カナダドライ

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カナダドライ (Canada Dry) は、ドクターペッパー・スナップル・グループジンジャーエールのブランドである。 日本では当初、駐留軍向けのボトリングを代行していた縁でサッポロビール川口工場で製造された製品が少量市販されていただけであった。また、かつては看板商品であるジンジャーエールの他にも多種にわたる製品を販売していた。オレンジグレープパイナップルアップルレモン等のフレーバーを用いたフルーツソーダがカナダドライブランドとして販売され、飲食店用の各種サワー類も扱っていた。現在日本ではコカ・コーラ社が日本国内での販売を取り仕切り、ジンジャーエール(とその派生商品)、クラブソーダトニックウォーターのブランドに特化している。

ジンジャーエールとしては甘みが強く、ビールのような風味がする。 2007年8月にはパッケージ・フォーミュラともにリニューアル、甘味が抑えられ、苦味が強くなった。

2008年9月、「ジンジャーエール ゼロ」の発売を発表。カナダドライもカロリーゼロ市場へ参入する形となる。

かつてカナダドライ製品を販売していた企業

  • 国際飲料 関東におけるサッポロビールの清涼飲料販売会社。カナダドライとの提携を解消した後は東京リボン飲料→サッポロビール飲料→サッポロ飲料と社名を変更し現在に至る。
  • アオバフーズ 仙台コカ・コーラボトリングの子会社。
  • 利根ソフトドリンク カップベンダー用シロップの取り扱い。
  • 北関東食販 利根コカ・コーラボトリングの関連会社。
  • カナダドライ関東ボトリング 川鉄商事等が出資、千葉県をテリトリーとしていた。現在はJT製品を主に扱う飲料オペレータとなっている。
  • カナダドライ・ユニ 関東電化工業の子会社で北関東を販売区域としたが、二年で事業の継続が困難となり多額の赤字を出し撤退。
  • 三国フーズ 三国コカ・コーラボトリングの子会社。新潟県のみの販売。
  • 東京カナダドライ サッポロ撤退後、伊勢丹の関連会社として発足。後に伊勢丹の撤退に伴い東京コカ・コーラボトリングの関連会社であるトレッカに事業が譲渡されたが、都内の伊勢丹店舗内にカナダドライ自販機が常設されるなど友好関係は継続した。後にドクターペッパーの販売も担当。1991年に全株式がカルピスに売却され東京カルピスビバレッジとなる。
  • 白亜カナダドライ→山下太郎の外航海運会社であるオリエンタルラインの系列会社として発足。倒産後、水産会社極洋の下で再建され極洋カナダドライに社名を変更した。さらに極洋撤退後はチェリオに買収され、ユナイテッド飲料関東カナダドライ部門となり、旧本社はチェリオの工場兼営業所となった(現在はない)。
  • 富士ビバレッジ 富士コカ・コーラボトリングの子会社。チェリオが販売権を返上した関係でフランチャイズ権を得る。
  • パスコ 三菱商事等が出資していたパッカー。長野県が販売エリア。
  • カナダドライ中部日本ボトリング 東レの関連会社。生産は中部ペプシコーラボトリング(現チェリオ中部)に委託。現在はイースタンビバを経て東海ペプシコーラ販売に社名を変更。
  • カナダドライ北陸ボトリング 東レの関連会社。
  • クラレ飲料 クラレの子会社。関西地方をテリトリーとした。後に撤退。
  • ケーシービーフーズサービス 近畿コカ・コーラボトリングの子会社。
  • 瀬戸内海食品 カバヤ食品及びオハヨー乳業の関連会社。
  • チチヤス乳業カナダドライ事業部 チチヤス乳業の一部門。
  • 石鎚興産 四国コカ・コーラボトリングの子会社。
  • キャピタルフーズ 北九州コカ・コーラボトリングの子会社。
  • 興南物産 南九州コカ・コーラボトリングの子会社。
  • 沖縄カナダドライ 沖縄コカ・コーラボトリング他地元資本の出資で設立。現在は琉仁カスタマーサ-ビスに社名を変更している。かつては伊藤園と協力関係にあり、セイロンレモンティー等の沖縄オリジナル製品を開発した。また沖縄コカ・コーラボトリングのルートを通じ伊藤園ウーロン茶のPETボトル製品を販売していた。

製品ラインナップ

カナダドライのボトル外観
  • その他
    • チルタイムクーラーシリーズ(2008年~)
      • 第1弾 サクラミスト(SAKURA MIST)
      • 第2弾 イビザブリーズ(IBIZA BREEZE)
    • ジンジャーエール エクストラ
    • ジンジャーエール メローピアー 洋ナシ(※コカコーラ社のホームページには載せていない)
    • ジンジャーエールライト
    • スパークリングフルーツ カベルネ・ソーヴィニヨン
    • クラシックジンジャーエール
    • オレンジフィズ
    • ライムジンジャーエール
    • カシスジンジャーエール
    • ジンジャーエール ペリーラ (ペリーラはドイツ語で「紫蘇」の意)
    • ブラックカラント ジンジャーエール (ブラックカラントは「カシス」の意)
    • クリア・アップルソーダ(※ファミリーマート限定展開)
    • クリアマスカットソーダ(※ファミリーマート限定展開)

テレビCM(日本国内)

1980年代後半から1990年代前半にかけて、テレビコマーシャルが放送された後、しばらくCMは放送されていなかったが、発売元がコカ・コーラに変更になり、ふたたびCMが放送されるようになった。

CMソング

外部リンク