猫娘
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猫娘(ねこむすめ)は猫の特徴を持つ架空の生き物である。以下のパターンが存在する
- 猫が若い女性の姿に化けたものである。この場合女性の姿に化けたとき、猫のパーツ(目・耳・尻尾・その他)が全く見当たらないこともある。日本では齢を重ねた猫が猫又となって不思議な力を持つとの言い伝えが残されており、女性に化けたりする。
- 猫耳・尻尾を備えた若い女性のことである。この場合は元が猫でなく、人間に猫の耳が備わったものや、猫もしくはそれに類する動物が進化した亜人種なども含む。アニメやコミック等のサブカルチャーにおける猫娘はこの類型に属することが多い。猫の耳と人間の耳と合計4つの耳をもつこともある。
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[編集] 日本の伝承における猫娘
[編集] 化猫遊女
化猫遊女(ばけねこゆうじょ)は、江戸は品川の色町から伝播した一種の都市伝説。
品川宿のある美しい遊女と床に入った客が夜中に目を覚ますと、遊女が魚(人間の赤子というバージョンもあったらしい)を頭から丸かじりにしており、美貌も恐ろしい老猫の姿に変わっていたというもの。
怖いもの見たさで「化け猫遊女」と噂された女性を付回す男性が続出するなど大騒ぎになり、数多くの黄表紙本にも登場することになった。
最初はおどろおどろしい化け物だったが、実は親孝行でまじめな娘である、片思いの男妖怪がいるなど人間くさく描写されるようになり、それとともに猫そのものの姿から猫の尾が着物のすそから覗く以外は何の変哲も無い美しい若い女性の姿へと変わっていった。
[編集] 嘗女
嘗女(なめおんな)は、江戸時代の古書『絵本小夜時雨』五之目録にある奇談「阿州の奇女」に登場する怪女。猫のような舌で男を嘗める奇癖があったことから「猫娘」の別名で呼ばれた[1]。
詳細は「嘗女」を参照
[編集] 安政雑記の猫娘
江戸時代の政情や世相を描いた古書『安政雑記』に記述がある。
嘉永3年。江戸の牛込横寺町に、まつという名の知的障害の少女がいた。幼い頃から彼女は奇癖があり、家の長屋で生ゴミとして捨てられた魚の頭や内臓を食べ、さらには垣根の上や床下を身軽に駆け回り、ネズミを捕まえてむさぼり喰っていた。その猫のような奇行から「猫小僧」「猫坊主」と仇名され、「深き因縁にて猫の生を受候哉」と噂された。
この奇行を心配した母親は医者や神仏に頼ったが一向に効果はなく、厳しく仕置きしても無駄で、遂には剃髪させて尼僧に弟子入りさせた。それでもやはり魚の内臓を拾って食べるような奇行は収まらず、尼僧にあるまじき悪癖の持ち主として家へ帰された。
まつは周囲の子供たちには格好の虐めの標的だったが、たとえ子供たちに追われても、猫のような身軽さで家の屋根に飛んで逃げるので、誰にも手出しすることはできなかった。一方で大人たちには、家を荒らすネズミを捕ってくれることから大人気で、彼らに銭を握らされ、親には内緒にすると言い含められたまつは、近所の床下やゴミ捨て場でネズミ捕りに耽っていたという[2]。
[編集] 脚注
- ^ 村上健司 『日本妖怪大事典』 角川書店、2005年、239頁、251頁。ISBN 4-048-83926-8。
- ^ 氏家幹人 『江戸の怪奇譚-人はこんなにも恐ろしい』 講談社、2005年、99-101頁。ISBN 4-062-69260-0。


