NEXT11

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N-11の予想人口・GDP比較
国名 人口 (万人) 一人当GDP (ドル)
(50音順) 2005年 2050年 2005年 2050年
01/イラン[1] 6,590 10,194 1,963 22,510
02/インドネシア[1] 22,280 28,464 2,872 39,230
03/エジプト[1] 7,400 12,592 893 24,610
05/トルコ[1] 7,320 10,121 3,633 17,570
06/ナイジェリア[1] 13,150 25,810 990 37,080
07/パキスタン[1] 15,790 30,470 1,107 22,870
08/バングラデシュ[1] 14,180 24,293 600 12,600
09/フィリピン[1] 8,310 12,707 983 14,730
10/ベトナム[1] 8,420 11,665 524 18,990
11/メキシコ[1] 10,700 13,902 7,684 63,149
04/大韓民国[1] 4,780 4,463 21,342 90,294
2005年の値は実績、最左列のソートボタンで元の順序に戻る
NEXT11

ネクストイレブン(Next Eleven、略称: N-11; "NEXT11"は日本独自表記)は、大手投資銀行ゴールドマン・サックス及びエコノミストジム・オニールが研究論文において、BRICs諸国に次いで21世紀有数の経済大国に成長する高い潜在性があるとした11箇国の総称である。具体的にはイランインドネシアエジプトトルコナイジェリアパキスタンバングラデシュフィリピンベトナムメキシコ大韓民国が挙げられた。2005年12月12日、同行は投資及び将来成長への有望な前途でこれら主権国家を選出した。2011年末、NEXT11で最も傑出した4箇国であるインドネシア、トルコ、メキシコ、大韓民国のみで、NEXT11全体のGDPのうち73%を計上した。BRICとして提唱されたブラジルロシアインド中華人民共和国のGDP合計は13.5兆米ドルであった一方、MINTとして提唱されたメキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコのGDP合計は3.9兆米ドルでBRICのGDP合計のほぼ30%であった。[2]

同行が用いた基準は、マクロ経済の安定性政治の成熟度、貿易及び投資政策の開放性、教育の質であった。NEXT11の論文は、2003年のブラジル、ロシア、インド、中華人民共和国を挙げたBRICの補足論文である。[3] エコノミスト・インテリジェンス・ユニット (EIU) のグローバル・フォーカスティング・ディレクターのロバート・ワードによる造語であるCIVETSは、わずかな差異及び多くの類似点からNEXT11と比較され得る。

概要[編集]

BRICsが広大な国土と人口を持ち、資源にも恵まれているという共通点があるのに対し、N-11の国々は、国土の大きさも人口も様々で、その点では共通点を見出すことが出来ない。経済力においても、1970年代から80年代にかけ急成長を見せ、NIES(新興工業経済地域)や「準先進国」に分類されてきたトルコ、メキシコ、韓国、2000年代になってから経済が成長してきたインドネシア、フィリピン、ベトナムのASEAN各国が含まれている一方で、多くの貧困と食糧難で苦しむパキスタン、また後発開発途上国の一つであるバングラデシュも含まれており、高度経済成長の真っ只中にあるBRICs諸国とは大きく違う。

また、2050年の人口を見ると、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュの様にほぼ倍増する国々があるのに対し、韓国のように減少する国も存在する。

唯一の共通点としては、規制緩和政策によって外資の流入が始まっていることである。これにより各国は2050年までに飛躍的にGDPを増加させると予測されている。しかし、BRICsよりも深刻な政治的不安定要素を抱えている国が多いことも事実で、例えばイランでは、核開発などにおいて先進国と対立する姿勢を強めているほか、パキスタンはカシミール紛争が解決を見ておらず、ナイジェリアも内戦状態を脱しきれていない。このことが安定成長を阻む大きなリスクとなる恐れも指摘されている。

各国データ[編集]

人口 GDP (PPP)
(2013)
(単位: 10億米ドル)
GDP (名目)
(2013)
(単位: 10億米ドル)
1人当たりGDP (PPP)
(2014)
(単位: 米ドル)
1人当たりGDP (名目)
(2013)
(単位: 米ドル)
輸出
(2012)
(単位: 10億米ドル)
輸入
(2012)
(単位: 10億米ドル)
貿易
(単位: 10億米ドル)
HDI
(2012)
イラン 77,176,930 $988.4 $548.6 $13,337 $7,207 $67.0 $70.0 $137.1 0.742
インドネシア 237,641,000 $1,285 $867.5 $5,433 $3,498 $187.0 $178.5 $365.5 0.629
エジプト 84,550,000 $576.4 $275.7 $6,964 $3,213 $28.4 $58.8 $87.1 0.662
トルコ 73,723,000 $1,167 $821.8 $16,263 $10,744 $163.4 $228.9 $392.3 0.722
ナイジェリア 174,507,539 $1,018 $522.0 $5,600 $3,020 $95.7 $53.4 $149.0 0.471
パキスタン 182,490,721 $574.1 $236.5 $3,623 $1,295 $29.7 $33.0 $62.7 0.515
バングラデシュ 150,039,000 $324.6 $153.6 $2,575 $1,044 $30.2 $29.3 $59.5 0.558
フィリピン 100,103,500 $454.3 $272.2 $4,771 $2,792 $52.0 $57.2 $109.2 0.654
ベトナム 90,388,000 $358.9 $170.0 $4,231 $1,896 $109.4 $109.6 $219.0 0.617
メキシコ 118,337,000 $1,845 $1,327 $16,002 $11,224 $370.9 $370.8 $741.7 0.775
大韓民国 50,004,441 $1,666 $1,198 $34,155 $23,837 $552.6 $514.2 $1,066.8 0.909

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k Global Economics Paper No: 153”. 2009年3月5日閲覧。
  2. ^ Indonesia negara jagoan masa depan”. 2012年8月9日閲覧。
  3. ^ Global Economics Paper 134 and Jim O'Neill, BRIMCs

関連項目[編集]

  • 新興国
  • 新興工業経済地域
  • BRICs
  • VISTA(N-11諸国のうち、ベトナム、インドネシア、トルコが含まれる)
  • MENA(N-11諸国のうち、トルコ、エジプトが含まれる)
  • TIPs(N-11諸国のうち、インドネシア、フィリピンが含まれそこにタイがプラスされる[1]
  • CIVETS(N-11諸国のうち、インドネシア、ベトナム、エジプト、トルコが含まれる)
  • KOMETs(N-11諸国のうち、韓国、メキシコ、トルコが含まれる)

外部リンク[編集]

  1. ^ 野村證券 証券用語解説集