Kingsoft Office
| 開発元 | キングソフト |
|---|---|
| 初版 | 1988年 |
| 最新版 | 2012 (v.8.1.0) / 2012年10月12日 |
| 対応OS | Windows, Android Linux(中国語版のみ) |
| プラットフォーム | x86 |
| 対応言語 | 日本語 |
| 種別 | オフィススイート |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | キングソフトオフィス |
Kingsoft Office(キングソフトオフィス)は、キングソフト株式会社のオフィススイート製品である。中国ではWPS Officeと称している。
目次 |
概要 [編集]
Microsoft Officeにそっくりなユーザインタフェースと操作性、Microsoft Officeとの高いファイル互換性が特徴。保存ファイル形式はMicrosoft Office 2003までの形式と同一のものを用いている(他に独自形式での保存も可)。Microsoft Office 2007以降の保存ファイル形式 (Office Open XML) についてもファイルの閲覧・編集は可能だが、保存はできない。Microsoft Officeの廉価な完全コピー版ではなく、使用頻度が少ないと考えられた機能は省略され、一方、タブ式のファイル表示や「段落書式のアシスタント」機能など、オリジナル要素が付加されている。
2008年からのパソコンの低価格化を追い風に、安価なオフィススイートとしてBTOパソコンの選択肢に組み込まれることが増えている。また、低価格を武器としてインターネットカフェや教育機関でのシェア拡大も狙っている。[1]
構成ソフト [編集]
- Kingsoft Writer(ワープロソフト)
- Kingsoft SpreadSheets(表計算ソフト)
- Kingsoft Presentation(プレゼンテーションソフト)
バージョンと価格 [編集]
日本語版 [編集]
以下はパッケージ版メーカー希望小売価格である。
- Personal Edition:3,480円
- ワープロ+表計算
- Standard Edition:4,980円
- ワープロ+表計算+プレゼンテーション
- Standard Edition フォント同梱版:5,480円
- ワープロ+表計算+プレゼンテーション+Microsoft Office互換日本語フォント29種
- Standard Edition VBA対応版:5,480円
- ワープロ+表計算+プレゼンテーション+VBA対応
- Writer・SpreadSheets・Presentation単品:各1,980円
- 拡張用フォント:1,000円
- Microsoft Office互換日本語フォント29種
- Office for Android:2,980円
英語版 [編集]
- Office Suite Free:US$ 0.00/€ 0.00
- ワープロ+表計算+プレゼンテーション(一部機能制限あり)
- Office Suite Standard:US$ 49.95/€ 44.00
- ワープロ+表計算+プレゼンテーション
- Office Suite Professional:US$ 69.95/€ 62.00
- ワープロ+表計算+プレゼンテーション+VBA対応
- Writer・SpreadSheets・Presentation Free 単品:US$ 0.00/€ 0.00
- Writer・SpreadSheets・Presentation Standard 単品:US$ 19.95/€ 18.00
- Writer・SpreadSheets・Presentation Professional 単品:US$ 29.95/€ 27.00
- Office for Android Free:US$ 0.00/€ 0.00
歴史 [編集]
1989年に中国でリリースされたワープロソフト「WPS1.0」がその起源である。その後機能を増やしオフィススイートに発展し、一時は中国国内で90%のシェアを占めるが、Windows 95の発売でデファクトスタンダードの地位をMicrosoft Officeに奪われ、シェアを10%にまで落とした。
起死回生の一手として2005年9月にリリースしたのがWPS Office2005である。あえてMicrosoft Officeに操作性を似せ、同一のファイル形式(.doc、.xls、.ppt)にしたことが好評を博し、シェアを20%台にまで回復し、2006年11月には「Kingsoft Office」のタイトルで日本に進出した。WPS Officeは2000年、2008年、中国の「国家科技進歩賞2等賞」を受賞している。さらに、2009年12月、2010年6月、WPS Officeは中央企業調達リストに入選し、オフィスソフトの分野で史上初の2回入選を達成している[2]。
リリース [編集]
- 2006年11月1日:「Kingsoft Office2007」として日本語ベータ版を無料配布。
- 2007年2月2日:日本語製品版発売。ベータ版から500箇所以上の機能改善・修正。
- 2007年7月19日:VBA対応版発売。VBA対応版の体験版は無し。
- 2008年6月20日:「Kingsoft Office 2007 Plus」を発売。従来版から104カ所以上の機能強化。
- 2009年3月26日:「KINGSOFT Office 2010」発売。Office Open XMLの読み込みが可能に。
- 2009年9月3日:「KINGSOFT Office 2010 USB起動版」発売。
- 2010年5月:BCNランキングオフィスソフトカテゴリにおいて、販売本数首位を獲得[3]。
- 2010年5月14日:「KINGSOFT Office 2010 フォント同梱版」発売。日本語フォントが29種類追加され、Microsoft Officeに含まれるすべての日本語フォントに対応。
- 2010年5月18日:リリースしたバージョン6.6.0.2461にて、独自のプラグインプラットフォームに「マウスジェスチャー」や「背景と透かし」といった7つの機能を追加。Writerのみ追加多言語面に対応。
- 2011年10月7日:リボンインターフェースを採用した「KINGSOFT Office 2012」及び Android OS に対応した「KINGSOFT Office for Android」を発売。[4]
法律上の問題 [編集]
キングソフト自らが、Microsoft Officeにユーザインタフェースを似せたと語り、「Microsoft Officeとの互換性」や「同製品よりも安価であること」を売りにしている。これらの行為が法律上の問題を抱えていないか(具体的にはマイクロソフトの著作権や知的所有権を侵害していないか)という点について、キングソフトの代表取締役である広沢一郎は発売当時「法的に問題がない」との考えを示している[5]。現在、マイクロソフト側からの訴訟は提起されておらず、発売から今まで黙認されるという形になっている。また、マイクロソフトのWindows7/Vistaの公式認定ロゴを取得している。
脚注 [編集]
- ^ 法人・教育期間向けビジネスライセンス・アカデミックライセンス
- ^ http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0622&f=it_0622_001.shtml
- ^ http://pc.nikkeibp.co.jp/article/interview/20100816/1026920/
- ^ “キングソフト、独自のリボンインターフェースを採用した 総合オフィスソフト「KINGSOFT Office 2012 Standard」を発表 -「KDrive」連携のAndroid向けオフィス文書編集アプリ「KINGSOFT Office for Android」同時公開!” (プレスリリース), キングソフト株式会社, (2011年10月7日) 2011年10月9日閲覧。
- ^ http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0921/kingsoft.htm