デニス・ハスタート

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デニス・ハスタート
Dennis Hastert
Dennis Hastert.jpg
生年月日 1942年1月2日(72歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国イリノイ州オーロラ
出身校 ホイートン大学
北イリノイ大学
現職 高校教師
所属政党 共和党
配偶者 ジーン・カール

アメリカ合衆国下院議長
任期 1999年1月6日 - 2007年1月3日
元首 ビル・クリントン
ジョージ・W・ブッシュ

アメリカ合衆国下院議員
イリノイ州第14区選出
任期 1987年1月6日 - 2007年11月26日
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ジョン・デニス “デニー” ハスタート英語: John Dennis "Denny" Hastert, 1942年1月2日 - )は、アメリカ合衆国政治家共和党に所属し、1987年から連邦下院議員を務め、下院議長も務めた。イリノイ州出身のルクセンブルク系米国人で、宗教メソジスト。ジャン夫人との間に2人の子供がいる。

経歴[編集]

生い立ちと初期の経歴[編集]

1942年イリノイ州オーロラにおいて、3人兄弟の長男として誕生した。父親は料理人だった。長じて北イリノイ大学で学んだ後、一時期日本に滞在し、大阪YMCAで英語教師をつとめた。そのため日本語には堪能で、拉致問題解決を訴えるために2003年家族会横田滋代表夫妻らが訪米した際には、「ようこそいらっしゃいました」と日本語で挨拶を行っている。

政界への進出[編集]

日本から帰国後、1980年には共和党から地元・イリノイ州の下院選に出馬するも落選した。2年後の1982年に、選挙区を替え再び立候補し雪辱を果たした。ハスタートは州議を1986年まで2期つとめた。

アメリカ合衆国下院議員[編集]

1986年イリノイ州第14選挙区から国政への進出を試みた。激戦を制し、その後は連戦連勝で2007年11月まで通産11期・20年間下院議員をつとめた。1995年から1999年までは共和党の下院副院内幹事をつとめた。

下院議長[編集]

ハスタートにとってターニングポイントとなったのが1998年中間選挙敗北後の混乱収拾であった。同年11月の選挙で議席を減少させた責任を巡り、当時のニュート・ギングリッチ下院議長の道義的責任を追及する声が党内で噴出した。ギングリッチは1994年の同選挙で共和党を歴史的大勝に導いた功労者ではあったが、強引な政治手法や当時のビル・クリントン大統領に対する個人攻撃で非難を浴びており同選挙での敗北へとつながった。それを受け、ギングリッチは議長を退任・議員辞職に追い込まれた。

2003年、下院議長在任時のデニス・ハスタート。ブッシュ大統領の右手後方に見える。

後任の下院議長として浮上したのは、党内保守派でボブ・リビングストンだった。だがこの人事は、リビングストンの愛人問題、それも複数の愛人関係の発覚で白紙に戻った。共和党は、当時クリントン大統領のモニカ・ルインスキースキャンダルを激しく批判していた経緯があり、三権の長が同等のスキャンダルを抱えていたのでは話にもならなかった。また、選挙戦終盤でヘンリー・ハイドダン・バートンといった大御所にも愛人・隠し子問題が浮上した。共和党としてはすぐさまリビングストンの首を差し出す必要に迫られていた。リビングストンは議長の座を目前で逃しただけでなく、議員辞職に追い込まれ政界からの引退を余儀なくされた。すったもんだの末に浮上したのがハスタートであった。ハスタートはこの危機を見事に収拾。以降、2007年1月まで4期8年つとめた。

本来は、3期限りで下院議長を退くことが本意だったとされるが、ジョージ・ブッシュ大統領が慰留し、4期までつとめた。その際には退任するハワード・ベーカーの後任・駐日大使としてハスタートの名が挙がった。在任中は、2度の大型減税や愛国者法アフガン戦争イラク戦争を巡り与野党間の調整役として辣腕を振るった。

現在[編集]

2008年アメリカ合衆国大統領選挙では、第70代マサチューセッツ州知事ミット・ロムニーを支持していた。また、2007年11月限りで下院議員の職を退いた。

外部リンク[編集]

議会
先代:
ジョン・E・グロットバーグ
イリノイ州選出下院議員
イリノイ州第14選挙区

1987年1月6日 – 2007年11月26日
次代:
ビル・フォスター
公職
先代:
ニュート・ギングリッチ
アメリカ合衆国下院議長
1999年1月6日 – 2003年1月3日;
2003年1月7日 – 2005年1月3日;
2005年1月3日 – 2007年1月3日
次代:
ナンシー・ペロシ
党職
先代:
ロバート・スミス・ウォーカー
下院共和党院内副幹事
1995 – 1999
次代:
ロイ・ブラント