミンC
(39%)
32.4 mg
ビタミンD
(0%)
0 IU
ビタミンE
(50%)
7.48 mg
ビタミンK
(1633%)
1714.5 µg
ミネラル
ナトリウム
(1%)
11 mg
カリウム
(23%)
1070 mg
カルシウム
(165%)
1652 mg
マグネシウム
(121%)
428 mg
リン
(13%)
91 mg
鉄分
(216%)
28.12 mg
亜鉛
(49%)
4.7 mg
マンガン
(149%)
3.133 mg
セレン
(5%)
3.7 µg
他の成分
水分 7.96 g
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

セージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)はシソ科アキギリ属多年草または常緑低木。和名はヤクヨウサルビア地中海原産。属名でも分かるとおりサルビア (Salvia splendens) に近縁であり、sage の名称自体、ラテン語の salvia が(フランス語 sauge を経て)転訛したものである。

広義には、セージもサルビアもアキギリ属全般を指す。

概要

高さ50-70cmほど。5-7月ごろに紫または白色の唇状花を咲かせる。長楕円形で柄のある葉は対生し、表面に細かい縮れがあるのが特徴。茎は成長するに従って根本から木質化する。株全体に独特の香りがある。

葉の色が異なったり斑が入ったりする園芸品種も存在する。

利用法

葉を乾燥してハーブティーとして飲用したり、肉の臭み消しに利用する。豚肉と良く合わせられており、ソーセージの語源となったという民間語源説もある。また観賞用としても栽培され、その品種も多い。

抗酸化作用が強く、ヨーロッパなどでは古代ローマ時代より免疫を助ける薬草として使われていた。また、紅茶が持ち込まれる以前は、お茶として使われることが多かった。

栽培方法

種や苗で育てる。種は発芽率が低いので、1袋から4~5本、まともに成長するのは1~2本と思った方が良い。ただ、一度成長を始めるとほぼ放置していても勝手に育つ。 1年目は草のようだが、秋には根元から木のように変化する。幹はか細いので他の草木にもたれ気味。ただ、柔軟なため折れにくい。雪国では雪に押し倒され埋まってしまう。 3年目には枝が不恰好に伸び出すので、冬か春、葉が無い時に剪定したものを5cmくらいの深さで挿し木すると簡単に増やせる。種よりは確実である。

関連項目

外部リンク