正教会の教会機構一覧
正教会の機構一覧は以下の二つの教派に所属する、世界各地に広がる各正教会の一覧である。
- …コンスタンディヌーポリ総主教(コンスタンティノープル総主教)を名誉的なトップとする、第一全地公会から第七全地公会までの7つの全地公会議の有効性を認めるグループ。下記の非カルケドン派からは「メルキト派」とも呼ばれるが、この語が当該正教会によって自称として用いられる事は無い。正教会は一カ国に一つの教会組織を具える事が原則だが(例としてはグルジア正教会、ブルガリア正教会、ロシア正教会、ギリシャ正教会、ルーマニア正教会、日本正教会など。もちろん例外もある)、これら各国ごとの正教会が異なる教義を信奉している訳では無い。よって教義や全正教会の性格については正教会の項を参照。教派名はあくまで正教会である。
- …通例、日本では正教会とは言われないグループであるが、非カルケドン派諸教会の多くが正教会の名を称しており、英語では"Oriental Orthodoxy"すなわちオリエンタル正教などとも呼ばれる。「単性論教会」とも呼ばれることがあるが、これらの教会は自説を単性論と看做していない。第四全地公会(カルケドン公会議)で上記のギリシャ正教と分離。非メルキト派とも。アルメニア正教会、シリア正教会、コプト正教会、エチオピア正教会等が含まれる。
近年、上記両教会の関係は改善に向かっている。
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参照元記事 [編集]
本一覧記事の内容と掲載順は、基本的に英語版ウィキペディア記事における該当項目からの翻訳に拠っている。その後の加筆・修正・変更については履歴を参照のこと。
- 正教会(ギリシャ正教・東方正教会)について - Eastern Orthodox Church organization内のJurisdictions
- 非カルケドン派について - Oriental Orthodoxy内のOrthodox Communion
正教会(ギリシャ正教) [編集]
独立正教会 [編集]
- コンスタンディヌーポリ総主教庁下のコンスタンディヌーポリ教会
- アレクサンドリア総主教庁下のアレクサンドリア教会
- アンティオキア総主教庁下のアンティオキア教会
- エルサレム総主教庁下のエルサレム教会
- ロシア正教会(1589年承認)
- セルビア正教会(1219年承認)
- ルーマニア正教会(1925年承認)
- ブルガリア正教会(927年承認)
- グルジア正教会(466年承認)
- キプロス正教会(434年承認)
- ギリシャ正教会(1850年承認)
- ポーランド正教会(1924年承認)
- アルバニア正教会(1937年承認)
- チェコスロヴァキア正教会(1951年承認)
- アメリカ正教会(1972年承認、但し全世界の正教会からの承認ではなく一部教会からの承認)
最初に挙げた4つの古代総主教庁が最も格式が高く、他の5つのより新しい総主教庁がこれに続く。首座主教が総主教ではない独立教会は434年に成立したキプロス正教会に始まる。正教会の観点からは、ローマカトリック教会が東西教会の分裂で分かれていなければ、5つの古代総主教庁が存在していたことになる。
自治正教会 [編集]
- コンスタンディヌーポリ全地総主教庁系
- アンティオキア総主教庁系
- エルサレム総主教庁系
- モスクワ総主教庁系
- ペーチ総主教庁系(セルビア正教会総主教庁系)
- ルーマニア総主教庁系
- ベッサラビア府主教区教会†(モルドヴァにおける正教会のうち23%を占めている。ロシア帝国による1812年のベッサラビア併合の後もルーマニア総主教庁のもとにとどまった教会)
†表示の教会…自治教会としての地位が一部教会からのみの承認であり、全世界の正教会から承認を得ている状態ではないもの。
非自治教会 [編集]
コンスタンディヌーポリ全地総主教庁系 [編集]
アンティオキア総主教庁系 [編集]
モスクワ総主教庁 系 [編集]
- スールジ主教区(英国)
他教会から承認を得ていない教会 [編集]
以下に挙げる教会は様々な論争から、他の全ての正教会主流派のことは承認するものの、他の全ての正教会主流派からは承認を得ていない教会である。
「抵抗状態」にある教会 [編集]
以下に挙げる教会は、教会法上の合法教会としての立場を主張し、正教の信仰を表明し、使徒継承を主張し、歴史的な共同体として存在しているにも関わらず、正教会における近代化とエキュメニズムの誤りを認識することから、他教会と聖体礼儀を共同で祝うことを避けている。
ギリシャ正教会 (抵抗聖シノド)は他教会からの排除にも関わらず、他の全ての教会法上合法な正教会の信徒との交流を続ける意思を持っており、在外ロシア正教会からは承認を受け相互領聖状態にもある。
モスクワ総主教庁と在外ロシア正教会の公式な関係修復がなされたことを鑑みれば、ギリシャ正教会(抵抗聖シノド)の在外ロシア正教会との相互領聖状態は破棄されていることになるが、実際にはそうなっていない。ルーマニア古暦派やブルガリアの同様の問題を抱える教会群と在外ロシア正教会の関係も、未だ不明瞭である。
- ギリシャ正教会 (抵抗聖シノド)
- ルーマニア正教会古暦派
- ブルガリア正教会古暦派
- 離散ロシア正教会
自発的に他教会との交流を断っている教会 [編集]
以下に挙げる教会は他正教会との完全相互領聖を実施しておらず、相互承認をする意向も有さないものである。
正教会の体裁を有するものの、正教会と認められていない教会 [編集]
※東方奉神礼を採用しつつもプロテスタントに位置づけられる派(例:エヴァンジェリカル・オーソドックス教会)は以下に挙げない。
非カルケドン派 [編集]
オリエンタル正教とも呼ばれる、フル・コミュニオン関係にある東方諸教会の一覧。
- オリエンタル正教:フル・コミュニオン関係にあるグループ
正教会と誤解されている教会 [編集]
- アッシリア東方教会 (Holy Apostolic Catholic Assyrian Church of the East)
東方教会と名の付くところから正教会の一派と誤解される傾向にあるが、エフェソス全地公会(431年)で異端として退けられたネストリウス派の流れの教会である。アッシリア教会も正教会(orthodox)を名乗るのを拒む傾向にある。正教会との間にフル・コミュニオンの関係はない。
関連項目 [編集]
- 修道院の一覧
- シノド
- 聖シノド
- ポドヴォリエ
- 西方奉神礼正教
- コンスタンディヌーポリ総主教の一覧
- モスクワ総主教・モスクワ府主教の一覧
- エヴァンジェリカル・オーソドックス教会 - 奉神礼は正教会のものに則っており、信仰の源泉を教父に求めているが、福音派プロテスタントである。
- 日本基督教団・都島教会(大阪府)- 国内では初めて正教の奉神礼を採用したプロテスタント教会。
- 東方典礼カトリック教会
出典・外部リンク [編集]
- Territorial Jurisdiction According to Orthodox Canon Law. The Phenomenon of Ethnophyletism in Recent Years, a paper read at the International Congress of Canon Law, 2001, (Ecumenical Patriarchate website)
- List of Autocephalous and Autonomous Orthodox Churches, an OrthodoxWiki article
- World Orthodox Churches, at Orthodox Church in America website
- Religious Organisations - Orthodox Churches, at WorldStatesmen.org
