ふゆづき (護衛艦)
基本情報 | |
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建造所 | 三井造船 玉野事業所 |
運用者 | 海上自衛隊 |
艦種 | 護衛艦 |
級名 | あきづき型 |
艦歴 | |
計画 | 平成21年度計画 |
発注 | 2009年 |
起工 | 2011年6月14日 |
進水 | 2012年8月22日 |
就役 | 2014年3月13日 |
要目 | |
排水量 |
基準 5,100トン[1][2] 満載 6,800トン |
全長 | 151m[1][2] |
最大幅 | 18.3m[1][2] |
深さ | 10.9m[1] |
機関 | SM1Cガスタービンエンジン × 4基 |
推進 | COGAG方式、2軸推進 |
出力 | 64,000PS[1] |
速力 | 最大30kt[1] |
乗員 | 約200名[2] |
兵装 |
Mk.45 62口径5インチ単装砲 × 1基 高性能20ミリ機関砲(CIWS) × 2基 90式SSM 4連装発射筒 × 2基 Mk.41 VLS (32セル) HOS-303 3連装短魚雷発射管 × 2基 |
搭載機 | SH-60K哨戒ヘリコプター ×1機ないし2機 |
C4ISTAR |
MOFシステム(SUPERBIRD B2) 海軍戦術情報システム (OYQ-11 ACDS+リンク 11/14/16) FCS-3A FCS |
レーダー |
FCS-3A 多機能レーダー × 1基 OPS-20C 対水上レーダー × 1基 |
ソナー | OQQ-22 統合ソナー・システム |
電子戦・ 対抗手段 |
NOLQ-3D 統合電子戦システム Mk 36 SRBOC 対抗手段システム |
ふゆづき(ローマ字:JS Fuyuzuki, DD-118)は、海上自衛隊の護衛艦。あきづき型護衛艦 (2代)の4番艦。艦名は「冬空に輝く月」に由来する。この名を受け継ぐ日本の艦艇は旧海軍の秋月型駆逐艦8番艦冬月に続き、日本の艦艇としては2代目。
艦歴
「ふゆづき」は、中期防衛力整備計画に基づき平成21年度計画5,000トン型護衛艦2247号艦として、三井造船玉野事業所で2011年6月14日に起工し、2012年8月22日に三井造船玉野事業所にて挙行された進水・命名式において、戦艦大和の沖縄特攻作戦に参加し無事に帰投し終戦を迎えた駆逐艦「冬月」の艦名を継承して[1]海上幕僚長河野克俊により「ふゆづき」と命名され進水した[2][3][4]。「ふゆづき」の建造費は約726億円で、三井造船では17年ぶりとなる護衛艦の建造であった[2][5]。
2014年3月13日に就役し、第3護衛隊群第7護衛隊に編入された。定係港は舞鶴である。
なお、先代の駆逐艦冬月は舞鶴海軍工廠で建造された艦であり、舞鶴入港時の式典で艦長が「ふゆづきが70年ぶりに舞鶴に戻って来た」と挨拶した[6]。
2015年9月26日から11月10日までインド東方海域で実施される米印主催海上共同訓練(マラバール2015)に参加する[7]。
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進水する「ふゆづき」
歴代艦長
代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
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艤装員長 | ||||||
北御門裕 | 2012.8.22 - 2014.3.12 | 統合幕僚学校国際平和協力センター | ふゆづき艦長 | |||
艦長 | ||||||
1 | 北御門裕 | 2014.3.13 - 2015.12.21 | ふゆづき艤装員長 | |||
2 | 織戸邦明 | 2015.12.22 - | 佐世保海上訓練指導隊船務航海科長 |
脚注
- ^ a b c d e f g 海上自衛隊公式サイト:命名・進水式
- ^ a b c d e f “護衛艦「ふゆづき」進水式 三井造船玉野事業所”. 山陽新聞. (2012年8月22日) 2013年1月19日閲覧。
- ^ 護衛艦「ふゆづき」が進水
- ^ ただし冬月の読みは、昭和18年10月1日付 海軍大臣達第235号(アジア歴史資料センター レファレンスコード:C12070120400 第1画像)では”ふゆづき”ではなく”ふゆつき”である。
- ^ 三井造船玉野事業所で17年ぶり護衛艦建造
- ^ 新造艦「ふゆづき」、舞鶴に入港
- ^ 米印主催海上共同訓練(マラバール2015)への参加について(PDF文書)
参考文献
- 海軍公報『10月(1)』 アジア歴史資料センター レファレンスコード:C12070120400