『中二病でも恋がしたい!』(ちゅうにびょうでもこいがしたい)は、虎虎による日本のライトノベル。イラストは逢坂望美が担当している。略称は中二恋、中二病、中恋。
元・中二病で高校1年生の富樫勇太と、同学年で現役・中二病の小鳥遊六花を軸として周囲を巻き込みながら展開していく学園ラブコメディ作品。
KAエスマ文庫第1弾の1つとして刊行された。1巻は第1回京都アニメーション大賞奨励賞受賞作で「着眼点とアイデアが面白く文章のセンスもある」と評価された[1]。2012年10月から12月までテレビアニメが放送された。
ストーリー [編集]
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
小説 [編集]
- 第1巻
- 高校に進学してから2ヶ月、無口で常に右目に眼帯をつけた小鳥遊六花は未だにクラスに馴染めずにいた。ある日、些細な出来事から六花は勇太に接触する。唐突にカラコンの右眼を晒して「契約完了」と呟き、「小鳥遊」ではなく「六花」と呼べと要求し、先生にも意味不明の言動を示して戸惑わせる。
- 間もなくやってきた遠足の日、いつもは「闇の力を発揮」しパワフルな六花もバスに酔いグロッキーに。勇太はなんとなく介抱し面倒を見つつも共に行事を楽しんでいたが何時の間にか六花の姿が見えない。級友と手分けして彼女を捜し、漸く見つけた勇太に六花は、行方不明の父を捜していた事、自分の「力」は父から引き継いだものだと話す。
- 数学の成績が絶望的な六花のために、勉強を見る様に先生から頼まれた勇太は放課後に勉強会を開く。六花は中二病的言動で逃げ出そうとするが、ガムで釣って引き戻しながら根気よく教え、数学の実力も上がって行く。勉強会を六花の家でも開き彼女の生活の様子も知れる。一人暮らしをしているのは「自分のせい」だという。
- そして追試の当日、彼女は学校に来なかった。勇太は六花の部屋に赴き、そこで、何故学校に来なかったか、そして勇太を「契約者」に選んだか、を明かされる。
- 第2巻
- 恋人同士になった勇太と六花は初めてのデートに臨む。水族館でも相変わらず中二病的言動の六花に突っ込みをいれる勇太、水族館を出たあとは六花の自転車の練習もした。
- 学校でも仲睦まじい勇太と六花の前に、異形の風体の少女が現れる。彼女は中学時代の勇太の同級生で唯一の理解者であった七宮智音だった。七宮は勇太との再会を喜ぶが、六花の嫉妬を招く。また、七宮は転校先の中学で同級生だった丹生谷の所にも押しかけ、当時の事を暴露して悶えさせる。
- ある日、六花が七宮に誘拐される。七宮の遺したメッセージを手懸りに丹生谷が居場所を解き明かし、勇太はそこに駆けつける。勇太に対峙した七宮は予てからの思いを告白するが、勇太は六花が恋人であると告げる。
アニメ(1期) [編集]
- 第1話
- 学園入学式を翌日に控えた晩にベランダに出ていた勇太は、上階からいそいそとロープを伝って降りてくるゴスロリ姿の少女に出会った。右目に眼帯を付けた彼女は「私の眼、見る?」と問うて去る。翌朝、再会した彼女は電車の扉を魔力で開き、「邪王真眼」を名乗って勇太を保健室に連れ込み、眼帯を取ってカラコンの瞳を合わせて「契約完了」を主張し「六花」と呼ぶように要求する。饒舌に自分語り設定話をする現役中二病の六花に勇太は振り回される。
- 第2話
- 悪夢に魘された勇太が目を覚ましてそこに見たのは自室に押し入った六花だった。登校時も彼女につきまとわれる。学校では一色の策略でクラス委員にさせられた勇太だがクラスでも人気の高い丹生谷も一緒で悪い気はしない。共に仕事をする丹生谷にどうアプローチするか悩む勇太の前にまたも六花が現れ邪魔される。
- ひょんなことから五月七日くみんと知り合った勇太は、彼女が捜す猫が六花の家に居るかも知れないと聞かされ六花の部屋を訪れるが、そこに現れた姉・十花と六花の姉妹喧嘩に巻き込まれる。結果、六花が拾ってきた猫であるきめらは勇太の家で飼うことになった。
- 第3話
- 悪夢に魘された勇太が目を覚ましてそこに見たのは自室に押し入ったツインテールの少女だった。そこに六花も押し入って彼女が自分のサーバントである凸守早苗であると紹介する。学校ではクラブの勧誘が行われ、六花も幾つかのクラブを見て回ったが自身の目的に適うクラブが無く、自分でクラブを立ち上げる事にする。だが、必要な人数が揃わず、勇太、凸守、くみんを巻き込み、きめらも連れ込んだうえに架空の人物を仕立てるも先生には認められなかった。未使用の教室を掃除することで、漸く同好会として認められ部室を得た六花らを、丹生谷が鋭い視線で見つめていた。翌日丹生谷が六花の同好会に入部したと知らされる。
- 第4話
- 得体の知れない同好会に入部する丹生谷の動機に思い悩む勇太の部屋を訪問したいと彼女が言い出す。中二病時代の忌まわしい思い出のアイテムを餌に邪魔な六花を遠ざけた勇太は心置きなく丹生谷を自室に招き入れるが、彼女は隙を窺って家探しをはじめる。彼女の目的は勇太が持ち帰った「マビノギオン」だった。中二病時代に「モリサマー」を名乗った丹生谷の痛い書き込みのコピペを纏めたマビノギオンを捜しだして処分する為に勇太の部屋を訪れ、それを持つ凸守に接触する為に同好会に入ったのだという。だが、彼女の前に姿を現した凸守によって、マビノギオンのコピーが多数存在する事を知らされ、また、モリサマー本人であると認められず、丹生谷は意気消沈する。
- 第5話
- 数学の成績が絶望的な六花は、次に赤点を取ったら同好会解散と先生から言い渡される。これを誤魔化す為にプールの掃除をかって出たが失敗、同好会存続の為には平均点が必要とハードルを上げられる。六花は勉強をみてくれる様に勇太に依頼するが、なおも神頼みに縋り勉強から逃げようとして勇太の手を煩わせる。しかし、勉強中の雑談で六花が孤独である事を知った勇太は同好会存続と、六花の希望を叶える為に根気よく六花に勉強を教えることにし、六花は平均点以上の点数を得て同好会存続を果たし、勇太の考えたカッコいいメアドをゲットする。
- 第6話
- 一通のラブレターを受け取った一色は見知らぬ差出人のことを調べるべく勇太や丹生谷に相談するが、勇太の側にも良いアイデアはない。その間も六花は独りで物思いに耽り、また勇太との繋がりを求める。
- 一色が落した手帳が女子の手に渡りクラスに波紋を広げた。手帳には、男子の投票で女子の評価を決める「カワイコちゃん選手権」の情報が記されており女子の怒りを買った。これを鎮める為に一色は全て自分独りの考えで書いたもので他の男子に責任は無いとし、全責任を負い自分が坊主頭になると宣言する。本人は坊主宣言は方便であると誤魔化したが丹生谷はこれを許さず、結局、一色は坊主頭となる。
- そんな騒動を経て夏休みがやってくるが、勇太は十花から、姉妹の実家に来る様に依頼される。
- 第7話
- 十花の依頼を受けた勇太は六花を伴い、丹生谷、くみん、一色も連れて小鳥遊家の実家へ向かう。だが、車で迎えに来た十花を威嚇する六花、祖父は六花に怪訝な表情を見せるなど、腑に落ちない事だらけだった。実家のかつての自室に籠った六花は様子を見に来た勇太に実家を巡る境遇を吐露し「不可視境界線」の彼方に今も父は居り、自分を見守っているという。
- 近所の海岸でメンバーは海水浴に興じる。その最中に六花は勇太を秘密の場所へと連れ出そうとするが、十花にみつかり失敗。代わって十花が勇太を連れて行ったのは姉妹の父の墓だった。墓前で十花は父の死を巡る六花の境遇を説明する。父は3年前に死去し、闘病の様子を知らされなかった六花にとって父の死は突然で今も受け容れてないという。
- 夜も更けて十花の手料理にメンバーが舌鼓を打つ中、やはり姿を見せない六花の様子を見に行った勇太は、そのまま彼女が「不可視境界線の集積地」と呼ぶかつての家へと連れられて行った。だが、そこに家はなく彼女らが見たのは更地だった。
- 第8話
- 父の死や家が取り壊されたことを認められない六花を十花が咎める。割って入った勇太は六花を擁護するが、彼女の中二病を取り繕うべき言葉に迷う中、六花は逃げ出した。電車でマンションに戻る六花に勇太が追いつき、2人で帰宅するが、六花は部屋の鍵を忘れ、結局勇太の家で2人きりの夜を過ごす。
- 第9話
- 2人きりの夜から以後、六花は自分の心身に起きた異常を持て余し、勇太にもそっけない態度をとりほとんど話をしていない。一度は自分に変化を起こした原因である勇太を倒すべく暗躍するが失敗。それが恋によるものだと見抜いた丹生谷が、六花に恋のアドバイスをおくるが、恋愛感情と妄想設定を混同した六花のアプローチはどこかがずっこけて上手く行かない。だが、突然危機に陥った六花を勇太が救い出し、抱擁を通じて2人は互いの気持ちを感じる。
- 第10話
- お互いの気持ちに触れ合った六花と勇太はぎこちないながらも意識しあい、遂に告白して恋人となる。学園祭ではフラッシュモブによる剣劇の企画を立てて2人でこなすこととなった。その準備に余念がない中、勇太は十花に呼び出され、海外に転勤すること、代わりに母が六花と共に住むことを告げられる。そして懸案であった六花の中二病につき、対処を求められる。六花を擁護する勇太もなお、貫き通す事が出来ない。
- 学園祭当日、勇太の前に六花の母が現れ、弁当を渡す様に託される。それを見つめながら勇太は十花の依頼を思い返し、六花に中二病からの卒業を促す。
- 第11話
- 六花が中二病を卒業してから3週間、六花はぎこちないながらも平凡な少女として振る舞るまい、十花は安心して海外に転勤した。母がやってくる日が近づき、それに備えて六花は部屋を片付けるが、普通とはどんな事かを忘れた彼女はどうするべきか戸惑い、勇太に助けを求める。
- 母が六花を実家の墓参りに誘い、これについても勇太に意見を求める。だが、勇太の答えは彼女の期待していたものではなかった。六花は秘めていた思いと「邪王真眼」をくみんに託し、家族に阿り自分の気持ちを押し殺して、勇太の元を離れて実家へ向かう。
- 第12話
- 六花が実家に去ってから暫く経ったが、六花からの連絡はなく勇太からの電話も通じなかった。やがて一通のメールが六花から届くが、それは過去の自分と、勇太との訣別を意味していた。一度は諦める勇太だが、中二病だった頃の自分から届けられた手紙を見て自分の本当の思いを奮い立たせる。
- 自転車で六花の実家へ向かう勇太をくみんが呼び止めた。そして六花が「邪王真眼」を宿した理由、中二病時代の勇太と六花の邂逅、父を亡くして失意のうちにあった六花を支えたのが中二病であったこと、自分のありのままでいる勇太が六花の憧れであったことを告げる。勇太は実家から六花を連れ出し、妄想の世界の中で彼女の心のわだかまりであった父との離別を叶え、自分の思いの儘に生きる事を選ぶ。
登場人物 [編集]
主要人物 [編集]
- 富樫 勇太(とがし ゆうた)
- 声 - 福山潤
- 本作の主人公。高等部1年4組。7月7日生まれ。妹が二人おり面倒見はよい。中学時代は子供特有の電波的行動ゆえ、「魔王」や「ダークフレイムマスター」になりきり妄想を闇ノートに書き留め、呪文「闇の炎に抱かれて消えろ!」を唱えて周囲を引かせて孤独だった。後に周囲に迷惑を掛けていたことを自覚し、中二病の忌まわしい記憶を封印すると決意する。猛勉強して知り合いのいない進学校に進み、充実した高校生活を満喫しているが、人気のない場所で、ふと中二病的なセリフを漏らしたり、制服の下に「闇」の一文字が入ったTシャツを着て登校するなど未だ社会的寛解しておらず、Tシャツの件などは周囲に知られている。また、当時のことを指摘されたり振り返っては恥ずかしさに身悶えるが、中二病については自分の過去を反省しつつも否定せず折り合いをつけたいと考えている。
- 校内でうっかり中二病を発症したところを六花に見られて親近感を抱かれ、強引な求めに抗いきれず契約[注 1]するに至る。彼女の妄想や設定に付き合わされ振り回されっぱなしだが、ガムで釣りながら勉強を見るなど何だかんだ言いながらも面倒を見ている。成績は全般的に優秀だが英語は比較的苦手の模様。高所や、お化け屋敷などの怖いものが苦手。
- アニメ版では、入学式当日に六花との契約を強いられ、彼女の設立した同好会にも巻き込まれて行動を共にし、行き過ぎた言動に手刀などで容赦なく突っ込みを入れる。闇ノートに設定イラストを描き慣れており絵が上手い。中二病当時に集めた模擬刀や鉤爪、モデルガンを今も所有している。不在がちの母に代わり家事もこなし女子力が高い。
- 森夏と共にクラス委員長を務め、好意を寄せていたが、その本性を知ってからは悪友の関係となり、次第に六花に惹かれていく。十花の依頼を受けて一度は六花に中二病からの卒業を促すが、彼女の思いや苦しみを知って、真に彼女の求めていたものに気付き、彼女と共に自分の思いのままに生きることを選ぶ。
- 小鳥遊 六花(たかなし りっか)
- 声 - 内田真礼
- 本作のメインヒロイン。高等部1年生で勇太のクラスメイト。6月12日生まれ。勇太に「小鳥遊さん」と呼ばれるのを嫌がり、契約時に六花と呼ばせている。現役中二病患者で、無口無表情キャラにして「邪眼(イービルアイ)」になりきる「邪王真眼の使い手」である。魔力を宿し金色に輝く右目を普段は封印する、という設定で眼帯をつけて、その下には金色の瞳を演出するカラーコンタクトを着けている。また左腕に刻まれた紋章を封印するという設定で包帯を巻いている。勉強を嫌い、理数系科目の成績は壊滅的で数学は赤点となり追試を何度も受けるが、妄想の設定で使う知識が豊富で文系科目は勇太よりも優秀。スポーツや運動が苦手で、反射神経が鈍いところがあるが「邪王真眼発動」時の動作は機敏で俊足。また、苦手な数学の勉強から逃げるために知恵を巡らすが、どこかが抜けている。
- 裁縫は目測で勇太にピッタリの服を仕立てる程に得意だが料理は出来ない。学校を挟んで富樫家とは反対方向のアパートに、諸事情ゆえに家族とも離れて独りで暮らし、食事はコンビニ弁当で済ます。自室にはレトロなゲーム機[注 2]が幾つもあり腕前は相当なものだがソフトは独りで遊ぶものばかり。一色の情報によれば中学二年までは普通の明るい性格でクラスのマスコット的存在であったが徐々に変わって行ったという。一巻の終盤で契約者に勇太を選んだ理由を明かし恋人同士になった。
- 後書きによれば作品執筆の切っ掛けになったモデルは某無表情キャラ[注 3]だが、その面影もないアホな子になったという。
- アニメ版では、入学式当日に勇太に契約を迫り、クラスメートの前でも臆せず話しかけ、登下校も共にし同好会にも引き込むなど深い関わりを求める。饒舌に自分語り設定話をして言い出したことは曲げない頑固さで閉口させる一方で、「余裕」と言い強がってことにあたった挙句に不首尾に終わり呆れさせるなど、イマイチ設定したキャラを貫き通せない。マンションの富樫家の直上に姉と住み、自室を怪しげなアイテムで埋め尽くし、裁縫以外は女子力のない残念な少女[注 4]。ベランダから階下に垂らしたロープを伝って勇太の部屋に押し入って平穏な生活を脅かし、思い通りにならないとスライディングをかます。姉の作る大きくて豪華な弁当を学校に持参して平らげるが、コンビニを利用したことがなく、勇太が買ってきたコンビニおにぎりに興味津々。トマトや赤い食品が苦手。
- 自動開閉傘を魔具「シュバルツゼクスプロトタイプマークII」[注 5]と設定して持ち歩きローラーシューズを乗りこなす。学校に居場所を求めて同好会の設立に動くが、会の名前も活動内容も怪しい。裁縫の腕を活かし同好会メンバーに御揃いのTシャツも仕立てる。同好会メンバーとは話が弾むが、それ以外の交友関係はなかった。
- 呪文[注 6]を唱えて妄想世界に移行し、大柄な獲物[注 7]を振い、管理局の妨害をかいくぐって不可視境界線を探索することを目標とする。キービジュアル第1弾[2]で持っている銃は、モーゼル・シュネルフォイヤー M712で「魔を滅する聖なる銃」と設定し、自室の壁にも掛けている[注 8]。他にも机の引き出しにワルサーPPKをしまってある。
- 一度は勇太に促されて中二病を卒業すべく苦悩するが、それが間違いであると気付いた勇太と共に自分の思いのままに生きることを選ぶ。
- 丹生谷 森夏(にぶたに しんか)
- 声 - 赤崎千夏
- ヒロインの一人。勇太のクラスメイトでクラス委員長。8月30日生まれ。クラスでも一、二を争う美少女で男子の人気を集めるマドンナであり「学級王」とも呼ばれる。ピンクのクリップで前髪を整えている。学業成績は優秀だが数学だけは苦手で勇太に勉強を教わろうとする。ダンス部に所属している。普段は猫をかぶり落ち着いた性格の優等生を演じるが、その裏ではやや高圧的で自己中心的な一面も持つ。勇太の過去を抉り、当時の科白を突きつけて悶えさせるドSな性格で中二病を毛嫌いしている。
- 実は元・中二病患者で、魔術師もしくは精霊巫女になりきり「森夏」をもじった「もりさま[注 9]」の二つ名で素敵な発言[注 10]を連発していた。今はその名前で呼ばれるのを嫌がり、当時のことを指摘されたり振り返っては恥ずかしさに身悶える。その苦い経験から中二病には否定的で直ちに治療すべきという態度を取る。
- アニメ版では、入学式で新入生総代を務める。中学時代は「モリサマー[注 9]」の二つ名でネットを中心に活動していた他、蜥蜴を集めていた。高校に進学する際に中二病を卒業すると共に猛勉強して知り合いの居ない進学校に進み、黒歴史であるWEBページへの書き込みを完全に削除し忌まわしい記録を抹消したが、凸守が自分の書き込みをコピーして保管していることを知り、彼女に接触してこれを処分するために六花の同好会に入った。後に自分がモリサマー本人であると明かすが、凸守には信じてもらえず「偽・モリサマー」呼ばわりされている。現役中二病の六花にも当初は良い感情は持たなかったが、後には恋のアドバイスや中二病卒業の手助けをする情に篤い一面も見せる。同好会のメンバーには素の自分を見せるが、他のクラスメイトには物腰の柔らかい態度を崩さない。自室の本棚には占いや風水等のスピリチュアル系の書物が並んでいる。当初はチアリーディング部に所属する[注 11]が部内の人間関係に嫌気が差し秋までに退部した。その後も演劇部に誘われるが気が進まない。
- 一色 誠(いっしき まこと)
- 声 - 保志総一朗
- 成績がトップクラスで風紀委員を務める短髪の男子。勇太のクラスメイトで、高校で勇太に初めて出来た友達。「恋の現場監督」を自称し、そこはかとなく六花と仲の良い勇太に「一級フラグ建築士」の称号を奉る。六花は「魔王」勇太の手下と設定している。表向きはその名の通り真面目で誠実だが、その裏では女子のプロフィールなどの情報を集めてメモ帳に纏めるなど真面目に女子が大好きな変態で、周囲の女子にも知られている。一部、ネタとして涼宮ハルヒシリーズの谷口を彷彿とさせる場面がある。
- アニメ版では風紀委員ではない。中学時代は野球部で坊主頭だったが高校進学時に伸ばして長髪。父親が早くにハゲたため、自分も若ハゲではないかと心配している。女子にモテるために軽音楽部に入部しエレキギターを抱えて歩くがまだ上手く弾けない。当初は森夏に憧れていたがラブレターを巡る騒動のなかで丹生谷の本性を知りタメ口を利くようになった。密かに主宰したクラスの女子ランキングを決める「カワイコちゃん選手権」が発覚してクラス内で大問題となったが、全責任を独りで負って丸坊主となり、その手触りをくみんに気に入られる。やがてくみんに思いを寄せて同好会メンバーと行動を共にする。
- 七宮 智音(しちみや さとね)
- 勇太の中学時代の同級生で中二病の女子。「ソフィアリング・SP・サターン7世」を名乗り中二病であることを自覚し中二病に徹する。勇太の憧れの対象であり、また中二病を患ったきっかけとなった人物である。唯一の友達であり理解者であったが中学2年のときに突然転校して勇太の前から姿を消した。転校先は丹生谷の出身中学校であり、丹生谷に中二病を患らわせた張本人でもある。
- 高等部に闖入して過去の出来事を思い出させて丹生谷を身悶えさせたり、勇太と六花の関係に波乱を巻き起こす。勇太を「勇者」、六花を「天使」と呼ぶ。
- アニメには登場しない。
- 五月七日 くみん(つゆり くみん)
- 声 - 浅倉杏美
- アニメ版オリジナルキャラクター。高等部2年4組で、勇太や六花の一つ上の先輩。10月16日生まれ。胸にホクロがある。飼い猫のどどめんを探していたところで勇太達と知り合う。おっとりとしたマイペースな天然少女で、勇太や六花と気が合う。勇太ともども小鳥遊姉妹の喧嘩に巻き込まれ、勇太と六花の中二病のことを知るが、態度を変えずに接する。同好会のメンバーの中で唯一中二病とは無縁だがノリは良く、徐々に空気に染まり、カンペを見つつ「戦慄のナイトシエスタ」の名乗りをあげる。後に六花より「邪王真眼」を受け継いで2代目となり、中二病的言動で周囲を驚かせたが、六花が「邪王真眼」を宿すに至った経緯を勇太に伝えて仲を取り持った。
- ロッカーに多数のマイ枕をしまい、その日の気分に合わせた枕を持ち出して、どこでも寝られる特技をもつ。甚だしくは校庭に布団を敷いて寝る。寝惚けながら発するコメントは辛辣。最年長だが六花からは呼び捨てにされ、森夏からはアンタと呼ばれタメ口をきかれた上に八つ当たりの捌け口にされ、敬われていない。父親の海外赴任に付いて行った関係で、小中学校には通わず家庭教師を付けていた。
- 凸守 早苗(でこもり さなえ)
- 声 - 上坂すみれ
- アニメ版オリジナルキャラクター。中等部3年生。8月9日生まれ。前髪が短かくオデコが目立ち、時に輝く。一人称は「凸守」。くみんやクラスメイトからは「デコちゃん」と呼ばれている。本を読む時はぐるぐる眼鏡を掛ける。勇太や六花の後輩であり、どこか抜けてるような言動を見せるが学校の成績は学年トップで高等部の推薦も決まっている。中でも数学を得意としており、高校1年の問題も簡単に解く。裕福な家庭に育つお嬢様でもある。
- 現役の中二病患者で、六花の唯一の弟子にして「ミョルニルハンマーの使い手」の称号を持つ「サーヴァント」という設定で、六花を「マスター」と敬い同好会メンバーとなった。長いツインテールの先端を錘のようなものに収め、勢いよく振り回したり攻撃に供するが、身体に絡まったり、自ら踏んで転んで自滅する。会話では言葉の端々に他アニメのセリフを混ぜ込み、語尾に「——でぇす(DEATH)」を付け、しばしばBGMを口ずさむ。
- 六花と同じく呪文[注 6]を唱えて妄想世界に移行し巨大な槌の形をとるミョルニルハンマーを振り回す。六花とは2年前にエレクトリカルオーシャン[注 12]で知り合った。1年前にネットで質問した「異世界への行き方」に答えてくれたモリサマーを六花の次に敬い、その言葉をコピペして「マビノギオン(闇聖典)」 にまとめて愛読しているが、実際に対面した森夏とは折り合いが悪く、モリサマー当人と認めずに「偽・モリサマー」呼ばわりする。その後も「精霊巫女モリサマー」の愛の言葉を突きつけ、これに悶絶する森夏が偽者であると確信を深める[注 13]。体が丈夫ではなく乗り物酔いし日焼けも酷い。背の低さを気にしており、牛乳を飲む様に努めるが、これを「白き水」と呼んで苦手とし、チーズも駄目。森夏から強引に牛乳を飲まされたり、チーズ入りのサラダを完食する様に十花に強いられている。くみんから貰ったいちごミルク牛乳を「血の味がする」と称した。
- 勇太に促されて中二病卒業を決意し髪型をストレートに変えるが、「二代目・邪王真眼」を受け継いだくみんを見て中二病の世界に戻る。
学園関係者 [編集]
- 九十九 七瀬(つくも ななせ)
- 声 - 井上喜久子
- 勇太のクラスの担任。担当教科は数学。愛称は「ナナちゃん」。数学が絶望的な六花の勉強を見る様に勇太に依頼する。おっとりとした性格で、語尾に「ぅ」と付く独特の口調が特徴。英語が得意。
- アニメ版では他の教員が数学を担当する。一見天然に見えるが会話の結論を自分の思い通りに導くなど策士の面を見せ、六花の中二病的な発言もあしらって説き伏せるが、その一方で同好会設立に手を差し伸べる。
- 国語の先生
- 声 - 烏田裕志
- アニメ第4話登場。黒縁眼鏡をかけた先生。小テスト中にエレキギターのエア演奏をして身の入らない誠と、六花にメモを投げかえした勇太を教科書で小突いて注意した。
- 数学の先生
- 声 - 松尾大亮
- アニメ第5話登場。銀縁眼鏡をかけた先生。六花の同好会存続をかけた期末試験の採点結果を返却した。
- 巫部 風鈴(かんなぎ かざり)
- 勇太のクラスメイト。名前を「ふうりん」と呼ぶと怒るという噂があったが、既に克服しており遠足の際に通用しないことが発覚した。中二病をネタに森夏を的確に追い込むことができる。
- 枚方(ひらかた)
- 勇太のクラスメイト。原作では、名前だけ登場。アニメ版では図書委員。髪型は薄灰色したロングヘアに先端が三つ編みのおさげ髪が特徴。席は勇太の前。
- めら
- アニメ第6話登場。勇太のクラスメイト。小太りの少年。一色のカワイコちゃん選手権が発覚した時に関与を問われて冷や汗を掻きながら記憶にないと答えた。
- 薊(あざみ)、生天目(なばため)、登岐瀬(ときせ)、大津(おおつ)、登龍(とうりゅう)、霊界堂(れいかいどう)、戸次(とつぎ)
- 勇太のクラスメイトたち。名前だけ登場。アニメでは誠の代わりに、薊が風紀委員を務める。
家族 [編集]
富樫家 [編集]
- 勇太の父
- 名前は不明。原作では一緒に住んでいる。アニメではジャカルタに単身赴任中。
- 勇太の母
- 声 - 天野由梨
- 名前は不明。マイペースで、おっとりとした性格。病院の夜勤の仕事が忙しく家を空けることが多い。六花と勇太の関係には肯定的。
- 富樫 樟葉(とがし くずは)
- 声 - 福原香織
- 富樫家の長女で、勇太の上の妹。中学1年生。不在の父母の代わりに家事をこなしている。料理は得意だが、なぜか男っぽい料理しか作れない。姉妹共々動物好き。
- 富樫 夢葉(とがし ゆめは)
- 声 - 設楽麻美
- 富樫家の次女で、勇太の下の妹。ままごとが大好きな5歳児。勇太に買ってもらったぬいぐるみ「どすこいクマ五郎」が大のお気に入り。六花に懐いているが、その中二病会話にも付いていき、真似をして眼帯をつけたり、勇太をパパに見立てたままごとの役のままに外で話をする[注 14]ほか、勇太の中二病アイテムに関心を示すなど中二病患者として将来有望。十花相手にシュールなままごとを繰り広げる。
- きめら
- 声 - 沖佳苗
- アニメ版オリジナルキャラクター。使い魔として使役するために六花が拾って名付けた猫で、不可視境界線を見分ける力があるらしい。白とブルーグレーの毛並みをしており、六花が作った、翼と蛇の尻尾がついたピンクのジャケットを着せられている。猫アレルギーの十花が勇太に押し付け、富樫家の猫として飼うことになった。六花が学校に伴い同好会のマスコットとなっている。
- ぺぱぴ
- 富樫家の犬。犬種はゴールデンレトリバー。六花は「地獄の番犬ケルベロス」と呼び、ちょっぴり怖がる。アニメには登場しない。
小鳥遊家 [編集]
- 小鳥遊 十花(たかなし とうか)
- 声 - 仙台エリ
- アニメ版オリジナルキャラクター。六花の姉で一緒に暮らしている。チョーカーを着け、ロングヘアでスタイルが良い美人。高校の頃は新体操の選手で体は柔らかく身体能力は非常に高いが、重度の猫アレルギーで触れることもできない。六花は姉を「不可視境界線管理局の魔術師で敵」と設定し「プリーステス(聖調理人)」と呼ぶ。姉御肌で気が強く、六花の中二病と、彼女が拾ってくる猫には手を焼き、厳しい態度で六花らに接しオタマを武器[注 15]に懲らしめる。元・中二病であることをネタに勇太をゆすり、六花が拾った猫を強引に押し付る腹黒い一面を持つ一方で夢葉には優しく接し、面倒見がいい一面を見せる。一流レストランでシェフを務め、料理の腕は一流で好き嫌いを許さない。六花の弁当を毎朝作る母親的な存在でもある。終盤で海外に転勤するにあたり、六花を母に託すとともに、六花の中二病の処置を勇太に委ねる。趣味は面白動画サイトに投稿すること。姉妹揃ってアホ毛がある。
- 六花の父
- 名前は不明。六花によれば、父は魔力を持ち、自分は同じ能力を引き継いだという。今は行方不明になっているらしい。勇太の見るところ六花は父を慕っている様子。
- アニメでは3年前に他界。自身の病気のことを六花には伏せており、その死は彼女にとって突然で、受け容れられないものだった。「見上げてごらん夜の星を」の歌が好きだった。
- 六花の母
- 声 - 岩男潤子
- 名前は不明。六花の中二病を疎み、半ば家から追い出す形で一人暮らしをさせる。
- アニメでは控えめで大人しい女性。夫の死後、六花と十花を夫の実家に置いて出て行った。十花が海外転勤するに際し、代わりに六花と住むことになるが、当初は合わせる顔も無く、手作り弁当を勇太に託した。六花は父の病状を隠していた母に反抗していたが、その後は母に心配をかけない様にふるまう。
- 祖父
- 声 - 中博史
- アニメ版オリジナルキャラクター。六花と十花の父方の祖父。真面目な性格で、六花の中二病を受け入れていない。
- 祖母
- 声 - 野村須磨子
- アニメ版オリジナルキャラクター。六花と十花の父方の祖母。眼帯をつけた六花の容姿を海賊ごっこと称している。
- 犬
- アニメ版オリジナルキャラクター。名前は不明、小鳥遊の祖父母家で飼われるゴールデンレトリバー。凸守がダンボール製の顔を2つ付けてケルベロスと呼び、彼女の言うことを聞く。森夏には大いに甘えてじゃれつき、彼女はこの犬のなすがままにされる。
その他 [編集]
- 佐藤(さとう)
- アニメ版オリジナルキャラクター。中学時代の森夏の友人。鈴木の親友。中学の頃は中二病で唇を紫にして病弱ぶっていた。学園の銀杏祭で、森夏と再会する。髪型は黒髪のセミショートに前髪を両脇のヘアピンで前髪を整えている。
- 鈴木(すずき)
- アニメ版オリジナルキャラクター。中学時代の森夏の友人。佐藤の親友。眼鏡っ娘。中学の頃は中二病で妖精発見したと言っていた。学園の銀杏祭で、森夏と再会する。髪型はグリーンのロングヘアに後ろ髪を三つ編みに束ねている。
- ともちゃん
- Liteに登場。本名は不明。黒髪のロングヘア。六花の中学時代のクラスメイトで、唯一の親友。辟易しつつも六花の中二病に付き合い面倒見がいい。
- みかちゃん
- Liteに登場。本名は不明。樟葉の小学時代の親友。ダークフレイムマスターになりきった勇太に一目惚れする。髪はショートでミニサイズの三つ編みをしたツインテール。
- どどめん
- アニメ版オリジナルキャラクター。くみんが飼う猫。きめらに似た毛並みをしている。
用語 [編集]
- 中二病
- 中学二年生頃の思春期の少年少女にありがちな思い込みよる症状で、医学的な治療の必要とされる「病気」または「精神疾患」とは無関係。いくつかの類型があるが本作の登場人物が患ったのは邪気眼系と呼ばれるもので、自分には特殊な能力があるという錯覚、万能感や、オカルト的な思考に支配されて、設定したキャラになりきるというもの。アニメでは自意識過剰の発露としている。
- 同好会
- アニメ版に登場する。幾つかの部に体験入部した六花が、学校に「拠点」を求めて部を設立することを思い立つが、現在は部に昇格する前の同好会である。以下の変遷をたどった。
- 極東魔術結社
- 当初の名前。勇太を部長に据えることを前提に部員を募集するが、六花以外のメンバーは集まらなかった。
- 極東魔術昼寝結社
- くみんが設立を目指していた「昼寝部」と合流した時の名前。所定の部員数を充足させるために凸守を召喚した上に、きめらを連れ出し、また六花のもう一つの人格であるという設定のキャサリン[注 16]も呼び出したがメンバーとして認められず、空き教室の掃除をすることで漸く同好会として認められ、勇太もなし崩し的にメンバーにされた。
- 極東魔術昼寝結社の夏
- 凸守に接近するために入部した森夏に感謝の意を表して変更した名前。
- 以後、メンバーは六花を筆頭に勇太、森夏、凸守、くみんの5人となり、一色もくみん目当てに出入りする。学校の階層の底辺で、掃除などの雑用をこなす。部室には青く光る魔法陣が敷かれている。六花が中二病を卒業するにあたり解散した。
- 邪王真眼
- 中二病の六花が自分に設定した「邪眼」(イービルアイ)になりきっている姿。魔力の封印という設定で、右目に金色のカラーコンタクトを入れた上に眼帯を着け、左腕に巻いた包帯の下には呪いの刻印をマジックで描いてある。開眼時にはオッドアイとなり、相手をビクっとさせる効果がある。
- アニメでは、妄想の中で金色の右目から光線「ガンティングル」を放ち、Königin der Nacht[注 7]を振り回す。その由来は本作から二年前、ダークフレイムマスターだった頃の勇太に憧れた六花が自身に設定したキャラクター。後にくみんが引き継いで「二代目・邪王真眼」となった。
- ダークフレイムマスター
- 富樫勇太が中学時代に中二病だった頃、「魔王」もしくは「魔導師」になりきっていた姿。
- アニメでは、右腕に宿した黒炎龍を封印するために包帯を巻き、黒ずくめの衣装に洋風の模擬刀を「魔剣 ダーインスレイヴ」と設定して佩き、モデルガンを「魔銃 Super Government 45 mugunam[注 17]」と設定して持つ他、鉤爪やスリーブガンに改造したジュニア・コルト[注 18]など持ち歩いていた。ダークフレイムマスターになりきると太めの声に変わる。呪文[注 6]を使うことができ、不可視境界線のことについても承知している。世界に一台しかない愛車「ダークフレイム・モービル -オメガロメオZIII-」を所有している[注 19]。
- もりさま・モリサマー
- 丹生谷森夏が中学時代に中二病だった頃の「魔術師」もしくは「精霊巫女」になりきっていた姿。
- アニメ版ではレースをかぶりティアラを着けた容姿。ネットを中心に活動し、数百年の時を生きて愛の重要性を説くという設定。呪文[注 6]を唱えて妄想世界に移行し、ポンポンに由来する魔道砲シルフィードを身体の左右に装備する。能力発動時には宇宙空間からも確認できる膨大なエネルギーを発する。精霊の力を得て対象を呪うことも出来るが、100回唱えないと発動できない。
- 不可視境界線
- アニメ版にて、六花が探し求める目標。この境界線の向こうに父が居ると信じ、探索のためにきめらを拾い、父と連絡を取るために通信機も用意している。また、境界線の探索は「管理局」に妨害されており、姉・十花はその先鋒「プリーステス」と設定している。不可視境界線の集積地は幼い六花が家族と暮らしていた家。
原作書籍 [編集]
| 発売日 |
タイトル |
ISBN |
| 2011年6月1日[注 20] |
中二病でも恋がしたい! |
978-4990581206 |
| 2011年12月28日 |
中二病でも恋がしたい!2 |
978-4990581220 |
テレビアニメ [編集]
KAエスマ文庫初のテレビアニメ化作品として、京都アニメーションにてアニメ化企画が進行中であることが2011年12月28日にPV上で発表され[3]、2012年10月から12月まで放送された。全12話。次回予告は放送されず、公式サイト上で公開される。主要登場人物たちの大筋のキャラ設定は踏襲しつつも、原作に対してオリジナルキャラを追加したり設定やストーリーを変更するなど、アニメオリジナルの要素を多く含んだ内容となっている。また、アニメ第一話と最終話のナレーションは大塚芳忠が務めた。
TBSが製作委員会に名を連ねているが、TBS系列・BS-TBSでは放送されなかった。ただし、ネット配信はTBSオンデマンドで行っている。
滋賀県大津市、近江八幡市、日野町鎌掛などの風景が使用されている。舞台である私立銀杏学園高等学校のモデルとなった学校は、2001年に閉校した鎌掛小学校(かいかけしょうがっこう)[注 21]で、2003年から蒲生野考現倶楽部が借り受けて「しゃくなげ學校[注 22]」として使用している。エンディングクレジットでは取材協力として、滋賀ロケーションオフィス、蒲生野考現倶楽部 しゃくなげ學校、京阪電気鉄道が記載されている。
2013年5月10日、公式サイトでテレビアニメ第2期の制作が発表された。
スタッフ [編集]
- 原作 - 虎虎「中二病でも恋がしたい!」(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
- 監督 - 石原立也
- シリーズ構成 - 花田十輝
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 池田和美
- キャラクター原案 - 逢坂望美
- 美術監督 - 篠原睦雄
- 色彩設定 - 竹田明代
- 撮影監督 - 山本倫
- 設定 - 高橋博行
- 編集 - 重村建吾
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 音楽 - 虹音
- 企画プロデューサー - 八田英明
- プロデューサー - 大橋永晴、中村伸一、斎藤滋
- アニメーション制作 - 京都アニメーション
- 製作 - 中二病でも製作委員会(京都アニメーション、ポニーキャニオン、ランティス、TBS)[注 23]
主題歌 [編集]
- オープニングテーマ「Sparkling Daydream」
- 作詞・作曲・編曲・歌 - ZAQ
- 初回放映時の4話までのオープニングアニメでは左右に絵とクレジットが交互に明滅する演出だったが、本放送5話以降および再放送時は一部を除いて絵とクレジットを固定する演出に変更された。BDには、2話のオープニングを「ディレクターズカット版」として、5話以後のオープニングを「通常版」として両方収録している[注 24]。尚、1巻には特典映像として3・4話のノンクレジット版オープニングを収録している[注 25]。
- エンディングテーマ「INSIDE IDENTITY」
- 作詞・作曲・編曲 - ZAQ / 歌 - Black Raison d'être(小鳥遊六花、丹生谷森夏、五月七日くみん、凸守早苗)
- 挿入歌
-
- 「始まりの種」(第8話)
- 作詞・作曲・編曲・歌 - ZAQ
- 「きみのとなりは」(第10話)
- 作詞・作曲・編曲・歌 - ZAQ
- 「見上げてごらん夜の星を」(第10話)
- 作詞 - 永六輔 / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 虹音 / 歌 - 小鳥遊六花(内田真礼)
各話リスト [編集]
| 話数 |
サブタイトル |
脚本 |
絵コンテ |
演出 |
作画監督 |
| 第1話 |
Episode I |
邂逅の…邪王真眼 |
花田十輝 |
石原立也 |
河浪栄作 |
引山佳代 |
| 第2話 |
Episode II |
旋律の…聖調理人(プリーステス) |
三好一郎 |
植野千世子 |
| 第3話 |
Episode III |
異端なる…双尾娘(ツインテール) |
北之原孝将 |
丸木宣明 |
| 第4話 |
Episode IV |
痛恨の…闇聖典(マビノギオン) |
河浪栄作 |
引山佳代 |
| 第5話 |
Episode V |
束縛の…十字架(ハード・スタディ) |
内海紘子 |
門脇未来 |
| 第6話 |
Episode VI |
贖罪の…救世主(イノセント) |
三好一郎 |
植野千世子 |
| 第7話 |
Episode VII |
追憶の…楽園喪失(パラダイス・ロスト) |
坂本一也 |
高橋博行 |
| 第8話 |
Episode VIII |
二人だけの…逃避行(エグザイル) |
太田里香 |
鴨居知世
西屋太志 |
| 第9話 |
Episode IX |
混沌の…初恋煩(カオス・ハート) |
北之原孝将 |
丸木宣明 |
| 第10話 |
Episode X |
聖母の…弁当箱(パンドラズ・ボックス) |
武本康弘 |
内藤直 |
| 第11話 |
Episode XI |
片翼の堕天使(フォーリン・エンジェル) |
小川太一 |
河浪栄作 |
引山佳代 |
| 第12話 |
Last Episode |
終天の契約(エターナル・エンゲージ) |
石立太一 |
植野千世子 |
放送局 [編集]
配信版 [編集]
『中二病でも恋がしたい! Lite』は、公式サイトおよびYouTubeで配信された短編エピソード。全6話。テレビアニメとは別のオープニングとエンディングを使用している。キャストやスタッフなどのクレジット表示はない。Blu-ray Disc / DVDの第7巻に収録予定。
主題歌 (Lite) [編集]
- オープニングテーマ「君へ」
- 作詞・作曲・編曲・歌 - ZAQ
- エンディングテーマ「漆黒に躍る弧濁覇王節」
- 作詞・作曲・編曲・歌 - ZAQ
各話リスト (Lite) [編集]
| 話数 |
サブタイトル |
配信日 |
| 第1話 |
バレーボール |
2012年9月27日 |
| 第2話 |
邪王真眼・黎明篇 |
2012年10月4日 |
| 第3話 |
わたしのお兄ちゃん |
2012年10月11日 |
| 第4話 |
肉じゃが作るよ! |
2012年10月18日 |
| 第5話 |
眠れる放課後の美少女 |
2012年10月25日 |
| 第6話 |
凸守 VS 丹生谷 |
2012年11月1日 |
映像特典 [編集]
『DEPTH OF FIELD 〜 愛と憎しみ劇場』はDVD&Blu-ray各巻収録の未放送ショートムービー。全6話。
| 巻数 |
サブタイトル |
絵コンテ・演出 |
作画監督 |
| 1 |
DEPTH OF FIELD Phase I |
石原立也 |
池田和美 |
| 2 |
DEPTH OF FIELD Phase II |
| 3 |
DEPTH OF FIELD Phase III |
| 4 |
DEPTH OF FIELD Phase IV |
| 5 |
DEPTH OF FIELD Phase V |
| 6 |
DEPTH OF FIELD Last Phase |
関連商品 [編集]
Blu-ray / DVD [編集]
2012年12月19日より全7巻が順次発売予定。
| 巻数 |
発売日 |
収録話 |
規格品番 |
| Blu-ray |
DVD |
| 1 |
2012年12月19日 |
第1話 - 第2話 |
PCXE-50241 |
PCBE-54171 |
| 2 |
2013年1月16日 |
第3話 - 第4話 |
PCXE-50242 |
PCBE-54172 |
| 3 |
2013年2月20日 |
第5話 - 第6話 |
PCXE-50243 |
PCBE-54173 |
| 4 |
2013年3月20日 |
第7話 - 第8話 |
PCXE-50244 |
PCBE-54174 |
| 5 |
2013年4月17日 |
第9話 - 第10話 |
PCXE-50245 |
PCBE-54175 |
| 6 |
2013年5月15日 |
第11話 - 第12話 |
PCXE-50246 |
PCBE-54176 |
| 7 |
2013年6月19日予定 |
「Lite」全6話+新作エピソード1話 |
PCXE-502476 |
PCBE-54177 |
CD [編集]
| 発売日 |
タイトル |
規格品番 |
| 2012年10月24日 |
Sparkling Daydream |
LACM-34012(初回限定盤) |
| LACM-14012(通常盤) |
| 2012年11月21日 |
INSIDE IDENTITY |
LACM-14026 |
| 2012年12月26日 |
中二病でも恋がしたい! ボーカルミニアルバム 暗黒虹彩楽典[Dark Iris Musical Grammar] |
LACA-15262 |
| 2013年1月9日 |
Sound of a small love & chu-2 byo story ~中二病でも恋がしたい! オリジナルサウンドトラック~ |
LACA-5258/9 |
ドラマCD [編集]
- TVアニメ中二病でも恋がしたい!ドラマCD「極東魔術昼寝結社の夏に聞く黙示録」
- 時系列は同好会結成から1か月後にあたる(劇中での六花の台詞より)。2013年2月27日発売。品番:LACA-15274。
ラジオCD [編集]
| ラジオCD「中二病でも恋がしたい! 〜闇の炎に抱かれて聴け〜」 |
| Vol |
発売日 |
収録内容 |
規格品番 |
| 1 |
2013年2月13日 |
新規撮り下ろし特別版+本編配信回/#01〜#10 |
PCCG-90089 |
| 2 |
2013年4月26日 |
新規撮り下ろし特別版+本編配信回/#11〜#20 |
PCCG-90090 |
Webラジオ [編集]
- 中二病でも恋がしたい! 〜闇の炎に抱かれて聴け〜
- 2012年10月1日から音泉で毎週月曜日に配信されているラジオ番組。パーソナリティは、内田真礼(小鳥遊六花 役)、赤崎千夏(丹生谷森夏 役)、浅倉杏美(五月七日くみん 役)、上坂すみれ(凸守早苗 役)。
脚注 [編集]
注釈 [編集]
- ^ 眼帯を外した六花の金色の瞳と目を合わせると契約完了。当初の契約内容は、「六花」と呼ぶこと、六花の勉強を見ること、など。
- ^ ぴゅう太、MSXなどが挙げられている。
- ^ 作中では登場人物の科白でファーストチルドレンや対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース(=長門有希)に準えている。
- ^ 一色のカワイコちゃんランキングでは4位と高評価。
- ^ 攻撃時には先端を窄めて「グングニル」、防御時には展開して「シュバルツシルト」とも呼ぶ。
- ^ a b c d 「爆 (は) ぜろリアル! 弾けろシナプス! バニッシュメント・ディス・ワールド!」。
- ^ a b Königin der Nacht(ケーニギン・デア・ナハト、ドイツ語で「夜の女王」の意)
- ^ 本編のエンディングや、Liteのオープニングでも使用している。
- ^ a b 森→もり、夏→SUMMER→サマー→さま。七宮からは「森様」と呼ばれる。
- ^ 巫部によれば「森様って呼びなさい!」「天才の私に任せなさい!」「私がこんなくだらない世界を壊してあげるから!」など。
- ^ チア部を選んだのは中二病の対極キャラであれば何でもよかったという。
- ^ インターネット。
- ^ 実際は森夏は自分の言葉の恥ずかしさに悶えているのだが、凸守は偽者が愛の言葉の神聖さに惧れ慄いていると見ている
- ^ 勇太をパパと呼んで周囲を慌てさせる、アニメ版では十花の子供に会いたいとせがむなど、現実と設定の区別がつかない。
- ^ 六花の妄想世界では武器ヴェスタとなり六花の攻撃を受け流し魔弾を撃ち出す。
- ^ 18世紀のイギリスに産まれた少女だが、英語が苦手らしく、日本語でOKとのこと。
- ^ 第1話のノートにこの様に記述されているが、スペルミス。正しくは「.45 magnum」であり、実際のガバメントは通常マグナム弾は使用できない。
- ^ 袖に隠した銃をバネ仕掛けで前進させて掌中に納めるカラクリを仕込む。映画『タクシードライバー』に同様のものが登場する。
- ^ 最初は原子力エンジン(3990cc)を搭載していたが、後にエコを考えてソーラーエネルギーエンジンに換装されたことになっている。
- ^ 京アニショップ!実地店舗では2011年5月24日より先行発売された。
- ^ 旧鎌掛小学校 - 滋賀ロケーションオフィスのWEBサイト内の紹介。
- ^ 湘南の旅・滋賀県エコツーリズムモニターツアーのページで校舎や内部の様子が見られる。尚、通常は建物内は非公開。
- ^ テレビ愛知では括弧内の表記は無し。
- ^ どちらの版を再生するかをメインメニューで切り替える。
- ^ 1話、2話、3・4話のオープニングは差異がある。1話は最初の水平線の描写と、踏切を渡る4人に重なる車の位置が違う。1・2話では菱山駅のペデストリアンデッキを歩く六花が包帯を右腕に巻いている、など。
- ^ 初回は26:35 - 27:05に放送された。
- ^ スカパー! (BS放送)、スカパー!プレミアムサービス、スカパー!プレミアムサービス光にて無料放送。
- ^ 12月16日は選挙実施に伴う特別編成のため、放送時間が25:00 - 25:30に変更
- ^ 2013年4月12日より、金曜 23:30 - 24:00にて再放送中
出典 [編集]
外部リンク [編集]