基地警備教導隊

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基地警備教導隊
Base Defense Development & Training Squadron
訓練を実施中の基地警備教導隊員
創設 2011年(平成23年)3月28日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 航空自衛隊
部隊編制単位
所在地 茨城県小美玉市
通称号/略称 BDDTS
上級単位 航空総隊 → 航空戦術教導団
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基地警備教導隊(きちけいびきょうどうたい、英称:Base Defense Development & Training Squadron、略称:BDDTS)とは、航空自衛隊百里基地にある航空戦術教導団直轄部隊の一つ。

概要[編集]

2001年(平成13年)9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件などを契機に航空幕僚監部内で、航空自衛隊の関連施設を標的としたテロゲリラ攻撃から防御する現状の警備体制を疑問視する声が多数を占めた。既存の各基地毎に編成されている基地警備隊では、将来起きる蓋然性が高い事案とされる土台人工作員等のゲリラコマンドの本格的なテロ・ゲリラ攻撃に人員、技術、装備の全面で対応できないことが判明した為、本格的な専門部隊発足の構想が生まれ、2003年(平成15年)頃から研究が始った。

2006年(平成18年)3月に基地警備研究班(府中基地)が発足[1]し、当初は2008年(平成20年)3月に入間基地で開隊としていたが、このときは予算等の問題から編成には至らなかった。その後、2010年度予算に「基地警備教導隊(仮称)」の新編が盛り込まれた。

2011年(平成23年)3月28日に航空総隊直轄部隊として、隊長:岡一郎2等空佐以下40名で編成を完結した[1]。当面の任務は「航空自衛隊の各基地を巡回しそれぞれの立地の特性を踏まえた適切な基地警備要領を教育するとともに基地警備に関する調査・研究を行う[1]」としている。

2014年8月1日付で航空総隊直轄部隊から同日付で新編された航空戦術教導団隷下部隊に編入。

部隊の標語は、「最尖端」

主要装備[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 軍事専門誌「SATマガジン」の2011年11月号に掲載された写真では、サファリランド社製レッグホルスターに入れて携帯していた。
  2. ^ LEMサプライ社製の黒色タクティカルベスト
  3. ^ 「SATマガジン」2011年11月号に掲載された写真では、迷彩服の右上腕部分に「虎と翼」の図柄が入ったスコードロン・パッチを着装。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]