K2 (ライフル)

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K2
Daewoo K2 rifle 1.jpg
K2
K2
種類 軍用小銃
製造国 韓国の旗 韓国
設計・製造 大宇
仕様
種別 アサルトライフル
口径 5.56mm
銃身長 465mm
ライフリング 6条右転
使用弾薬 5.56x45mm NATO弾
装弾数 30発(箱形弾倉)
作動方式 ガス圧作動方式
全長 970mm(折畳時730mm)
重量 3370g
発射速度 700~900発/分
銃口初速 920m/秒 (K100 / SS109)
960m/秒 (M193)
有効射程 600m (K100 / SS109)
460m (M193)
歴史
配備先 大韓民国国軍
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K2(ケーツー)は大韓民国が、M16A1(603K)の後継として制式採用された5.56mmアサルトライフルである。

概要[編集]

5.56mm弾を使用する韓国軍の主力小銃である。M16A1のライセンス生産で経験を積んだ大宇精工(大宇プレジション・インタストリーズ)が生産を担当している。

アルミニウムやプラスチックを多用し、携帯性の向上を図ってストックを折り畳む事ができる事も特徴である。

韓国各軍に供給されるほか、セミ・オートマチックの民間型も生産されている。

開発経緯[編集]

大宇精工(大宇プレジション・インタストリーズ)がライセンス生産していたM16A1小銃の後継小銃開発計画を、国防科学研究所(ADD)で計画した。1972年朴正煕大統領(当時)が小銃開発計画を正式に指示し、国防科学研究所を主体として開発がスタートした。

1977年から試作銃であるXB-1からXB-6までの6種の試験用小銃が設計・開発された。 検討の結果、XB-6に若干の改良を加えK2として制式採用された。 生産は開発にも関わった大宇精工が担当し、M16の生産ラインや設備が一部流用されている。一丁あたりの単価も、ライセンス料が発生していたM16よりは安価だとされる。

生産は1984年から開始され、主に戦闘部隊等に優先的に配備された。1990年代には、後方の部隊を除いた大部分の部隊に配備が完了している。

特徴[編集]

基本構造[編集]

K2を構える兵士
グレネードランチャーを装着したK2

特徴は全体的なデザインをM16A1から借用し、上部、下部のレシーバーもM16A1と同じアルミニウム系の軽合金で製作している事である。プラスチック製のストックは折り畳む事ができ、携帯性も高い。

銃口初速はM193で960m/sec、K100 (SS109) で920m/sec。有効射程はM193で460m、K100で600m。セレクタはセーフティ、単発、3発バースト、連射の4つを選択できる。

K2は銃身にM7銃剣を着剣して近接戦闘を行うことが出来る。また、K201 40mmグレネードランチャーを銃の下部に装着する事も可能。

作動方式[編集]

作動メカニズムは伝統的なガス・オペレーションで、ガス・ピストンを備えたボルト・キャリアーにターン・ボルトを装備している。オリジナルのM16A1とK2の最大の違いは、M16A1のリュングマン式(ガス直接利用式)をK2はピストンを使用するガス圧利用式にした点である。これによりM16の弱点とされていた信頼性や整備性が改善されている。またコッキングハンドルはボルト・キャリアーに直接取り付けられている。

使用弾薬[編集]

M16との同様に5.56mmNATO弾(5.56mm×45)を使用する。韓国軍での制式名称はK100。マガジンはM16のもの(STANAG マガジン)がそのまま使用できる。

派生型[編集]

民間向けとしてK2をベースとした「MAX-2」「AR-100」「DR-200」「DR-300」などのモデルが存在する。作動は半自動射撃のみで、DR-300はAK-47用弾薬である 7.62 × 39 mm 弾を使用する。

採用国[編集]

登場作品[編集]

漫画
韓国軍兵士の装備。ある北朝鮮軍特殊部隊は韓国軍に変装し錯乱工作を行っていたが、M16を所持していた事から変装が発覚し韓国軍と交戦状態になってしまった。
第六巻にて登場
ゲーム
上記6作品は共通して韓国産オンラインゲーム。欧州FPSゲームなどに登場する頻度は少ない。
ダウンロードコンテンツ第4弾にて「タムセンMk2」の名称でセイバーのアサルトライフルに追加された。
ゲーム中には登場しないが、キャンペーンのブリーフィングで映る写真のテロリストが所持している。

脚注[編集]

  1. ^ Bangladesh Military Forces. “Bangladesh Navy Special Warfare Diving And Salvage (SWADS)”. 2010年1月14日閲覧。
  2. ^ http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2011/08/03/2011080300418.html
  3. ^ Capie, David (2003). Under the gun: the small arms challenge in the Pacific. Victoria University Press. p. 71. ISBN 978-0-86473-453-2. 
  4. ^ http://dtirp.dtra.mil/TIC/treatyinfo/UNITA/unita_report_08.pdf
  5. ^ a b c 한국의 무기 이야기
  6. ^ http://bemil.chosun.com/nbrd/bbs/view.html?b_bbs_id=10108&pn=1&num=28
  7. ^ http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2011/08/03/2011080300418.html
  8. ^ http://news.hankooki.com/lpage/world/200609/h2006090202495684560.htm
  9. ^ http://www.dintel-gid.com.ar/galerias/desfileperu2007.html
  10. ^ http://www.youtube.com/watch?v=8pnnTiVv9vA
  11. ^ http://www.youtube.com/watch?v=8pnnTiVv9vA

関連項目[編集]