ボノボ
| ボノボ | ||||||||||||||||||||||||
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ボノボ Pan paniscus
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| 保全状況評価[a 1][a 2] | ||||||||||||||||||||||||
| ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Pan paniscus Schwartz, 1929 | ||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ボノボ | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Bonobo Pygmy chimpanzee |
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ボノボ(Pan paniscus)は、動物界脊索動物門哺乳綱サル目(霊長目)ヒト科チンパンジー属に分類されるサル。以前はピグミーチンパンジーと呼ばれた。
目次 |
[編集] 分布
[編集] 形態
体長オス73-83センチメートル、メス70-76センチメートル[2]。体重オス39キログラム、メス31キログラム[2]。体型は細い[1][2]。頭部の体毛は中央部で左右に分かれる[2]。側頭部の体毛が直立し、外観では耳介が不明瞭[1][2]。
メスは発情すると性皮が膨張しピンク色になる[2]。
[編集] 生態
低地にある熱帯雨林に生息する[2]。樹上棲だが、前肢の指関節外側を接地して地表を四足歩行(ナックルウォーク)することもある[2]。昼行性で、夜間になると樹上に日ごとに違う寝床を作って休む[2]。22-58平方キロメートルの行動圏内で生活し、1日あたり1.2-2.4キロメートルを移動する[2]。複数頭の異性が含まれる50-120頭の群れを形成して生活するが、複数頭の異性が含まれる6-15頭の群れに分散することが多い[2]。父系社会でオスは産まれた群れに留まるが、メスは思春期を迎えると別の群れに移動する[2]。個体間で緊張が高まると擬似的な交尾行動、オス同士で尻をつけあう、メス同士で性皮をこすりつけあうなどの行動により緊張をほぐす[2]。
食性は雑食で、植物の葉、芽、蜂蜜、昆虫、ミミズ、小型爬虫類、小型哺乳類などを食べる[2]。
授乳期間は4年。生後8-11年で思春期を迎え、生後14年で初産を迎える[2]。寿命は40年と考えられている[2]。
人間だけが行うと考えられていた正常位での性行動をボノボも行うことが発見されている。チンパンジーよりも直立二足歩行が得意で、食物を運ぶときなどに数十メートル二足で歩くことがある[脚注 1]。チンパンジーとは異なりボノボ同士の闘争はほとんど観察されていないため平和的な動物であると考えられることが多いが、雑食性で小動物や他種のサルを狩ることもある[脚注 2]。
野生のボノボ研究は、保護を目的とした生態学的な研究が行われている。しかし加納隆至が調査をはじめたコンゴ民主共和国(旧ザイール)の赤道州ワンバでは、直接観察による多様な研究が行われている。内戦の影響で調査が中断することもあったが、現在でも黒田末寿、古市剛史、伊谷原一らによって、20年以上にわたる長期研究が続けられている。
ボノボは動物園での飼育も行われているが、野生に比べると毛の抜け落ちたボノボが多い。原因は健康状態やストレスによるものと考えられている。
[編集] 知性
本種の知性はチンパンジーよりも高いと考えられているが、野生での道具使用は報告されていない。2000年2月13日に放送された、『カンジとパンバニーシャ 天才ザルが見せた驚異の記録』(NHK総合)ではボノボに言葉を教えるプロジェクトが米ジョージア州立大学言語研究所のスー・サベージ・ランボー博士らにより行われており、カンジと、その妹のパンバニーシャという2頭のボノボは英語を文法もふくめ理解することが確認された。 プロジェクトで飼育したボノボは以下の事を自ら、若しくは人間に声のみによる指示を受け行う。
「パックマン」のルール上では、普段はパックマンが敵に触れるとアウトになってしまうのに対し、「パワーエサ」と呼ばれるアイテムを取ってから一定時間の間は敵に触れることでボーナス点を取ることができる。つまり条件によって自分と敵との強弱の立場が逆転する。ボノボはこの複雑なルールを理解し、普段は敵から逃げ、パワーエサを取ってから一定時間敵を追いかけることができる。
[編集] 人間との関係
種小名paniscusは属名と同義で、ギリシャ神話の神パンに由来する[1]。
生息地では食用とされることもある。例外的にワンバ地区では食用とすることが禁忌されていたため、保護区に指定された[2]。
開発や内戦による生息地の破壊、食用の狩猟などにより生息数は減少している[2]。
本種は1928年に初めて発見された。興味深いことに発見地は生息地であるアフリカではなく、ヨーロッパであった。ドイツ人の動物学者エルンスト・シュヴァルツ(Ernst Schwarz)が、ブリュッセル近郊テルヴューレン(Tervuren)にあるベルギー領コンゴ博物館(現在の王立中央アフリカ博物館)のチンパンジー標本を比較していた際に、これが従来のチンパンジーとは異なる新種であることを発見した。
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ^ CITES homepage
- ^ The IUCN Red List of Threatened Species
- Fruth, B., Benishay, J.M., Bila-Isia, I., Coxe, S., Dupain, J., Furuichi, T., Hart, J., Hart, T., Hashimoto, C., Hohmann, G., Hurley, M., Ilambu, O., Mulavwa, M., Ndunda, M., Omasombo, V., Reinartz, G., Scherlis, J., Steel, L. & Thompson, J. 2008. Pan paniscus. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4.