GORILLA (アルバム)

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GORILLA
TM NETWORKスタジオ・アルバム
リリース
録音 CBSソニー六本木スタジオ
CBSソニー信濃町スタジオ
STUDIO 221
MEDIA SOUND "NYC"
SORCERER SOUND "NYC"
ジャンル ロック
ファンク
ヒップホップ
時間
レーベル EPIC・ソニー
プロデュース 小室哲哉
小坂洋二
チャート最高順位
TM NETWORK アルバム 年表
TWINKLE NIGHT
1985年
GORILLA
1986年
Self Control
1987年
『GORILLA』収録のシングル
  1. Come on Let's Dance (This is the FANKS DYNA-MIX)
    リリース: 1986年4月21日
  2. GIRL
    リリース: 1986年8月27日
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GORILLA』(ゴリラ)は、日本の音楽ユニットであるTM NETWORKの3枚目のスタジオ・アルバム。

1986年6月4日エピックソニーレコードよりリリースされた。

背景

FANKSには”Powerful and Tenderness”という別のキーワードが本作品に提示されている。これはゴリラは力強さと優しさを持ち合わせているという意味から「GORILLA」と命名されたが、このタイトルは小室でなくプロデューサーの小坂洋二が命名したとされる(当初は力強い男性というイメージから「Tarzan」というタイトルも考えられていたが、同名の雑誌が存在するために取りやめになった、という経緯もある)。ここでいうPowerfulとは「Come on Let's Dance」や「You can Dance」のようなファンキーな曲、Tendernessは「Confession」や「GIRL」のようなバラードを表している。

録音

FANKS」をキーワードにファンク風なカラーをふんだんに取り入れた作品であり、本作品では全面的に生ドラム、生ベースホーンセクションを取り入れた。

ミックスダウンはニューヨークで行われた。

参加ミュージシャンは、ドラムに青山純、ベースに伊藤広規、ギターに北島健二佐橋佳幸、トランペットに兼崎順一(元スペクトラム)、サックスにレニー・ピケット(元タワー・オブ・パワー)が参加している。

コーラスには渡辺美里、さらにラップでマッシヴ・アタックの前身となったユニット、ワイルド・バンチのメンバーが参加している。

アートワーク

本作のジャケット写真が逆光のような合成写真であるため、ジャケットを気に入らなかった小室は1990年代半ばの小室ブーム時にこのアルバムを自費で全部回収したい、と発言したエピソードが残っている[要出典]

収録曲

A面
全編曲: 小室哲哉。
#タイトル作詞作曲時間
1.GIVE YOU A BEAT小室哲哉木根尚登小室哲哉、木根尚登
2.NERVOUS川村真澄小室哲哉
3.PASSENGER 〜a train named Big City〜西門加里小室哲哉
4.Confession〜告白〜西門加里木根尚登
5.You can Dance西門加里小室哲哉
B面
#タイトル作詞作曲時間
6.I WANT TV竹花いち子小室哲哉
7.Come on Let's Dance神沢礼江小室哲哉
8.GIRL神沢礼江小室哲哉
9.雨に誓って〜SAINT RAIN〜西門加里小室哲哉、木根尚登
10.SAD EMOTION神沢礼江木根尚登

曲解説

  1. GIVE YOU A BEAT
  2. NERVOUS
  3. PASSENGER〜a train named Big City〜
  4. Confession〜告白〜
  5. You can Dance
    「Come on Let's Dance」のカップリング曲。
  6. I WANT TV
  7. Come on Let's Dance
    先行シングルとはアレンジが大幅に異なっており、イントロ、リフレインの前の間奏、アウトロもシングルバージョンより短くなっていて演奏時間も3分台に短縮されている。また、シングルバージョンのサブタイトルも省略されている。
  8. GIRL
  9. 雨に誓って〜SAINT RAIN〜
    「GIRL」のカップリング曲。
  10. SAD EMOTION

※2曲目と7曲目の冒頭部分において前曲からメロディーが連続しているため、前曲の終わりの部分が一瞬聞こえてくる。

スタッフ・クレジット

TM NETWORK

  • 小室哲哉
  • 宇都宮隆
  • 木根尚登

参加ミュージシャン

スタッフ

  • 小室哲哉 - プロデュース
  • 伊東俊郎 - サウンド・アドバイス、ミックス、レコーディング
  • 小坂洋二 - コ・プロデュース
  • Michael Barbiero (Music-7) - ミックス
  • 大森政人 - レコーディング
  • 森岡徹也 - レコーディング
  • David Avider (NYC) - レコーディング
  • 吉田睦 - レコーディング
  • 室克己 - アシスタント・エンジニア
  • 松尾順二 - アシスタント・エンジニア
  • Victor Deyglio (NYC) - アシスタント・エンジニア
  • 荒木浩三 (Music Land,Tokyo) - レコーディング・コーディネート
  • 折重静子 (Power Station,NYC) - レコーディング・コーディネート
  • 笠井"Teppei"満 - マスタリング・エンジニア
  • 山口三平 - ディレクト
  • 坂西伊作 - アーティスト・コーディネート
  • 大原正裕 - アーティスト・プロモート
  • 青木高貴 (Office TIMEMACHINE) - アーティスト・マネージメント
  • 立岡正樹 (Office TIMEMACHINE) - アーティスト・マネージメント
  • 松村慶子 (Office TIMEMACHINE) - アーティスト・スーパーバイズ
  • 熊野明 (Soap) - カバー・デザイン、アート・ディレクション
  • 山内順仁 - 写真撮影
  • 山下早苗 - スタイリスト
  • 竹迫謙一 - ヘアー、メイクアップ
  • 武者寛 - アート・コーディネーション

リリース履歴

No. 日付 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
1 1986年6月4日 EPIC・ソニー LP
CT
CD
28・3H-222
28・6H-176
32・8H-70
12位
2 1991年9月5日 EPIC・ソニー CD ESCB-1205 -
3 1996年6月17日 EPIC・ソニー CD ESCB-1753 -
4 2000年3月23日 エピックレコード CD ESCB-2115 -
5 2004年3月31日 エピックレコード CD ESCL-2524 - CD-BOXWORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX』(完全生産限定盤)収録
紙ジャケット、24bitデジタルリマスタリング仕様
6 2007年3月21日 ソニー・ミュージックダイレクト CD MHCL-1037 - 紙ジャケット、デジタルリマスタリング仕様(完全生産限定盤)
7 2013年2月20日 ソニー・ミュージックダイレクト Blu-spec CD2 MHCL-30010 201位 デジタルリマスタリング仕様

脚注

  1. ^ 1994年5月19日時点