井辻朱美
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井辻 朱美(いつじ あけみ、1955年12月12日 - )は日本の翻訳家、ファンタジー小説家、歌人。英米のファンタジー小説を多く翻訳する。また、自身でもそれら英米ファンタジーの世界観を下敷きとしたファンタジー小説を多数著している。歌人としては短歌結社「詩歌」にて前田透(前田夕暮の息子)に師事した後、1984年より歌人集団「かばん」創刊メンバーとして所属。現在、同誌発行人。変わったところでは、NHK・BSで放映された映画の字幕翻訳の経験もある。 白百合女子大学文学部教授。夫は哲学者の黒崎政男。裏千家茶道準教授、藤間流の日舞名取でもある。
目次 |
[編集] 略歴
- 1955年、東京都新宿区に生まれる。
- 1974年、東京教育大学附属高等学校卒業。高校在学中より「ユリイカ」に詩を投稿。『指輪物語』を原書で読み、ワグナー理解のためドイツ語を学び、ヴァイオリンを弾く。東京大学理科二類入学、大学のオーケストラで黒崎政男と出会う。四年生の頃作歌を始める。
- 1978年、東京大学理学部生物学科人類学専攻卒業、大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻進学。前田透主宰「詩歌」に参加。「水の中のフリュート」で第21回短歌研究新人賞受賞。
- 1980年、「ファンタジーの構造をめぐって-C・S・ルイスとジョージ・マクドナルド」を論文として修士号取得。SF小説「ザ・テール・オブ・ザ・スターリット・シティ」で第3回新書館フォアレディース賞受賞。
- 1984年、前田透の死去により「詩歌」解散。中山明、林あまりらとともに歌人集団「かばん」創刊。
- 1986年、訳書『エルリック・サーガ』シリーズ(マイケル・ムアコック:ハヤカワ文庫)が第17回星雲賞(海外長篇翻訳部門)受賞。
- 1990年、「かばん」発行人に就任。
- 1996年、訳書『歌う石』(O・R・メリング:講談社)が、第43回サンケイ児童出版文化賞受賞。
- 1998年、白百合女子大学文学部児童文化学科助教授。
- 2003年、『ファンタジーの魔法空間』にて第27回日本児童文学学会賞受賞。
- 2004年、教授に昇進。
[編集] 作品リスト
[編集] 訳書
- 『エルリック・サーガ』『エレコーゼ・サーガ』シリーズ(マイケル・ムアコック著)
- 『影の王』(スーザン・クーパー著)
- 『白馬の王子』(タニス・リー著)
- 『妖魔をよぶ街』『魔法の王国売ります!(『ランドオーヴァー』シリーズ)』(テリー・ブルックス著)
- 『ドルイドの歌』『妖精王の月』『夏の王』『歌う石』『光をはこぶ娘』(O・R・メリング著)
- 『サソリの神・三部作』(キャサリン・フィッシャー著)
- 『ベーオウルフ 妖怪と竜と英雄の物語―サトクリフ・オリジナル〈7〉』『トリスタンとイズー』(ローズマリ・サトクリフ著)
- 『影のオンブリア』(パトリシア・A・マキリップ著)
- 「ユニコーン・ソナタ」(ピーター・S・ビーグル著)
[編集] 著書
[編集] 評論集
- 『夢の仕掛け』(1994・NTT出版)
- 『ファンタジーの魔法空間』(2002・岩波書店)
- 『ファンタジー万華鏡(カレイドスコープ)』(2005・研究社)
[編集] エッセイ
- 『ファンタジーの森から』(1994・アトリエOCTA)
- 『とっても奇蹟な日常』(1995・ヴォイス)
[編集] 小説
- 『風街物語』(1988・哲学書房)
- 『エルガーノの歌』(1990・ハヤカワ文庫)
- 『パルメランの夢』(1991・ハヤカワ文庫)
- 『ヘルメ・ハイネの水晶の塔』(1991・講談社X文庫)
- 『トヴィウスの森の物語』(1992・ハヤカワ文庫)
- 『幽霊屋敷のコトン』(1992・講談社X文庫)
- 『完全版 風街物語』(1994・アトリエOCTA)
- 『遥かよりくる飛行船』(1996・理論社)
[編集] 歌集
- 『地球追放』(1982・沖積社)
- 『水族』(1986・沖積社)
- 『吟遊歌人』(1991・沖積社)
- 『コリオリの風』(1993・河出書房新社)
- 『風の千年伝説』(1996・クインテッセンス出版)
- 『水晶散歩―井辻朱美歌集』(2001・沖積社)
[編集] 詩集
- 『エルフランドの角笛』(1980・沖積社)


