OpenOffice.org

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OpenOffice.org

OpenOffice.org 3.0 の新機能 スタートセンター
開発元 サン・マイクロシステムズ
OpenOffice.orgコミュニティ
最新版 3.1 / 2009年5月17日(50日前)
対応OS Windows, Mac OS X, Linux, FreeBSD, Solaris
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 オフィススイート
ライセンス GNU LGPL
公式サイト http://www.openoffice.org/
  

OpenOffice.org(オープンオフィス・ドット・オルグ、あるいは オープンオフィス・オルグ)は、オープンソースによるオフィススイートの制作プロジェクトの名称、及びそれによるアプリケーションソフトウェアの名称である。省略形は OOo や OOO 、オープンオフィス[1]などと呼ばれる。

目次

[編集] 概要

OpenOffice.org は豊富な機能を持つ、複数のプラットフォームOS)をサポートしている無料のオフィススイートである。フリーで利用できるオープンソースソフトウェアであるため、 OpenOffice.org を改良したものや、テンプレートなどを付け足した派生ソフトウェアが数多く開発されている。また、その中には有料で販売されているものもある。 Microsoft OfficeWordExcel など)のファイルフォーマットを読み書きすることができる。ただし、 Microsoft Office 2007 に採用されている Office Open XML にはバージョン 3.0 以降の対応であり、また2009年5月現在、 Office Open XML への保存には対応していない。

世界的にシェアは増加傾向にあり[2]プロプライエタリな文書フォーマットに依存すべきでない官公庁などを中心に採用されるケースが増えつつある。日本以外ではシンガポール共和国国防省[3]フランス共和国経済・財政・産業省[4]ハンガリー共和国国防省[5]マケドニア共和国財務省、ブリストル市議会[6]などで採用されるケースがある。日本では株式会社アシスト[7]住友電気工業株式会社[8]会津若松市[9]株式会社トーホー[10]四国中央市[11]などの採用が話題になっている。

[編集] ライセンス

OpenOffice.org はオープンソースかつコピーレフトGNU LGPL の元、フリーで公開されている。当初はサン・マイクロシステムズ独自の SISSL (Sun Industry Standards Source License) と LGPL の2重ライセンスで公開されていたが、2005年9月2日にサン・マイクロシステムズが SISSL の廃止を発表し、現在は LGPL に一本化されている。サン・マイクロシステムズは OpenOffice.org の成果をもとに、一部独自のソフトウェア・マニュアル・フォントを付加した StarOffice を販売している。

[編集] ドキュメントフォーマット

[編集] OpenDocument

OpenOffice.org は ISO/IEC 26300 で規定される OpenDocument Format (ODF) 形式を標準の文書形式としており、ODF形式をサポートするソフトウエア同士は、違うベンダのものであっても相互に一定の読み書きが保障されるとされている(相互接続性という)。

なお、 ISO 26300 による承認に先立ち、2005年に構造化情報標準促進協会 (OASIS) が OpenOffice.org のファイル形式を標準化認定している。

実際のODF形式のファイルは、XMLで記述された複数のデータファイルをZIP形式で圧縮したものである。

マイクロソフトが開発し、 Microsoft Office 2007 以降で採用されているファイル形式 OOXML も ISO で標準化認定されたが、これはODFとは互換性がないものである。

[編集] 政府調達

ファイル形式がISO標準と規定されたことで、各国の政府機関によりODF形式のファイルが政府調達の条件に加えられるようになった。欧州委員会では政府調達ではODF形式を用いることを推奨している。日本国内においても、将来的にODF形式が政府調達の要件になる可能性もあり、大企業の政府調達部門を中心に OpenOffice.org を導入するところも現れている。

[編集] クロスプラットフォーム

OpenOffice.org はクロスプラットフォームで、現在リリースされている最新版の OpenOffice.org 3.1 は、 Microsoft Windows2000以降)、LinuxFreeBSDSolaris(x86 と UltraSPARC)および Mac OS X

Mac OS X へは 10.4 以降に対応。バージョン 3.0 よりネイティブな環境である Aqua ユーザインタフェースに対応。3.0以前の OpenOffice.org は、X11版と、Java を利用して Mac OS X (Aqua) へ対応した NeoOffice が存在した。X11版は、 Mac OS X とユーザインタフェースの統一が取れておらず、また、X11のソフトが動作するための X server をインストールする必要があり、あまり普及しなかった。一方、 NeoOffice は Java を利用していたため速度が遅かった。

[編集] 多国語対応

多国語版が同時に開発されており、世界中で同一のソフトを利用することができる利点は大きい。また、内部は Unicode で処理されているため、 OpenOffice.org 日本語版でも、欧米の言語のみならず他地域の言語を扱うことができる。

なお、開発にドイツ国内の技術者が大きく関与しているので、英語と並んでドイツ語関係の機能も充実している。

アジア諸言語としては、日本語のほか、韓国語中国語に対応している。複合文字言語 (CTL) では、アラビア語タイ語ヒンディ語ヘブライ語に対応している。

[編集] 各機能

OpenOffice.org は統合オフィススイートで、各機能は別個のソフトとして存在しているわけではない。 OpenOffice.org はバージョン 2.0 以降で OpenDocument (ISO/IEC 26300) を標準のファイルフォーマットとして利用している。OpenDocument の実体は XML で記述されたファイルをZIP形式で圧縮したものである。これは OASIS および ISO によって認められた形式で、一太郎2006 も2006年9月に公開された追加モジュールで対応した。 OpenOffice.org 1.x で作成されたファイルは OpenOffice.org 2.0 以降で読み込むことができ、 OpenDocument 形式へ変換(エクスポート)することも可能となっている。 OpenDocument 形式でファイルを保存することによって、将来 OpenOffice.org のプロジェクトが頓挫したとしても OpenOffice.org で作成したデータを他のソフトでも活用できるよう設計されている。

また、各機能を通してPDF形式の出力に対応している。

[編集] ワープロ (Writer)

OpenOffice.org Writer (バージョン 3.0)

詳細は「OpenOffice.org Writer」を参照

ワープロ機能。書式をスタイルで編集することができるのが特徴。これによって、長文の文章の編集が容易となっている。ただし Microsoft Word に比べアウトラインプロセッサの操作上の自由度が低い、文法チェッカーなどの機能がついていない等の制約がある。また、罫線や表機能が非常に弱く、点線や破線などを用いることができない。

英単語のスペルチェック機能がついているため、間違った英単語を入力した際に修正することができる。また、オートコレクト機能により、完全ではないが打ち間違えた際にも自動的に修正される。

多国語対応なので、次のような各言語に特別な機能が、世界共通で付与されている。

  • 欧米語対応(文字種の変換)
    大文字/小文字の変換ができる。
  • アジア諸言語対応(文字種の変換)
    半角/全角変換・ひらがな/カタカナ変換ができる。この機能は主に日本語を念頭に置かれている。
  • 韓国語対応(ハングル/ハンジャ変換)
    選択した韓国語テキストをハングルとハンジャの間で相互に変換できる。
  • 中国語対応(中国語の変換)
    中国語のテキストの書記法(簡体字又は繁体字)を変換できる。
  • 日本語対応(日本語の再変換)
    Windows 上のかな漢字変換ソフトウェアで、文字の再変換機能を利用できる。

プレーンテキスト (*.txt) 、Rich Text Format (*.rtf) 、HTMLドキュメント (*.htm, *.html) などの形式のほか、Microsoft Word 97/2000/XP (*.doc) 、DocBook (*.xml) 、Microsoft Word 2003 XML (*.xml) 形式での保存などもできる。

[編集] HTMLエディタ

OpenOffice.org HTML Editor (バージョン 1.1)

HTML編集機能。 Writer-Web ともよばれるこのエディタは、 WYSIWYG HTMLエディタの一種に属し、画面上で実際の文書を逐一確認しながら HTMLの作成を行うことができる。テキストエディタのように HTMLタグを直接用いた編集にも対応する。CSSへの対応は低く、Webサイトの製作に一般的に用いられるピクセル単位での編集ができないうえ、既定のフォントを設定できず Writer と同様のものを使わなければならないため、現実的なウェブサイトの制作には向いていない。同様なフリーの HTMLエディタとして代表的なものには、これ以外にも Mozilla Composer やその派生の NvuKompoZer などが存在する。

[編集] 表計算 (Calc)

OpenOffice.org Calc (バージョン 2.0)

表計算機能。 OpenOffice.org 1.x では処理できる行数が32,000行までであったが、 OpenOffice.org 2.0 からは、行数が65,336行、 OpenOffice.org 3.0 からは列数が1024列に拡張された。関数は Excel と同様のものが多いが、Excel では関数を , で区切るのに対し、 OpenOffice.org Calc では ; で区切るという違いがある。 Excel ドキュメントのインポート/エクスポート時には自動的に変換されるが、 , で区切るように変更することはできない。 Calc の関数ウィザードに用意されている関数は、データベース、日付と時刻、財務、情報、論理関数、数学行列統計、文字列、アドイン関数に分類されている。なお、円グラフやドーナツグラフの表示順序は、標準で反時計回り(左回り)となっている。

一方、セル枠の罫線のデザインに点線や破線が使えないと言った問題もある。これについてはバージョン 1.0 がリリースされた時代である2002年10月にコミュニティに要望[12]が送られているが、7年経った最新版のバージョン 3.1 でも利用できない状態のままである[13]

多言語対応の点から Calc の日付の書式については、異なる紀年法での表示が可能である。以下に、表示可能な主要なものを列記する。なお、日付はシリアル値として処理されているが、Excel が1900年1月1日を「1」としているのに対して、Calcではは、1899年12月31日を「1」としている。ただし、1900年3月1日以降についてはシリアル値は一致する。これは、 Excel が本来閏年ではない1900年を誤って閏年と認識しまうことに由来する。そのため、 Calc では1900年3月1日以前の日付であっても曜日が正しく計算されるようになっている。

[編集] データベース (Base)

OpenOffice.org Base (バージョン 2.0)

データベース機能。リレーショナルデータベースに対応している。 Base は OpenOffice.org 2.0 から登場した機能である。もっとも、その元となるデータベース機能(データソース)は 1.0 当時から存在していたが、ユーザーから「Microsoft Access のようなデータベース機能はないのか」という要望が強く、分かりやすいように機能として独立させるとともに強化が図られたものである。

他のデータベースソフトに比べて他形式での出入力機能が不十分であるが、その代わり、ワープロ機能や表計算機能との連携は密である。

最も標準的に使用するのは HSQLDB であるが、そのほかに次の形式などに対応している。

Oracle Database, MySQL, Microsoft SQL ServerJDBC, ODBC経由), dBASE, Microsoft Access, Adabas D, Excel, テキストファイル, MozillaWindowsのアドレス帳, Apache Derby

[編集] プレゼンテーション (Impress)

OpenOffice.org Impress (バージョン 2.0)

プレゼンテーション機能。機能的には Microsoft PowerPoint を凌駕するレベルに達している。Impressには予めプレゼンテーションの作成ウィザードが用意されている 。そのため、プレゼンテーションの作成に詳しくないユーザーであっても、画面に表示されるウィザードに従えば簡単なプレゼンテーションを完成させることができるよう配慮されている。配布資料を作成する機能を備え、 Impress のみでプレゼンテーション全体を製作することが可能となっている。また、 OpenOffice.org 3.0 からImpressとDrawに追加された独自の表機能により、表を用いたプレゼンテーションの作成が容易にできる。ただし、Impress に予め用意されているテンプレートは二つと少なく、追加の必要性が高い。

[編集] 描画 (Draw)

OpenOffice.org Draw (バージョン 2.0)

詳細は「OpenOffice.org Draw」を参照

図形描画機能。作図のみならず、レイアウトの複雑なパンフレットの作成にも活用できる。さらに、簡易的なDTP用途のソフトウェアとして利用することができる。ベクターベースの線画や編集、3Dモデルの作成・回転・影付けなどの機能が提供されている。

Macromedia Flash 形式のファイルを出力する事ができる。ベクターグラフィックスであるため、ベクターデータによる画面表示では拡大や縮小をしても描写の劣化が起きない。 図形同士を線分によって連結するコネクタ機能によって、図形を移動させることも容易である。色の指定は、 RGBCMYK などによっても行うことができる。

OpenOffice.org 2.0 からは多数の図形(星型や顔型など)が当初から用意されるようになった。また、SVG形式の出力が可能になった。

[編集] 数式エディタ (Math)

OpenOffice.org Math (バージョン 2.0)

数式エディタ機能。デザインサイエンス社の MathType のデータのインポート・エクスポートが可能。また MathML 1.01 形式で出力できる。

選択ウィンドウから数式を選択することもできるが、コマンドウィンドウでコマンドを入力することもできる。慣れると素早く数式を入力することができ、また LaTeX などとは異なってコマンド編集中にリアルタイムで結果数式が表示されるという利点もあるが、画像をその都度挿入していくことにより複数の数式を挿入した場合ファイルが重たくなり、操作性が損なわれることになる。このため数学の証明問題などのドキュメントには不向きである。

例えば、二次方程式の根の公式

x={-b+-sqrt{b^2-4 ac}}over {2 a}

のように記述すると

x=\cfrac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}

のように表現できる。

[編集] マクロ

OpenOffice.org では BASIC 言語を用いたマクロが利用できる。 OpenOffice.org には統合開発環境が付属しているため、知識があれば誰でも手軽にプログラムを作成し定型業務の自動化を簡単に行うことが出来る。基本的にインタプリタ型の言語であるため、コンパイル(ビルド)の作業は不要である。

Universal Network Objects (UNO) インタフェースを用いて C++Java など他の言語プログラムを呼び出すこともできる。

また、このインタフェースを用いて OpenOffice.org API (Sun StarSuite API) を利用することにより、共通ダイアログを利用したり、 OpenOffice.org のファイルに直接アクセスしたり、 MySQLPostgreSQL などの外部データベースに直接アクセスすることができる。

OpenOffice.org BASIC の言語仕様はサン・マイクロシステムズの StarSuite Basic と同じである。

なお、 OpenOffice.org BASIC の言語仕様は Microsoft OfficeVBA と似ている。変数、制御文、演算子などは VBA と同じなので、言語仕様を覚える手間は少ない。しかし API が全く異なるので、 VBA のマクロをそのまま使うことはできない。たとえば Excel と Calc ではセルの内容にアクセスする方法が大きく異なる。

[編集] 拡張機能

拡張機能を利用することができる。

[編集] プロジェクト 

2009年3月現在、 OpenOffice.org プロジェクトには大きく分けて以下のようなプロジェクトが存在する[14]

  • Product Development - OpenOffice.orgの開発のためのプロジェクト群
  • Extension Development - エクステンションに関するプロジェクト群
  • Language Support - 各言語に対応するための言語サポートプロジェクト群
  • Helping Users - ユーザーへの補助のためのプロジェクト群
  • Distribution
  • Promotion

[編集] OpenOffice.org repository for Extensions

拡張機能を登録し、公開することのできる場所である。

[編集] 批判

OpenOffice.org のアクティブな開発者が24人しかいない(2008年12月現在)[15]ことなどから、他のオープンソースプロジェクトと比較した場合に活発度が低くみられる。 日本のOpenOffice.org関連のコミュニティや掲示板などで、日本語プロジェクトが批判されることもある。それは、日本語ワードプロセッサーで非常によく利用される罫線機能や、ルビ機能、均等割付機能、表計算処理ソフトウェアにおいては日本語処理など比較的重要と思われる機能が不足していることが批判の対象とされることがある。

[編集] 派生ソフトウェア

  • StarSuite (StarOffice) - OpenOffice.org をオープンソース化したサン・マイクロシステムズによる派生。
  • OxygenOffice - 2.4からは下記の Go-OO をベースとして開発されている、クリップアートやテンプレートを付属させたもの。
  • NeoOffice - Mac OS X に Java で対応。速度は劣る。
  • Lotus Symphony‎ - IBM が独自の改良を施した。
  • Go-OO - OpenOffice.org に取り込まれる可能性が低い拡張機能などを取り込んだ派生ソフトウェア[16]

[編集] Go-OO

Go-OO には、サン・マイクロシステムズの判断で OpenOffice.org にはライセンス面の問題やビジネス上の問題で取り込まれる可能性が低い拡張機能が取り込まれている[16]。2009年2月現在、 Windows と Linux 版がある。 Novell が推進しており、 UbuntuopenSUSEDebianMandriva で採用されている OpenOffice.org は正式版ではなく Go-OO である[16]。以下のような拡張がある。

  • OpenOffice.org よりも起動時間や応答時間が短くて高速に動作する[16]
  • OpenOffice.org よりも優れたグラフィックス機能を持っている[16]SVGWPG形式、EMFファイルをインポートすることができる[16]
  • プレゼンテーション向けの3Dトランジション機能を備えている[16]
  • 任意の条件を満たすセル値が検索可能なスプレッドシート (Calc) 向けのソルバーを導入している[16]
  • VBA マクロと Office 2007 の OpenXML ファイル形式をサポートする[16]

[編集] バージョンアップ履歴

バージョン リリース年月日 特徴
StarOffice   ドイツの StarDivison 社が開発・販売していたオフィススイート。オフィススイート分野での Microsoft Office の独占的シェアを切り崩すため、サン・マイクロシステムズは1999年に同社を買収し、 StarOffice 5.2 を無償公開するとともに、2000年10月、 StarOffice のソースコードを公開し、 OpenOffice.org プロジェクトを立ち上げた。
Build 638c 2001年10月13日 最初のマイルストーンリリース
1.0 2002年5月1日(英語版) 初の正式版となった 1.0 には、Writer(ワープロ)、Calc(表計算)、Draw(描画ツール)、Impress(プレゼンテーション)、HTML Editor(HTML編集)、Math Editor(数式作成)が含まれていた。
1.1 2003年9月2日(英語版)/10月9日(日本語版) 新たに PDFFlash 形式の書き出し機能、マクロレコーダ機能などが追加され、 Microsoft Office との互換性がより一層向上したほか、多くのバグが修正された。このバージョンから、日本語の禁則処理が正常に作動するようになっている。
1.1.1 2004年3月30日(英語版)/5月21日(日本語版) マイナーバージョンアップ。509個のバグ修正に加えて、いくつかの新しい機能が盛り込まれた。
1.1.2 2004年6月21日(日本語版) dBASE 形式データベースファイルのサポート強化やインターネット上から好みのフォントをダウンロードし追加できる「FontOOo オートパイロット」(ただし、まだ欧文フォント中心である)といった機能追加が行われたほか、 GIF の特許切れを受け、 GIF 関連の機能制限が撤廃された。
1.1.3 2004年10月4日(英語版)/10月27日(日本語版) 1.1.2からのバグフィックス版で112個のバグが修正された。
1.1.4 2004年12月22日(英語版)/2005年1月17日(日本語版) 1.1.3からのバグフィックス版で81個のバグが修正された。4月11日 に OpenOffice.org 1.1.4 と 2.0 ベータ版に、不正な Word 文書を読み込むことでバッファオーバーフローを引き起こすセキュリティホールが発見される。4月18日に 1.1.4 日本語版の修正モジュール公開。
1.1.5 2005年9月14日(英語版)/9月15日 (日本語版) 4月11日に見つかったセキュリティホールの修正の他、 OpenDocument 形式のファイルのインポートにも対応した。2006年6月29日に、 1.1.5 と 2.0.2 にマクロや Java アプレットの扱いに関する脆弱性が発見されたと発表されており、7月18日にその修正モジュールが公開されている。
2.0 β2 2005年8月31日(日本語版) 9月6日ライセンス形態を変更し、LGPL に一本化。2.0ベータ2以降のリリースはLGPLとなる[17]
2.0 2005年10月20日(英語版)/10月27日(日本語版) PDF出力の強化や OpenDocument 形式の標準サポート、加えて浮動ツールバーやネイティブのインストーラが採用された。
2.0.1 2006年1月7日(日本語版) 差し込み印刷ウィザードの拡張、箇条書きのデフォルト記号の明瞭化、ダイアログでオプションの表示と非表示の設定を可能化などが行われる。
2.0.2 2006年2月27日(英語版)/4月3日(日本語版) スペルチェック辞書が統合された。 Linux 版において、太字および斜体のフォントデータを内包していないフォントに太字、斜体効果をかけられるようになった。
2.0.3 2006年6月30日(英語版)/7月18日(日本語版) 6月29日に発表された3つの重大なセキュリティホールの修正と、PDF出力時の詳細設定を行う機能の追加が行われた。 1.1.5 向け修正モジュール[18]もリリース。なお、日本語版にはフォントの扱いに不具合があり、修正ファイル[19]が公開されている。
2.0.4 2006年10月13日(英語版)/11月2日(日本語版) ソフトウェアアップデート通知機能の追加やPDF出力時の暗号化対応、「OpenOffice.org Extensions」と呼ばれるアドオンアプリケーション環境の搭載、 LaTeX 形式でのファイル出力(日本語等マルチバイト文字は未対応)の追加などが行われた。なお、本バージョンでも日本語版にはフォントの扱いに不具合があり、修正ファイル[20]が公開されている。
2.1 2006年12月12日(英語版)/2007年1月5日(日本語版) プレゼンテーションソフト「Impress」において、マルチディスプレイに対応し、Calc で HTML への出力機能の改善が図られた。また、複数の脆弱性が修正された。
2.2 2007年3月29日(英語版)/5月8日(日本語版) カーニングをデフォルトで有効にすることでテキスト表示品質を改善した。表計算ソフト「Calc」において Microsoft Excel ファイルのサポートを改善した。 Windows Vista 対応と Intel Mac 対応を改善した。また、複数の脆弱性が修正された。
2.2.1 2007年6月12日(英語版)/7月12日(日本語版) 悪意のあるRTF形式のファイルを開いた場合に任意のプログラムが実行される脆弱性を初めとした複数の脆弱性が修正された。
2.3 2007年9月18日(英語版)/10月4日(日本語版) グラフ機能の大幅な改善とTIFFファイルの処理に関する整数オーバーフローに起因する深刻な脆弱性の修正。日本語版では「滑らかな線」ダイアログが小さすぎて一部設定が変更できない不具合があり、修正ファイル[21]が公開されている。ただし、十分なテストを経ていないため、この機能を利用しないユーザーは適用しないことが推奨されている。
2.3.1 2007年12月3日(英語版)/12月5日(日本語版) データベースエンジン「HSQLDB」に存在する、深刻な脆弱性の修正。
2.4 2008年3月27日(英語版)/4月2日(日本語版) PDF/A に準拠したPDFを作成できるようになった。 Base において、Microsoft Office 2007 Access のファイル形式がサポートされるようになった。
2.4.1 2008年6月10日(英語版)/6月21日(日本語版) 脆弱性やバグの修正が行われた。
2.4.2 2008年10月29日(英語版)/12月4日(日本語版) 特殊な WMF/EMF データを内包した文書を開く際にバッファオーバーフローが発生する脆弱性など、18個の不具合の修正が行われた。
3.0 2008年10月13日(英語版/日本語版) アイコンやツールバーの外見を一新し、スタートセンターと呼ばれる、各機能を呼び出すことのできるメニューを追加。 Calc ではソルバー機能が向上し、最大列数が1024に拡張された。 Writer では表示倍率を変更できるズームスライダが追加された。 Impress では独自の表機能を追加するなど、さまざまな新機能が搭載された。 ODF 1.2 対応。Microsoft Office 2007/2008 の新しい文書形式(*.docx, *.xlsx, *.pptx など)に対応。また、このバージョンから Mac OS X にネイティブ (Cocoa) 対応した。
3.0.1 2009年1月27日(英語版)/2月15日2月19日(日本語版) 脆弱性等の修正が行われた。
3.1 2009年5月7日(英語版/日本語版) Calc 、 Impress 、 Draw に Writer と同様のズームスライダが追加された。さらに Calc では、印刷倍率を変更できる倍率スライダが追加された。 Windows 上の Writer で Microsoft IMEATOK の再変換機能を利用可能になり、ドロー画像にたいしてアンチエイリアス効果が加えられるようになった。
3.11 2009年8月27日にリリースを予定[22]
3.2 2009年11月にリリースを予定[23] Impressに新たに二つのレイアウトが追加される予定である。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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  1. ^ ただし、「オープンオフィス」という正式名称で呼ばれるプロジェクトが別に存在するので、他の略称で呼ぶ方が好ましい。
  2. ^ Market Share Analysis - OpenOffice.org Wiki
  3. ^ ITmedia エンタープライズ:月刊「OpenOffice.orgコミュニティ通信」――11月号
  4. ^ ITmedia エンタープライズ:月刊「OpenOffice.orgコミュニティ通信」――2月号
  5. ^ http://www.itbusiness.hu/dokumentum.php?letoltid=5747
  6. ^ http://www.opensourceacademy.gov.uk/solutions/casestudies/bristol-city-council/
  7. ^ http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070327/266526/?ST=research
  8. ^ http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080523/303912/?ST=research
  9. ^ http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080529/304780/?ST=research
  10. ^ http://gihyo.jp/ad/pr/2009/NRR200943213
  11. ^ http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090331/327513/
  12. ^ http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=8275
  13. ^ http://d.hatena.ne.jp/octech/20081017
  14. ^ http://projects.openoffice.org/index.html
  15. ^ http://slashdot.jp/it/08/12/30/1321216.shtml
  16. ^ a b c d e f g h i Federico Kereki (2008-12-11). "何気なく使用していた最良のオフィススイートGo-OO - SourceForge.JP Magazine". OSDN Corporation. 2009-01-28 閲覧。
  17. ^ http://www.openoffice.org/servlets/ReadMsg?list=announce&msgNo=255
  18. ^ http://ja.openoffice.org/1.1.5/security.html
  19. ^ http://openoffice.s16.xrea.com:8080/pukiwiki/pukiwiki.php?%5B%5BOOo2.0.3_bug%5D%5D
  20. ^ http://oooug.jp/faq/index.php?faq/4/45
  21. ^ http://ja.openoffice.org/download/2.3.0/chartfix_i81390.html
  22. ^ OOoRelease311
  23. ^ OOoRelease32

[編集] 外部リンク

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