新生パーソナルローン

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新生パーソナルローン株式会社
Shinsei Personal Loan Co., Ltd.
ノーローン看板
種類 株式会社
市場情報
東証1部 8568
2000年9月1日 - 2009年7月5日
本社所在地 日本の旗 日本
170-6042
東京都千代田区外神田三丁目12番8号
住友不動産秋葉原ビル
設立 1954年12月1日
業種 その他金融業
法人番号 8013301028701 ウィキデータを編集
事業内容 消費者金融業・事業者金融
代表者 代表取締役社長 本森修二
資本金 1億円
売上高 65億9300万円
(2020年3月期)[1]
営業利益 21億3300万円
(2020年3月期)[1]
経常利益 21億5500万円
(2020年3月期)[1]
純利益 18億4300万円
(2023年3月期)[2]
総資産 272億7300万円
(2023年3月期)[2]
主要株主 新生フィナンシャル株式会社 100%
外部リンク https://noloan.com/
特記事項:登録番号 関東財務局長(12)第01188号
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新生パーソナルローン株式会社(シンセイパーソナルローン、英:Shinsei Personal Loan Co., Ltd.)は、SBI新生銀行グループに属する日本の貸金業者である。サービスブランドは「ノーローン」、「かりかエール」。

新生フィナンシャル株式会社の子会社

沿革[編集]

1954年兵庫県神崎郡粟賀村(現・神河町)で創業。1973年1997年まで姫路市に本社を置いていたことから、関西を主とする西日本が地盤だったが、近年は東日本を中心に全国展開に注力している。

2002年3月に新生銀行と提携し、2004年10月には社債の転換により、新生銀行が筆頭株主(39.11%)になる。当初は、新生銀行の持分法適用関連会社(36.43%保有)であったが、2007年12月13日に株主割当による増資を実施し、その時点で連結子会社(67.77%保有)となっている。

2009年2月3日、GEコンシューマー・ファイナンス(新生銀行が2008年9月に子会社化、2009年4月に新生フィナンシャルへ社名変更)との業務統合・再編を発表、新生銀行とGEコンシューマー・ファイナンスが共同でTOBを実施した。TOBは3月19日に成立(2社合計で96.80%保有)。7月10日には残る少数株主からも株式を取得。その後、新生銀行保有の普通株式が新生フィナンシャルへ譲渡され、アプラスフィナンシャルとともに新生フィナンシャルの完全子会社となっている。

設立時の商号は「信起商事株式会社」であり、1984年8月にシンキ株式会社に変更した。この社名の「シンキ」は、「用をこす」に由来していた。2016年8月4日に新生銀行グループの中核会社であることを明確にするため、新生パーソナルローン株式会社に商号変更した[3]

新生銀行の傘下になる前には本社を姫路市に置いていたこともあり、同じく姫路市に本社を置く神姫バスと混同されることもあるが、事業及び資本面で一切の関係はない。

消費者金融事業[編集]

新生パーソナルローン株式会社は、現在「ノーローン」ブランドを展開している。この「ノーローン」は、利息計算が8日後から始まるのが特徴である。つまり、1週間以内に全額返済すれば利息はかからない。また、この1週間無利息は、完済後であれば2回目以降の利用でも適用される。ただし、2007年4月1日より、貸出金利を利息制限法の範囲内に引き下げたことによる代償措置として、従来は完済日の翌日以降の利用から適用されているものが、2007年6月29日からは完済日の翌月以降の利用の場合に1週間無利息となる規定(つまり、最大でも月に一度しか「1週間無利息」とはならない)に変更された。

姫路に本社を置いていた時代には、「アズレディ」(AzLady)と言う女性専用の振込センターを、北は北海道から南は九州に設けていた(このアズレディでは、後期のみ「アズのち晴れ」と言う専用のキャッチコピーを用いていた)。

2003年には、テレビCMサッカードイツ代表ゴールキーパーとして有名なオリバー・カーンを起用し話題を呼んだ。なお、このCMには当初ジョン・ローンを起用すべく交渉が進められていたが、最終的に「商品名がノーローンなら出ない」と断られている。

沿革[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]