Microsoft OneNote

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Microsoft Office OneNote
Microsoft OneNote
開発元 マイクロソフト
最新版
対応OS Windows, macOS, Android, iOS, Windows Phone
プラットフォーム x86, x64 (WOW64), Macintosh, Android, iPhone, Windows Phone
種別 デジタルノートブック
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト https://www.onenote.com
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Microsoft OneNote(マイクロソフト ワンノート)は、マイクロソフトWindows, macOS, Android, iOS, Windows Phone向けに公開しているデジタルノートアプリケーションである。

概要

一つの用紙(画面)に対して情報やメモなどを効率よく取り込む事ができるように工夫されており、目的ごとにタブを配置して画面内にテキストやメディアファイル等を挿入したり加筆修正することが可能である。手書き機能もあるため、タブレットPCノートパソコン上での使用にも向く。一部のPCおよびWindows 8Windows 10にはOneNoteが最初から同梱されている(一部のPCには有料版が同梱されている場合もある)。なお、Office 2016からは単体での販売が無くなりHome and Business以上のエディションを購入する必要がある。また、Windows 10にあらかじめインストールされているのは無料版よりも機能を省いた簡易版であり無料版と同じく商用利用は不可。また、ブラウザ用拡張を使うことにより、ウエブページを画像として保存する機能もある。また、Office 2019からは、OneNoteは削除されてしまった。Office 2019とOneNote 2016を併用することはできる。ただし、マイクロソフトは簡易版のアプリストア版を使うことを推奨している。

競合するサービスとしてはBoostnoteEvernoteGoogle KeepSimplenoteなどが挙げられる[1]

用途

企業の会議、学校・大学の講義でのメモ取り、ウェブ情報のスクラップブックなどに使われる。また、マインドマップに似た使い方により、執筆のアイデアの整理、ブレインストーミングなどに使われる。OneNoteでは、情報整理の初期の段階、すなわち記録と整理を容易にすることに重点がある。OneNoteで大まかに整理し、アイデアを練ったのち、ワープロやプレゼンテーションのソフトで、広く他者に分かりやすく提示するために書式やレイアウトなど整える使用法もある。ネットワークでのコラボレーション・同期機能があるため、OneNote形式のままでも共有できる。

バージョンの変遷

製品リリースまたはイベント リリース日[2]
開発を初公表 2002年11月17日
OneNote 2003 2003年11月19日
OneNote 2003 SP1 2004年7月27日
OneNote 2003 SP2 2005年9月26日
OneNote 2003 SP3 2007年9月18日
OneNote 2007 2007年1月27日
OneNote 2007 SP1 2007年12月11日
OneNote 2007 SP2 2009年4月28日
OneNote 2010[3] 2010年7月15日
OneNote 2010 SP1[4] 2011年6月28日
OneNote 2013 2013年1月29日
OneNote 2016 2015年9月23日
OneNote 2019 提供されず

本節上述のリリース日はすべて正式版のリリース日。RTM版は正式版の2、3ヶ月前にリリースされるのが通例。

無料版

2014年3月17日にWindows/macOS向けOneNoteの無料版が公開された[5]

対応プラットフォーム

Windowsのデスクトップ版とmacOS版には無料版の「Microsoft OneNote」と有料版の「Microsoft Office OneNote」があり、無料版にはSharePointサポートやOutlookの統合、バージョン履歴などの機能が省かれていた[6]が、2015年2月13日から機能制限はほぼ撤廃され、制限は商用利用とローカル保存の可否のみとなる[7]。それ以外は最初から標準搭載されている簡易版のWindows 10を除き、各アプリストアから全て無料でダウンロードできる。簡易版および無料版の利用にはいずれもMicrosoft アカウントが必要で、データはOneDrive上に保管されるのが基本。

出典・脚注

関連項目

外部リンク