モントリオール地下鉄
モントリオール地下鉄(英: Montreal Metro、仏: métro de Montréal)は、モントリオール(カナダケベック州)の地下鉄。ゴム車輪式を採用している。
1966年10月に開業。現在、4路線、68駅で営業中であり、北中米の地下鉄としてはニューヨーク地下鉄、メキシコシティ地下鉄に次ぐ利用客数を誇る。
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[編集] 路線
4本の路線は、それぞれ番号とシンボルカラーが与えられている。
最も混雑する路線は1号線(グリーン) で、逆はブルーライン。
最も長い路線は2号線(オレンジ)で総延長は30km。
最も短いのは4号線(イエロー)で、たったの3駅である。これは、モントリオール万国博覧会のために造られた路線だからである。
最も新しい路線は5号線(ブルー)で1986年に開通した。
3号線は中止されていて、建設される予定はない。
| 番号 | 路線色 | 営業区間 | 開業 | 営業距離 | 駅数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | グリーン | Angrignon ↔ Honoré-Beaugrand | 1966 | 22.1 km | 27 |
| 2 | オレンジ | Côte-Vertu ↔ Montmorency | 1966 | 30.0 km | 31 |
| 4 | イエロー | Berri-UQAM ↔ Longueuil–Université-de-Sherbrooke | 1967 | 4.25 km | 3 |
| 5 | ブルー | Snowdon ↔ Saint-Michel | 1986 | 9.7 km | 12 |
[編集] 歴史
1962年5月にモントリオール万博に向けて建設が始まった。計画は1910年に遡る。[1]1966年10月に1号線と2号線で開業し、1967年4月 には4号線がモントリオール万博に合わせて開通。1986年6月には5号線が開通。
延伸計画は財政問題の為、1990年以降中断していたが、2002年、2号線に3駅の延伸工事が開始され、2007年4月には新たに3駅が延伸開通した。現在、4号線や5号線の延伸などが計画されている。
[編集] 駅舎
マイナス30度にもなる寒冷な気候の影響で、全駅が地下駅であり、外気とは完全に遮断されている。駅舎はすべてがそれぞれ別の建築家によるデザインで、ステンドグラスや彫刻、壁画などを取り入れるなど芸術性を重視して設計されている。また、天井が高い駅が多く、太陽光が間接的に地下空間に入るように地下空間が広く設計されている駅が多い。ヴィクトリア広場駅(Square Victoria)の入口のデザインはパリ地下鉄を模した駅舎となっているが、これはパリ市より寄贈されたものである。
[編集] 車両
モントリオール地下鉄の759型車はゴム車輪式である。第3軌条から集電している。計画された1960年代初頭において寒冷気候の地域での地下鉄のゴム車輪の使用は前例がなかった。
パリの地下鉄に使用されていたMP 59(鉄道車両)を使用した。
2012年を目途に新車両が導入される予定である。
[編集] デザイン
モントリオール地下鉄はLAHT (高張力鋼)で出来ている。各車両は160人乗りである。
各車両には2基の台車がある。それぞれの台車には4輪がついている。4基の直流モーターで差動歯車を介して駆動される。電磁回生ブレーキを装備している。10km/hまで減速時に作動する。
ゴム車輪による走行は静粛で振動を抑える効果があり、急勾配、急曲線にも対応できる。急勾配は6.5%まで登坂可能である。一方、ゴム車輪は鉄車輪に比べ寿命が短く交換が必要で鉄車輪に比べ、転がり抵抗が大きい為、消費電力も多い。
[編集] 脚注
- ^ “An underground railway project since 1910”. STM. 2007年6月11日閲覧。
[編集] 外部リンク