ミルトン・キーンズ

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ミルトン・キーンズ
イングランドの旗

Milton Keynes
MK Montage.jpg
座標 : 北緯52度2分19秒 西経0度45分25秒 / 北緯52.03861度 西経0.75694度 / 52.03861; -0.75694
行政
イギリス
 国 イングランド
 地域 イースト・オブ・イングランド
 カウンティ バッキンガムシャー
 タウン ミルトン・キーンズ
イングランドの旗
地理
面積  
  タウン 89km2
人口
人口 (2008現在)
  タウン 195,687人
    人口密度   2,199人/km2

ミルトン・キーンズ(Milton Keynes)はロンドンの北西約80キロ、オックスフォードケンブリッジのほぼ中間の丘陵地にあるタウン。「ミルトン・ケインズ」と表記されることもある。1967年にニュータウンとして指定され、開発が進められてきている。

歴史[編集]

1946年のニュータウン法により、ロンドンの過密対策として周辺に複数のニュータウンが建設されたが、その後の検討で、これらニュータウンがその周辺地域の発展に貢献していることが明らかとなった。そこで、カウンターマグネット論により、ロンドンに対抗し得る大規模な開発拠点として、ミルトン・キーンズが計画された。

カウンターマグネット論とは、ロンドンから一定程度離れた場所に、ロンドンに対抗し得る大規模な開発拠点を設置することで、イングランド東南部におけるロンドンの支配力を和らげて集中を緩和し、多核都市圏を目ざそうという考え方である。そこで、ロンドンとバーミンガムの中間にあり、高速道路、鉄道と運河の便がいいこの場所が選ばれ、新都市が建設されることとなった。

指定時に、この地域には約4万人が居住していた。ニュータウンの指定を受け、人口25万人を目ざして開発が実施されることとなった。同じ趣旨により、1967年にピーターバラ、1968年にノーザンプトンがニュータウン法による指定を受けている[1]

都市開発[編集]

ショッピングセンターの中庭

大規模な新都市の設計は、世界の建築・都市計画家の関心を集めた。都市全体の特徴は、約1キロ間隔で幹線道路が設置されたグリッドシステムにあり、広幅員の幹線道路が走り、交差点は大規模なロータリーになっている。

中央駅からショッピングセンターまでが都心部で、ここにはオフィスが建設され、工業地区にも多数の企業が進出してきており、職住近接を実践している。ショッピングセンターはハーフミラー・ガラスを外壁に使用した大規模建物で、市民が憩える中庭も設置されている。

自動車の使用を前提とした大規模開発であるが、既存の農村集落をそのまま取り込んでおり、運河が住宅地まで入り込む街区や、多数の里山的公園等で、伝統的地域環境を保全していることも特徴である。

姉妹都市[編集]

出身人物[編集]

脚注[編集]

  1. ^ この両都市の場合は、指定時にミルトン・キーンズより大規模な都市集積がすでに形成されており(ピーターバラは8万人、ノーザンプトンは13万人)、ニュータウンというより既存都市の大規模拡張に近い。

参考文献[編集]

  • 近藤茂夫『イギリスのニュータウン開発』至誠堂、1971年

外部リンク[編集]