高砂橋 (中川)

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東京都道468号標識
高砂橋
高砂橋(2017年11月) 地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 東京都葛飾区
交差物件 中川
建設 2003年平成15年)3月[1]
座標 北緯35度44分55.7秒 東経139度51分44.5秒 / 北緯35.748806度 東経139.862361度 / 35.748806; 139.862361
構造諸元
形式 2径間達続斜張橋 [1]
材料
全長 186.5 m[1]
15.8 m[1]
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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高砂橋(たかさごばし)は、中川に架かる東京都都市計画道路 補助280号のである。

概要[編集]

2007年平成19年)までは東京都道468号堀切橋金町浄水場線のであった。現在の橋は2003年(平成15年)竣工の2代目であり、右岸(西詰)の東京都葛飾区青戸二丁目と左岸(東詰)の高砂二丁目の間を結んでいる[1]

歴史[編集]

架橋以前[編集]

江戸時代から明治時代にかけて現在の高砂橋付近には「曲金の渡し」と呼ばれる中川の渡船があり、江戸市中の人々が柴又帝釈天への参詣路として利用していた[2][3]。この「曲金の渡し」は享保14年(1729年)に開設、宝暦8年(1758年)に場所替えをするなどしながらながく利用されていた[4]

1932年の橋[編集]

1928年昭和3年)の東京府の産業道路改良費の一部(橋梁費)によって当時の府県道28号(浅草松戸線)に架橋された。橋は1932年(昭和7年)7月開通、橋長:187.3 m、幅員:7.5 mで、上部構造は鋼鈑単純プレートガーダー橋であった。[3][5] また、1972年(昭和47年)頃に下流側に人道橋が架設されている。

2003年の橋[編集]

架け替え工事は1993年(平成5年)に着手、2003年(平成15年)3月に開通した[1]。架け替え中、人道橋のあった位置に一時的に架設された仮設橋はその後、横浜市鶴見川に架かる「潮見橋」の仮設橋に転用された[6]

周辺[編集]

隣の橋[編集]

(上流) - 中川大橋 - 京成本線中川橋梁 - 高砂橋 - 青砥橋 - 奥戸橋 - (下流)

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 葛飾区教育委員会 『かつしかの橋 葛飾区橋梁調査報告書』、1989年

座標: 北緯35度44分55.7秒 東経139度51分44.5秒 / 北緯35.748806度 東経139.862361度 / 35.748806; 139.862361