猫鼠麺

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三寶猫鼠麺と小皿料理

猫鼠麺(マオシューミエン[1][2])は、台湾彰化市のローカル麺料理、および考案した店の名称。

彰化県で「彰化三宝」と呼ばれ親しまれている料理の1つである[1]。彰化での人気は高いが、台湾全土から見た場合、知名度は高くない[1]

概要[編集]

名称は、初代店主のあだ名(後述)に由来しており、が食材として使用されているわけではない[1]

はやや細く、出汁は海鮮[1]。好みで肉や野菜を乗せて食べる[1]

蝦団子や肉巻きが入った三寶猫鼠麺も販売されている[2]

台南市発祥とされる担仔麺に似ているとされる[1][3]

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猫鼠麺の店の看板

店としての猫鼠麺は、1921年に創業[1]

初代の店長には小柄な体格ながらよく働くので「鼠小僧」のあだ名があった[1]。加えて、台湾語では「(猫)」と「鼠」が同音であることから、名付けられた[2]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i 川本三郎「鉄道三昧の台湾旅。」『ひとり遊びぞ我はまされる』平凡社、2022年。ISBN 978-4582839081 
  2. ^ a b c 「思わず降りちゃう? 気になる駅前グルメ」『台湾で日帰り旅鉄道に乗って人気の街へ』JTBパブリッシング、2017年、63頁。ISBN 978-4533118531 
  3. ^ 春奈 (2018年11月20日). “ブームの予感?台湾・彰化でレトロな扇形車庫と小吃~台中から日帰り旅~”. TABIZINE. 2024年1月14日閲覧。

関連項目[編集]

彰化三宝